こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、公務員試験科目と全く関係がない学部出身で、ほぼ0の状態から勉強を始めた僕が、どのようにして県庁の2位合格にたどり着いたのかという点について、以下で詳しく書いていきます。
公務員試験勉強開始時の僕のスペックについて
私大文系学部出身。専門試験知識0、教養もほぼ0
僕の公務員試験に関する実績ですが、国家公務員1種行政区分の1次試験に合格、県庁には2位で合格しています。(予備校の模試では関東2位を取りました)
↓国家1種の1次合格通知(2次は辞退)
大学は某私大の文系学部出身ですが、法学部や経済学部でもなく、公務員試験の専門試験に関する知識は完全に0でした。
また、教養試験に関して言えば、とにかく高校の時に勉強をしなかったのでほぼ0です。
なお、大学受験の際に使った世界史と英語の知識はほぼ忘れてました。
しかも大学は楽に単位を取れそうな授業ばかり選定し、ほとんど授業にも出ない堕落学生でしたので、勉強の習慣も大学受験時から完全に失われていました。
ということで、勉強を開始した時点の学力としては非常に低いレベルからのスタートでした。
STEP1 まず何から始めたのか?
ネットで情報収集をするも頭が混乱
自分のレベルが低いことは自覚していましたので、少し早め(大学2年の後半くらい)に情報収集をスタートしました。
まずはネットで色々なサイトを見て回ったのですが、情報があまりにも多く複雑すぎて頭が混乱し、絶望しました(笑)
理解できたのはとにかく科目が多いということくらいです。
昔のことですし、情報の充実度も今とは違いましたね。
全体像把握のため「学習スタートブック」を購入
ネットだと情報の信ぴょう性もどうなのかという点があったので、試験の全体像を押さえるため「受験ジャーナル学習スタートブック」を購入しました。
配点やスケジュールを押さえる上でこの本はとても役に立ちました。
公務員試験を受ける方は、持っておいて間違いなく損はないです。
なお、公務員試験の1次対策(対策というより、ただ配点とスケジュールを見ただけですが)として買った本はこれだけです。
※面接対策として別途1冊だけ購入しましたが、とりあえずここでは省略します。
めんどくさいので、予備校に通うことに決める
ここまでの情報収集で、要は科目が多くて凄くめんどくさいということが明らかになりました。
当時も独学者のサイトはありましたし、科目ごとに最適な参考書や問題集を選んで・・・みたいなことは出来たと思いますが、個人的に、科目ごとに色んな参考書や問題集を組み合わせて、細かく勉強法の戦略を立てて・・・みたいなのが嫌いなんですね。
いや、参考書も問題集も1社だけでいいでしょ、もっとシンプルでいいじゃんっていう。
予備校に行けばテキストと問題集は統一されるし、専門科目の予備知識が全くないため、先に講義を聞いてから問題集を解くスタイルのほうがいいだろうと判断し、予備校に通うことにしました。
逆に、細かく戦略を立てるのが好きな方は独学向きだと思います。
↓なお、大手予備校の費用や特徴比較などはこちらの記事にまとめています。
STEP2 公務員予備校に通い始める
僕はLECを選んだ
予備校はLECを選びました。
LEC池袋校に、大学3年の4月から通いました(→県庁試験までの勉強期間は1年と3ヶ月ほど)。
なぜLECなのかと言えば、各予備校のパンフレットを見比べて直感で決めました。(→以下で解説していますが、非常にオススメの選び方です)
費用は親から出してもらいました。(30万円ちょっとの地方上級スタンダードコースです)
地方上級スタンダードコースのDVD通学講座をチョイス
僕は生講義ではなく、DVDの通学講義を取りました。
予備校の受付でDVDを借り、個別ブースで講義を受けるタイプのものです。
なぜDVD講義にしたかと言えば、一人で勉強するほうが個人的に好きであること、再生スピード調節が出来たり、巻き戻して聞いたり出来ることにメリットを感じたことからです。
結果的に、このやり方は自分に合っていました。
もちろん、生講義のほうが良い方もいるでしょう。
要は、自分の特性に合った方法を選ぶべきだということです。
テキストと問題集が統一された!
当然ですが、やるべきものはLECのテキストと問題集に統一されました。
シンプルを求める僕にとって、これは非常に良かったです。
本棚にずらっと並べても同じ種類だと気持ちいいもんです。
STEP3 1次試験合格までの勉強の流れ
予備校に通って講義を受け、該当部分の問題集を復習
基本的にほぼ毎日予備校に通い、講義を受けたら該当部分の問題集を解き、解き終わったら次の講義を受けるという流れでやっていました。
具体的には、最初は憲法から勉強を始め、行政法・民法・経済原論・数的処理という特に配点の高い5科目からまず片付けました。
(この5科目を最初に潰すのがベストです)
それら主要科目が終わった後、政治学・刑法・労働法・経営学といった他の専門科目や、各種教養科目などを自分の好きな順番で学びました。
徹底的に問題集を繰り返す
上で書いた勉強のやり方だと、ある科目(憲法なら憲法)の講義が終了した時点でその問題集を1周していることになります。
その後はテキストを見直すことはせず、2周目からは問題集のみを繰り返しました。
特に、主要5科目については最低3回は繰り返すと決めて実行しました。
→実際には、スタートが4月ということで少し早かったこともあり、5〜6回くらいは繰り返すことができました。(全然そんなにやる必要なかったですが笑)
主要科目以外の他の科目は、配点に応じて対応した(1回しか解かなかったものもあれば、2回のものもある)感じです。
ただ、3回やれば普通は全く迷わずに解けるようになるはずです。
【成果】国家1種の1次と県庁の1次を高得点で突破
- 講義を聞いて問題集を解く。
- 講義が終わったらひたすら問題集を繰り返す。
ひどくシンプルですが、これだけをやり続けました。
結果的に、腕試しのつもりで受けた国家1種の1次試験は合格最低点を大幅に上回って合格できましたし、県庁の1次も余裕で突破できました。
STEP4 面接対策は1次試験が終わってからで十分
県庁の面接試験対策は1次試験が終わってから始めました。
それまでは何もやっていません。
それで十分ですし、まずは1次に合格することを最優先事項として大丈夫です。
なお、面接対策については以下の2点を徹底して実践すれば間違いなく合格ラインの得点は取れます。
おわりに
以上、僕が公務員試験に合格するまでの流れでした。
一番のポイントは、自分の特性に合った勉強法をチョイスすることが大切だということです。
公務員試験対策の王道は問題集を繰り返すことに尽きます。
尽きるのですが、その手段として、
- どのような問題集を選ぶのか(一つにまとめたいのか、それぞれ最適と思われるものを組み合わせたいのか)
- 問題集を解きながら内容を理解したいのか
- まずはテキストで中身を理解してから問題集を解きたいか
など、人によって好みがあります。
どれが最善かというのは、その人の性格や気質に依存します。
なぜなら、どのやり方でも合格者は存在するからです。
今回の記事を参考に、まずは自分の特性を見極めることをオススメします。
その上で、予備校にするのか独学にするのか、予備校ならどの予備校にするのか、独学ならどういう独学のやり方を参考にするのかを決めていきましょう。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>当ブログの公務員試験対策(筆記・面接)をまとめた記事はこちらです。