公務員試験の面接対策

公務員の面接合格には模擬面接による練習が絶対!本をいくら読んでも無駄。

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は公務員試験の面接対策(模擬面接)がテーマです。

 

以前、面接の秘策(実際に僕が実践して高得点を取った対策)として、現場で話を聞くことについて書きました。

関連記事公務員試験の面接対策!大幅加点間違い無しの簡単にできる秘策とは?

 

上の記事は面接対策における「プラスα」の話であり、面接の「ベースの力」をつけるために最も重要なのは、今回お話をする模擬面接(実際の面接練習)です。

 

まずは勉強からと考えがちの人ほどぜひご覧になっていただきたいと思います。

いくら理論を学んだところで面接は絶対に上達しません。




公務員の面接試験において模擬面接は超重要!

面接を繰り返せば、面接は上手くなるし自信もつく

筆記試験に受かるための方法は問題集を繰り返し解くことです。

それでは、面接試験に受かるための方法は何かと言うと、繰り返し面接を受けることです。

 

模擬面接を受ける→試験官役の方からいただいた指摘を素直に聞く→自分の頭でどうすればより良くなるかを考える(本など理論的なものも学んでみる)→再度模擬面接を受ける

 

このプロセスを繰り返す中で、話す内容が確実にブラッシュアップされていきます。

 

そして、面接そのものに慣れることで自信もついてきます。

面接においては、話す中身ももちろんそうですが、それ以上に自信が重要です。

自信を持って堂々としているだけで、第一印象を含めた全体の印象が間違いなく良くなります。

 

自信は、何度も面接を繰り返すことでしか付きません。

 

大げさではなく、面接対策本を読むことの100倍以上、模擬面接のほうが重要だし効果的です。

学ぶなら、まずやってみてから学ぶというスタンスを忘れないようにしましょう!

 

バイトの面接すら受けたことがない僕でも、模擬面接を繰り返したことで80%以上の得点を確保

まず、僕は県庁単願(民間は受けず、国家1・2種は2次辞退)でしたし、就職に関するまともな面接というものを県庁の2次試験まで受けたことがありませんでした。

大学の時にやっていたバイトも日雇いみたいなのが多かったですし、本当に面接らしい面接というのをやった記憶がありません。

 

このような面接ど素人でしたが、結果的には計2回の面接で80%を超える得点を獲得できました。(詳細得点はプロフィール参照)

 

高得点が取れた要因としては、興味のある課にアポを取って話を聞くという+αの秘策を行なったこともそうですが、それ以上に、何度も何度も模擬面接を繰り返すことによって面接のベーシックな能力を鍛えたことが非常に大きかったと考えています。

 

そんな僕がやった模擬面接は以下の2種類です。

  • 公務員予備校で模擬面接を受ける(4〜5回)
  • 民間に合格した友人に模擬面接をしてもらう(3回程度

 

それぞれ以下で詳しく解説していきます。




僕がやった2種類の模擬面接について

【その1】公務員予備校での模擬面接

模擬面接といえば、こちらをイメージする方が多いのではないでしょうか。

 

僕はLECに通っていたのですが、受講していた地方上級対策コースの中に、本格的な模擬面接(ドアを開けての入場から退場まで全ての流れを体験出来る)が含まれていたのでそれを受けたのと、別途個別に1回5000円くらいのお金を払い、講師と1対1で模擬面接を行うことができたので、そちらも数回受講しました。

補足

現在LECでは、コース講座を受講していれば無料で何回も「リアル面接シュミレーション(要は模擬面接)」が受けられます。(その他TACや大原といった予備校も同様)

 

LECに限らず、多くの大手予備校が面接講座(座学講座や模擬面接)を設けています。

どこで受けてもいいと思いますが、ダントツで重要なのは、「模擬面接」を受講することです。

 

何よりも面接を繰り返すことが重要なので、座学(面接の心構えとか、自己分析の手法とか)にあまり多くの時間を割いても正直あまり意味が無いというのが僕の意見です。

自己分析だとか、その他心構え的な部分などについては、何か1冊面接対策本を読めば十分だと思います。

 

そもそも、自己分析だとかマナーがボロボロなら、模擬面接の中で指摘してもらえます。

指摘されたら直せばいいだけです。

最初から完璧にしようとすると時間ばかりかかってしまいます。

 

僕自身も、まずは一回やってみるかくらいのノリで、一番最初の模擬面接には何も対策をしていない状態で突撃した記憶があります。

ノックのやり方とかすら怪しかったですよ(笑)

