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公務員の給料は安いか高いか?元県庁職員が資産状況をぶっちゃける!

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は公務員の給料ぶっちゃけ話をテーマに書いてみます。

記事内容

  • 県庁時代に稼いでいた給料の額
  • 筆者の具体的な暮らしぶりや、形成できた資産
  • 公務員でも資産状況はバラバラ【結局支出が問題】
  • 「地方」公務員のメリット

 

多くの方が抱く公務員の給料のイメージとしては、大きく以下の二つに分かれるのではないかと思います。

プラスイメージ
  • 安定していて、年功序列で増えていく
  • 手当の種類がたくさんある
  • 退職金が高い
マイナスイメージ
  • 大企業に比べると安い
  • 横並びのため頑張っても給料で差がつかない

どちらも正しいですが、これでは公務員の暮らしぶりのリアルは分かりません。

以下では、県庁に10年勤めた僕の給料額をぶっちゃけつつ、具体的にどんな暮らしぶりをしていて、どれくらいの資産を形成したのかといったリアルを書いていきます。




県庁時代に稼いでいた給料の額

僕の具体的な年収額は、10年平均で450万程度

僕は10年間弱県庁に勤めましたが、入庁初年の年収は320〜330万円くらいで、辞める年の前年の年収(ボーナス及び各種手当を含む)は500万円を少し超えるくらいでした。

10年平均で言えば、450万円くらいだろうと思います。

シュン
シュン
なお、いわゆる「手当」については、「残業手当(1〜4年目は月平均1万円とか。5〜9年目は月平均3〜4万円程度)」と「アパートの住居手当(2万7千円)」を貰っていました。もちろんこれらも年収に含まれます。

→公務員は訳の分からない手当がたくさんありますが、実際に貰える手当は「残業手当」「住居手当」「扶養手当」くらいなもんです。

 

ちなみに、地方公務員の平均年収は42歳時で630万円程度です。

 

具体的な暮らしぶりや形成できた資産について

この金額で十分に豊かな暮らしができ、一定の資産を築けました

単に年収○○万円と数字だけを言われても、正直ピンと来ない方も結構いるのではないでしょうか?

ということで、僕自身の暮らしぶりや、形成できた資産を書いていきます。

 

まず結論として、お金に不自由を感じることは一切なく、十分豊かに暮らすことができていました。

 

具体的な暮らしぶりや、形成できた資産の状況は以下の通りです。

  • 働き出した直後から2Kのアパートを借りて住むことができた(結婚した後は2LDK)
  • 大学時に借りた奨学金240万円を早い段階で完済できた
  • 貯金(株式投資含)を1,000万ちょっと超える程度まで貯めた(うち半分近くを住宅購入時の頭金に使いました)
  • 60坪の土地を購入し、注文住宅を建てた(もちろんローンですが、夫婦合計の頭金で1,000万くらいを投入しています)
  • 2ヶ月に1回程度のペースで温泉旅行に行けた
  • 月に2〜3回は同期や友人たちと飲み会をした
  • 本は読みたいと思ったらためらうことなくアマゾンでクリックして買うことができた(年50冊以上は買っています)
  • 妻と結婚できた
  • 子どもができた

これらをどう捉えるかは人次第かと思いますが、僕としては十分に豊かだと感じる生活をさせていただきました。

家族ができたのも県庁で働かせていただいたおかげですね。

 

ちなみに僕の妻は市役所勤務です。

二人とも公務員ならそりゃ豊かだろうと思われるかもしれませんが、妻と結婚したから特に豊かになったというわけでもありません。

 

独身時代から、旅行に行ったり本を買ったり飲み会をしたりしながらも、十分に資産形成をすることが出来ていました。

また、それは妻も全く同様です。(むしろ僕以上にお金持ってましたね笑)

 

公務員であれば、極端な贅沢さえしなければ、趣味も楽しんだ上で十分な資産を形成していくことができると言っていいでしょう。

シュン
シュン
とは言え、共働き公務員が最強なのは間違いないですけどね。




公務員でも資産状況はバラバラ【結局支出が問題】

お金を貯められるかどうかの鍵は支出

公務員って豊かに生活できるんだーと思った方、それは違いますよ。

結局のところ、お金を貯められるかどうかは支出に大きく依存します。

 

例えば僕の場合、2ヶ月に1度くらいは旅行に行ったり、飲み会も定期的に開催、本もたくさん買っていたという事を書きました。

その一方で、旅行等以外の支出はできるだけ抑えていました。(昼食代、洋服代、車代など)

