こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は消防士の年収をテーマに取り上げます。
総務省の統計に基づいて、
- 消防士の団体ごと(全団体トータル、東京消防庁、市、町村など)の推計年収
- 手取り年収
- 学歴(高卒vs大卒)による給料比較
を行いましたのでぜひご覧ください。
消防士の推計年収(団体ごと)
統計に基づく消防士の推計年収
消防士も含めた地方公務員の給料については、総務省が「地方公務員給与実態調査」を実施しており、細かくデータが公開されています。
この統計に基づき算出した全体および団体ごとの推計年収は以下のとおりです。
消防士(全団体トータル)の平均年収(平均年齢38.3歳)
約623万円(うちボーナス143万円)
東京消防庁の平均年収
約735万円(うちボーナス165万円)
市区町村組合消防士の平均年収
約608万円(うちボーナス140万円)
指定都市消防士の平均年収
約674万円(うちボーナス152万円)
市消防士の平均年収
約609万円(うちボーナス141万円)
町村消防士の平均年収
約564万円(うちボーナス132万円)
一部事務組合消防士の平均年収
約572万円(うちボーナス133万円)
<参考>
一般行政職地方公務員(全団体トータル)の平均年収(年齢42.3歳)
約645万円(うちボーナス156万円)
以上の通り、東京消防庁(東京都)と指定都市が高く、若干開いて市があり、また開いて町村という感じです。
これは消防士に限らず公務員全体の傾向と同じですね。
なお、参考として記載した、一般的な事務を担う行政職員の平均年収に比べると、消防士のほうが若干低い(△22万円)のですが、消防士は平均年齢が4歳若いです。
年齢差を考えれば、実質的には同等もしくは消防士のほうが年収あ高いと言えます。
消防士の手取り年収
消防士の平均手取り年収は480万円程度
上で算出した年収はあくまで税引き前の額ですので、ここから年金、健康保険、所得税、住民税などが差っ引かれます。
623万円という全団体平均の年収をベースにざっくり算出すると、消防士の手取り年収は以下です。
消防士の手取り年収(全団体平均、年齢38.3歳時)
約484万円
高卒・大卒の年収比較について
正直、高卒も大卒もあんまり変わらない
次に、高卒と大卒の年収比較を行ってみます。
総務省の調査では、消防士の給料を年齢別・学歴別に比較できるデータは無いのですが、一般行政職にはそうしたデータが存在します。
同データに基づき、独自に計算を行って算出した消防士の学歴ごとの年収は以下の通りです。
大卒消防士(全団体トータル)平均年収 約633万円(38.3歳)
高卒消防士(全団体トータル)平均年収 約613万円(38.3歳)
まあ、そんなに変わらないですよね。(20万は大きい!と言われればそれはそうなのですが・・・)
大幹部まで出世するかどうかという点においては学歴が影響するケースも多いですが(例えば、僕がいた県庁の部長は全員大卒でした)、平均年収目線で見れば、学歴による給料の差はそこまで大きくないというのが公務員の特徴です。
→なお、例えば市町村の消防士の場合、高卒でもトップクラスの幹部の方もいそうなイメージがあります(あくまで個人的な感覚ですが)
手取りも当然そんなに変わらない
一応手取り年収も算出しますと以下の通りです。
大卒消防士(全団体トータル)手取り年収 約491万円
高卒消防士(全団体トータル)手取り年収 約477万円
平均年収自体がそんなに変わらないので、当然手取り年収もそんなに変わりません。
「もうちょっと稼ぎたい!」とか「消防士になりたい!」と思ったら
ここまで消防士のお給料データについて書いてきましたが、「もうちょっと稼ぎたい!」と思った現役消防士の方や、「消防士いいな〜、なりたいな〜」と思った方向けに関連記事を紹介します。
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激務や給料に不満があり、転職を考えている消防士の方におすすめです。
消防士の給料めっちゃおいしい、ぜひなりたい!と思ったら
消防士になりたい方は、以下の公務員試験対策や公務員予備校比較記事をご覧ください。
また、社会人から消防士を目指す方の場合、以下の記事がおすすめです。
まとめ
- 消防士の平均年収は38歳で約620万円(平成28年)
- 手取り年収は約480万円
- 学歴ごとに年収を推計すると、大卒が約630万円、高卒が約610万円
- 学歴ごとの手取り年収は、大卒が約490万円、高卒が約480万円
以上です。
感想としては、かなり一般行政職の公務員に近い年収だなということを感じました。
なお、僕は一般行政職の元地方公務員(県庁職員)ですが、以下の記事では、僕が32歳で退職するまでに築いた資産(家を建てたことなど)について細かく書いています。
消防士も一般行政職員もほぼ同じような給料という点を踏まえれば、特に若い方にとっては参考になる部分も多いかと思いますので、興味があればぜひこちらもご覧ください。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>消防士の記事まとめ(退職金・生涯年収、離職率など)はこちらです