しかし、一度恥をかくことで得られるものはめちゃくちゃ大きいです。(講評の言葉や内容が体に刻み込まれます)

 

このような強烈な体験が出来るという意味でも、面接の知識ゼロ、もしくはざっと面接本を見て最低限のマナーだけを頭に入れた程度で、さっさと模擬面接を受けてみるというのは非常にオススメの手法です。

事前にみっちり座学で勉強するより、遥かに時間の費用対効果が高いですよ。

 

とにもかくにも、1次試験終了後、出来るだけ早い段階で模擬面接を経験しましょう。

 

なお、独学で1次を突破した人ももちろん、予備校において模擬面接を受けることをオススメします。

 

【その2】難関の民間企業に合格した大学の友人による模擬面接

模擬面接の軸はもちろん予備校でしたが、面接経験は出来るだけ多い方がいいと思い、JRやみずほ銀行、NTTといった一流企業に合格していた友人にも模擬面接を依頼しました。

 

一流企業の合格者に頼んだのは、面接における成功者だからです。

言葉は悪いかもしれませんが、普通の人にコメントをもらっても大して得るものはありません。

 

さすがに難関企業の面接を突破しているだけあって、結構ズバズバと厳しい意見を言ってくれたので、本当にためになりました。

公務員ならではの質問という点ではもちろん予備校の模擬面接には敵いませんが、予備校とは全然違った視点での意見が貰えたりして本当に勉強になりましたね。

 

何より、面接を繰り返す中で慣れという経験値が積めました。




その他の面接力アップのための手法について

民間企業の面接試験を受ける

民間企業の面接試験を受けることは、面接での場慣れに大きな効果があるのは間違いないです。

(もちろん公務員がダメだった場合の滑り止め的な意味合いもあるでしょう)

 

県庁の場合、2回面接を受けるだけで良かったのですが、市役所職員である妻は、最終合格に至るまで計4回の面接を突破しています。

そんな妻は民間(地方銀行)にも内定を貰っていたのですが、妻曰く、民間を受けることによる経験値は非常に大きかったとのことです。

 

また、以前対談をさせていただいた某市役所の方は、某超一流民間企業の面接も突破しており、それに比べると公務員の面接が圧倒的に緩く感じたとお話をしていました。

 

特に市役所は非常に面接を重視する傾向にありますから、市役所受験者は民間併願を前向きに検討するのはアリだと思います。

 

もちろん、メリットばかりでなくデメリットもあります。

 

まず、当然ですがアドバイスが貰えないということ。

さらに、エントリーシートの提出や、企業研究をしたり、志望動機を練ったりしなければなりませんから、そこで一定量の時間を取らざるを得ない(つまり、やるべきことが分散する)ということ。

 

僕が民間を受けなかった理由はこのデメリットを強く感じたからです。

あとは、少し考えが固いかもしれませんが、第一志望でもないところに第一志望のフリをして面接を受けるのは嫌だったというのもあります。

(この辺は個人の考え方次第ですね)

 

他の公務員の面接試験を受ける

地方上級が本命なら、国家公務員の総合職・一般職の2次試験の面接を受けるとか、官庁訪問をやってみるとか、時期の異なる都庁を受けるなどですね。

 

民間企業に比べれば、より本命の試験に近い環境(質問の内容がより近い)で面接を経験することができます。

(僕は民間を受けなかった理由と同様、県に一点集中で行きたかったので、国家1種・2種共に2次試験は辞退しています)

 

ちなみに、あえて僕が「民間」か「本命以外の公務員」のどちらかを併願しなければならないとすれば、より本番に近い雰囲気であろう「本命以外の公務員」の面接を選択します。

リスクとしては、当たり前ですが1次に落ちたら2次は受けられないということですね。

 

まとめ(勉強ではなく、とにかく実践!)

  • 面接試験突破のために必要なのは勉強ではなく、実践を繰り返す(模擬面接を受ける)ことに尽きる
  • 模擬練習を繰り返す中で、話す内容が練られ、態度に自信もついてくる
  • 模擬面接は、お金を払って公務員予備校でやるのがベスト
  • 民間企業や他公務員試験の面接試験を受けるのもアリ

以上です。

 

「実践しながら勉強する」

これを徹底しましょう。

 

筆記と同じ考え方のまま、本などで理論を学ぶことばかり重視すると、間違いなく合格から遠のいていきます。

 

そのためには、1次が終わったらさっさと模擬面接を受けるという行動に移せるか、この点が一つポイントになりますね。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>模擬面接でベーシックな力を鍛えることとあわせ、以下の秘策で合格を決めましょう!