 

しかも、旅行と言ってもせいぜい1泊1万数千円、飲み会も2次会3次会に行かなければ3000円程度、本は中古品などを買えば1冊数百円です。

 

この場合、仮に毎月の手取りが15万円だったとしても、毎月それなりの額を貯金できますし、ボーナス2回(合計で約4ヶ月分の給料分)はほぼまるまる貯めることが可能です。

 

収支バランスをきっちり意識することで、仮に月収が低くても十分なお金を貯めることは可能です。(支出をセーブすればするほど当然お金も貯まります)

 

その上で、貯めたお金を使って株式投資を行い、資産を増やすような工夫もしました(合計で200万円くらいは増やしました)。

 

同じ公務員でも貯まらない人は貯まらない

同じ公務員でも、30歳超えても貯金がほとんど無い知り合いの方もいました

→飲み会(キャバクラ等含む)などでの消費がかなり激しかったです。

 

管理団体の預金を使い込んで免職になった公務員もいました。

→ギャンブルで使った借金返済に当てていたようです。たった数十万円の使い込みですが、人生棒に振ってしまいました。

 

このように、欲望のまま支出を抑えることが出来なければ、いくら貰っていようがお金は貯まらないということです。

 

とは言っても自分が満足出来ればいい

先ほど挙げた、飲み会でお金を使ってしまって貯金がほとんど無い方ですが、お金はなくとも日々の生活を最大限に楽しんでいました。

飲み会で培った交友関係も非常に幅広く、仕事においても大いに役立っていたように思います。

 

また、貯蓄はせず自己投資にお金を徹底的に使う場合なら、将来における莫大なリターンが期待できます。(仮に僕が今入庁時に戻るならこの選択を取ります)

 

つまり、お金はあくまで交換の道具に過ぎず、それをどう使って何を得るかというのはあくまで個人の選択だということです。

(ただ貯めるだけ貯めて使わないのであれば全く無意味です)

 

一方、お金の面で豊かになりたいのであれば、支出面(特に、ギャンブルなどの「浪費」や衣食住面での「消費」)のセーブを行うマインドを身につけるのは必須だということも付け加えておきます。




地方公務員のメリットについて

 (都会在住以外の)地方公務員なら支出がセーブできる

僕が資産を形成できた一つの要因として、地方在住であったことはかなり大きいのかなと考えています。

 

先ほど支出の重要性を述べましたが、地方の場合であれば、都内在住の国家公務員や都庁勤務の方(およびその他都内の民間企業)に比べ、支出面でのメリットが圧倒的に大きいです。

 

給与面だけで見ると、都道府県の中で最も年収が高いのは都庁ですが、都内は物価や家賃が高いため、「実質年収」は見た目以上に低くなります。

 

一方で地方の場合、県庁所在地であっても家賃は非常に安いです。

僕が一人暮らしをしていた際は、かなり新しい2Kで月5万5千円とかでしたので、住居手当を差し引くと月3万円あれば足りていました。

 

また、家を建てる場合もとにかく土地が安い。

県庁から4キロ程度(自転車で20分くらい)離れた60坪の新規分譲地でも1000万〜1200万(坪単価20万弱)とかです。

もちろん中心部から離れれば離れるほど安く買えます。

 

特に誘惑に惑わされやすい人などは、誘惑の種がない(笑)地方に戻るというのを考えてみる価値は大いにあると思いますよー。

 

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社会人(民間・公務員・フリーターなど)から公務員を目指す方の場合であれば、以下の記事から読むのがおすすめです。(特に無料ハンドブックは社会人が試験を目指す時の全体像が詳しく分かるのでぜひどうぞ)

 

公務員以上に稼げてゆとりのある転職先も、実は結構あります

民間に転職した知り合いの公務員たち(→年収アップかつ時間のゆとりもできた)にヒアリングして書いた記事です。

転職を考えている公務員の方におすすめ。

 

まとめ

  • 元県庁職員の筆者は、若手の10年間(給料の低い時代)であっても十分な貯金ができ、また、趣味に支出もできており、トータルで十分な豊かさを感じていた。
  • 一方、同じ公務員でも人によっては全然貯金の無い人もいる。
  • お金はあくまで交換の道具に過ぎないため、自分が満足できるものに使えば良い。ただ、一定の資産を築きたいのであれば、支出面の意識が非常に重要。
  • 地方は家賃や土地などが非常に安く、また誘惑のネタも少ないので、支出を大幅に抑えることができるメリットがある。

以上です。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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