こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は公務員の面接試験対策がテーマです。
「面接で失敗する人」はどういう人なのかに触れながら、それでは受かるためにどうすればいいのか、具体的なやり方を解説しています。
本記事の内容
- 公務員の面接試験で失敗する人は?【2パターン】
- 上位20%に入って確実に合格するための2つの必勝法
なお、僕自身は県庁の面接試験で高得点を獲得(面接1回目88.2%、2回目79.0%の得点率)し、2位で最終合格していますので、この辺が記事信頼性の担保になるかと思います。
公務員の面接試験で失敗する人は?
失敗する人その1:論外レベルの人
まず面接で必ず失敗するレベル(下位20%クラス)の人のケースを書いてみます。
- 当たり前のマナーができていない(ノックができない、入る時に「失礼いたします」の一言が言えない)
- 第一印象が悪い(スーツがダボダボ、靴が汚い、ネクタイの結び目がゆるゆる、前髪がやけに長くて目が見えないなど)
- 目線を全く合わせない
- ボソボソと話して聞き取りづらい
- 笑顔が全くない
- こちらの質問に対して毎回ムキになって反論する【感情がコントロールできない】
- 自慢話が多い
- 志望動機がクレイジー(「安定しているから」と面接官に言ってしまう。もちろん心ではそう思っていても言わないですよね)
- 施策を全く知らない(やりたい仕事が答えられない)
テンパりすぎてノックだけ忘れてしまったが、他は完璧だったとかであれば全然受かりますが、上記の項目がいくつも当てはまってしまうようでは話にならないです。
ただ、全然難しい話は書いてないと思います。
普段はどうしても視線が落ちがちという場合でも、模擬面接などを繰り返せば最低限のレベルには引き上げられます。
そして、合格したいならそれくらいのことは当たり前にやってくる人が多いです。
つまり、多くの人が普通に対応してくる部分だから、それすらできていないなら落ちるということです。
シンプルな話ですね。
なお、「印象面には全く自信ないけど、志望動機を完璧に練りこんだから大丈夫だろう」と思って練習もせずに面接に臨めば結果は明らかです。
面接は志望動機で決まるわけではありません。
言外の部分(見た目、印象、声のトーンなど)も含めたトータルのコミュニケーションで決まります。
また、志望動機ややりたい施策の説明以上に、目線や声のトーンなどによる印象面は重要だと思っておいたほうがいいです。
極論、「面接官が一緒に仕事をしたいと思うか、したくないと思うか」で合否が決まります。その判断の際には、志望動機の内容がいくらしっかりしているかということよりも、見た目なども含めた言外のコミュニケーションの部分が大きく影響を及ぼすという点は必ず押さえておきましょう。
そんなわけで、上に書いたような点は確実に押さえておく必要がありますが、多くの人もクリアして面接に臨んでくるため、勝負を分けるポイントではありません。
失敗する人その2:ごく普通の対策をしている人
先ほど書いたような最低限の部分をクリアできれば「普通」のラインに入ってきます。
ちなみに、公務員試験、仕事のできる人の構成割合、儲かる会社の割合など、何事においても「上位・中位・下位の人数割合」は概ね同じです。(パレートの法則と言います)
上位が2割・中位が6割・下位が2割です。
つまり普通のラインというのはこの6割の部分に入ります。(つまり上位21%〜80%)
ここで面接の倍率の部分に目を当ててみますと、例えば地方上級試験の場合なら、筆記合格者の半分程度が面接で落ちます(平均的な傾向として)。
そうなると、筆記+面接の得点で上位50%以内に入るべきということになります。
しかし、中位グループの人たちはおこなう対策も似ています。
例えば、面接本や模擬面接などを通して、基本的なマナーを身につけ、志望動機を作り込んだ上で試験を受けます。
そのため、本質的に非常に差がつきにくいグループです。(一方で、上位21%〜80%に当たると書いた通り人数は最も多い)
では勝負はどうなるかと言えば、非常に危ういバランスの中で決まってくることになります。
例えば、
- 試験官との相性
- 見た目(心理学的にも見た目が良いと有利→優秀だとみなされるというデータが存在しています)
- 筆記の点数が若干良くてギリギリ逃げ切る
などです。
筆記で稼いでおいて、面接は普通にこなして逃げ切るという策もないことはないですが、面接の配点は筆記の2倍以上というところもザラなので、むしろ「試験官の相性」みたいな運的な要素のほうが合否には大きな影響を及ぼすということです。
上位20%を目指せ!
