こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
なんと、当ブログの読者様で、面接対策のご相談を受けていた方が無事某市役所(中核市)に合格したという大変嬉しい報告をいただきました。
アドバンスの誤字は、合格後すぐご報告をいただいたため、ということで流してください(笑)
→アドバンス=前進ですから間違ってないですけどね。
この読者さんとは、twitterやLINE@でかなり細かくやり取りをさせていただき、絶対に受かってほしいと思っていたので、僕も本当に嬉しいです。
合格おめでとうございます!
今回は読者様の勝因について分析してみたいと思います。
彼女の勝因は圧倒的な行動力
何回も市役所に足を運び、実際に職員から話を聞いた
まず、色々とやり取りをする中で、彼女の合格は間違いないと確信はしていました。
というのも、彼女がこちらのアドバイスに対してとにかく素直であり、またそのアドバイスをきちんと行動に移す圧倒的な行動力を持っていたからです。
何か物事で結果を成し遂げたいのであれば素直であること、実際に行動をすること。
これは絶対必要条件です。
僕も全力でアドバイスをさせていただきましたが、結局はそれを素直に聞いて実行に移したという彼女の力が素晴らしかったのは言うまでもありません。
僕が行った面接対策(志望動機)のアドバイス
実際に市役所に行こう、職員から話を聞こう
以前、某県庁に3位で合格した読者さんの記事を書きましたが、この方へ伝えたことと基本線は同じです。
以下の記事に書いてある通り、実際に職員に会いに行ってお話を聞くことをオススメしました。
彼女はそのアドバイスをしてから数回市役所を訪問、実際に職員の方に声を掛けて色々とお話を伺うなど非常に積極的な行動をとりました。
結果、その辺の話も志望動機に絡めたりしながら、より説得力のある話が展開できたということですね。
何よりも、面接官側からすれば圧倒的な熱意が伝わります。
面接カード(主に志望動機)の内容添削
最初に彼女からご連絡をいただいた理由は、面接カード(特に志望動機の部分)に関して相談に乗ってほしいということからでした。
一番最初に志望動機として書いていた内容は、彼女の強みと絡ませづらい内容であったため、やり取りをする中で志望動機を変更することになりました。
(最初の内容も及第点レベルではありましたが、折角ならより高いレベルのものを伝えていこうという観点での変更です)
色々とお話を伺う中で、彼女が市のある重要施策に興味を持っており、かつその施策が重点的に行われている市内のエリアに対し、彼女自身が前向きな変化を感じているといったお話がありましたので、その点を軸に志望動機を練り直したらどうかといったアドバイスをしました。
具体的には、その施策内容をしっかり勉強した上で、「そのエリアの雰囲気が変わっていて素晴らしいと感じている実感」をお伝えする(つまり市の施策をリアリティを持って持ち上げる)ということが一点。
また、その施策に対してこういったことでかかわりたい、それは自分のこうした「強み」を活かせばこんな貢献ができるからだといった点を突き詰めて考えるようにというのが二点目。
また、実際にそのエリアに行って、出来れば職員の方に施策の内容についてお話を聞いたほうが早いといったアドバイスも行いました。
↓それらのアドバイスに対する彼女のコメント。その素直さが伺えますよね。
またこう言っていただけると何より僕自身が嬉しいです。こちらこそありがとうございました。
とにかく一貫性を持つべし
面接で答えることは全て自分の強みに結びつけられるか?
先ほど「強み」と結びつけましょうというアドバイスをしたと書きましたが、何を聞かれても全て深掘りすれば自分の強みとか特性に持っていけるというのは非常に重要です。
あれをやりたいこれをやりたいとか、県じゃなくて市なのはこういう理由だとか、表面上の美辞麗句を並べるのは簡単です。
しかし、「じゃあ何でそれをやりたいの?」と突っ込まれた時に、ただ興味があるとか、面白そうだとかいうのでは説得力に欠けます。
さらに深掘りして、「何でそう考えるのか」「何でそれをやりたいのか」というところが自分の強みや特性に結びつけられると一貫性が保てます。
一貫性を持っていることは自信につながり、自信は当然印象アップに繋がります。
また、実際に深く突っ込まれても自信を持って回答できるでしょう。
逆に、自分の強みと一切結びつかないような志望動機であれば、それは自分自身の深掘りが出来ていないということになります。
SHOWROOMの社長であり、外資系投資銀行で大活躍された経歴を持つ前田裕二さんが、著書「人生の勝算」の中で自己分析ノートを30冊書いたとおっしゃっていましたが、まさに重要なのはこの自己分析の部分です。
自分が何者なのかがしっかり分かっていれば、こうしたことがやれるし、こうしたことがやりたいというところに一切ブレが無くなります。
そうなれば面接は完全に勝ちです。
当たり前ですが、全ての回答に対して、「〜です。なぜなら僕の強みは〜」と話をしていたら会話になりません。
重要なのは「強み」というところから逆算することで、どんなに深く突っ込まれても回答に一貫性を持たせるようにしておくべしということです。
ご本人からのコメント
何か工夫したこととかありますか?とお伺いしたところ、長文のコメントをいただきました。
想いが凄く伝わるのと、これから公務員試験を受ける方のヒントになる部分も多いと思うので全文掲載します。
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こうした点について、大変参考になる部分が多いと思います。
また、最後のほうに「受かるという気持ちで堂々とできた」ということが書いてありますが、この「自信」こそが面接にとって最も重要なことです。
その手助けになれた部分がいくらかでもあったということなら僕も本当に嬉しいです。
おわりに
最初にも書いた通り、「素直さと行動力」これこそが勝つための秘訣です。
理屈を理解するのは簡単です。
実際に役所に行って、色々と聞いたことを面接で話せば熱意が伝わりそうだというのは誰でも理解できると思います。
しかし、いざ行動に移すとなるとエネルギーが必要です。
理解するだけでなく、「じゃあとりあえずやってみよう!」と行動できるかどうか。
これが出来るか出来ないかで結果には圧倒的な差がつきます。
もちろん、そこまでのことをやらずに合格出来る方もいます。
(むしろ実際に訪問するような人は少数派ですから、やらないで合格するほうが多数派です)
一方、行動して結果を出したという成功体験を一度得ることが出来れば、今後人生のあらゆる場面において、行動することにためらいが無くなります。
これは凄く大きいです。
と言うのも、人生をどんどん良いものにしていくためには行動しかないからです。
一度成功体験を積んでおけば、あらゆる判断の場面で行動をベースに考えることができます。
また、行動の結果が失敗した場合でも、最終的には以前のように必ず成功できるはずだという確信に基づき、軌道修正をしながら行動を継続し続けることができます。
結局は行動を継続できるか否かが成功と失敗の分かれ道であり、行動を続けられれば絶対に成功します。
今回の読者さんは、合格に向けて色々な行動をしたことで、公務員試験の合格という結果だけでなく、今後の人生において大きなプラスになる経験を得たのは間違いないと思います。
最後に、今回ご報告を寄せてくれた読者様へ。
改めまして、合格おめでとうございます!
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員の面接対策についてまとめた記事はこちらです。