こう聞くと、勉強を頑張っている人はすごく怖いとか不安になると思います。
結局「相性」みたいなところが大きな要因になってしまうのだとすれば、こんなに勉強頑張ってるのって一体なんなんだろう、、、と。
しかし大丈夫です。
上位が2割・中位が6割・下位が2割と書きましたが、面接で上位2割を狙った対策をおこなえばいい。
そうすれば受かります。
筆記で点数を取っていればなおさら合格可能性は高くなりますし、仮に筆記はギリギリで突破した場合でも、面接の点数が高い分余裕で逆転できます。
いやいや、みんなそこ(上位)を狙って色々対策してくるんじゃないの?と思うかもしれませんが、全くそんなことありません。
やはり中位の人は普通のことしかやってこないです。
(なお、上位を狙う具体的なやり方は以下で書きますが、要は以下を見ても、実際に実践できる人って少ないんですよ。これはビジネスでも何でもそうなんですが、実際に行動できる人の割合というのは皆さんが思うより圧倒的に少ないです。だから行動できれば勝てます)
上位20%に入るための2つの必勝法
模擬面接とアポ訪問
上位20%に入ればいいというのは分かったけど、その具体的なやり方って何?というのが最も気になるところだと思います。
ということで結論。
- 模擬面接を何度も何度も繰り返す
- アポを取ってヒアリングする
をやってください。
僕が面接で高得点(2回の面接で得点率80%超)を取れた要因と確信している2点の対策です。
なお、具体的なやり方は以下の記事で書いています。
↓模擬面接
↓アポ
記事をよく見てぜひ実践してください。(なお、読者さんも成果を出しているので、こちらも気になれば参考にしてみてください)
- 面接は相手あってのものだから、実践形式の練習を何度も繰り返し、その中での気づきによって軌道修正をする
- 現場がよくわからないから、現場に話を聞きにいってみる(志望動機や熱意アピールに直結する)
凄くシンプルな話です。
シンプルなことですが、結構やらない人が多い。
模擬面接であれば、回数を十分にこなさない。
現場のヒアリングについては行かない人のほうが圧倒的多数です。
本を読んだり、志望動機を考えるために施策を読み込むことに力を入れたりするのも大切ですが、面接で得点を伸ばすための本質は何かといえばそこにはない。
本質的な部分を徹底的に磨くことで、当然のごとく上位に入っていきます。
それ以外で他と差をつけることのできる要素について
上記2つがメインですが、それ以外で差をつけられそうな要素について書いてみます。
- 自己分析の量が圧倒的→つまり何を聞かれても自分の経験や強みと結びつけて答えることができるレベルになっている
→これは先ほどの必勝法2つレベルに重要です。別途以下の記事をご覧になってください。
- インターンシップに参加している(そこから学び取ったことをうまく志望動機に結びつけている)
- イケメンor美女
- 圧倒的な経験を持っている(何かの競技で日本一になったとか、箱根駅伝に出ているとか、自転車で日本一周したとか)
- 筆記の点数がトップ5とかずば抜けている(面接官に良い意味での先入観を与えられる)
イケメン・美女とか、圧倒的な経験とかこの辺はどうにもならないですが、でも有利なのは確かです。
なお、インターンは絶対有利になるので、もし参加可能ならば参加しておきましょう。
人事は、インターン参加で面接で優遇されることは無いと言いますし、実際、インターンに参加していたからそのまま加点されるとかは無いでしょう。
ただ、インターンに参加したといえば熱意が伝わりますので印象面では絶対に有利(結果的に加点要素になる)です。
また、参加(経験)したことで色々志望動機などのネタも説得力があるものが作れます。
まとめ
- マナーや見た目の印象面、志望動機ややりたい施策の作り込みなどの対策をしてようやく普通レベル。これができなければ論外。
- しかし普通レベルの対策をしただけでは、合否は試験官との相性に左右されるケースが多くなるなど運の要素が強くなる。
- 確実な合格を狙うためには上位20%を狙う対策をすること。
- 具体的には2点。「模擬面接の繰り返しの徹底」と「アポを取って現場で話を聞くこと」
以上です。
なんでもそうですが、
成功する人→皆がやっていないことをやる
普通の人→皆がやっていることをやる
という傾向にあります。
真ん中のラインの人数が最も多く、本質的な差がつきにくいというのもここにあります。
皆がやっていることをやっていたのでは、全く優位性がありません。
逆にいえば、皆がやらないが本来やったほうがいいことをやれば、圧倒的な優位を築くことができます。(ただ奇抜なことをやるという意味ではないので悪しからず)
実は県庁時代、採用試験の面接官をしていた方とお話をしたことがありますが、毎年印象に残って忘れない人というのは必ず数名いるそうです。
光栄なことに、僕も覚えているうちの一人だと言っていただきました。
そして、印象に残っている数名以外は例え合格者であっても覚えていないとのことでした。
普通レベルでは運に左右されると書いたのもここにあります。
試験官の立場になればわかると思いますが、何百人と面接をしていれば、ごく普通の話をしている人の印象なんて似たようなものになります。(M-1みたいに10組くらいしか見ないのとは別です)
その中で点数差をつけるとすれば、せいぜい見た目とか口調とか笑顔とかそんなところの比較がいいところでしょう。
しかし、覚えてもらえるほどのインパクトを与えれば、問答無用で勝ちです。
公務員試験の勉強は大変です。
大変だからこそ、面接で落とされるのは凄く悔しいと思います。
であれば、ここまで書いてきたような対策で、圧倒的な成果を残して勝ちきりましょう。
とにかく、実践・行動することです。
頭で分かった気になって受かるほど面接は甘くありません。
面接対策自体は1次が終了してからでも十分間に合いますが、1次が終わったならとにかくガンガン行動して勝利を勝ち取りましょう。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員の面接対策について網羅的にまとめた記事はこちら!
先日、公務員初級の一次試験に合格しました。
2次試験の面接、作文までは8日あります。
現場に行って話を聞こうと思うのですがもし断られた場合は合否に関係するのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
断られてもまず関係しません。
受験生は職場訪問厳禁だと、1次試験の中で案内があれば別でしょうが、そんなところはまずないでしょう。
そういったリスクを気にするくらいであれば、チャレンジしないと間違いなく損です。
ぜひ思い切って一歩踏み出してみてください(^ ^)