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地方公務員の種類ごとの平均年収や手取りは?主な4職種の過去5年推移を算出!

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は地方公務員の平均年収(職種ごと)がテーマです。

 

総務省の統計に基づき、地方公務員(全職種および4職種(行政・教員・警察・消防))の過去5年の平均年収と手取り年収を算出しましたのでご覧ください。




地方公務員(全職種)の平均年収と手取り年収

地方公務員(全職種)の平均年収

まず、全職種の平均年収推移は以下の通りです。

年度 平均年収(うちボーナス額) 平均年齢
2017 6,541,000円(1,549,000円) 42.0歳
2016 6,550,000円(1,519,000円) 42.1歳
2015 6,541,000円(1,488,000円) 42.3歳
2014 6,492,000円(1,454,000円) 42.4歳
2013 6,443,000円(1,403,000円) 42.5歳

5年平均651万3000円(うちボーナス148万3000円)(42.3歳)

 

データ元

総務省の地方公務員給与実態調査に基づき算出。

全地方公共団体(都道府県・市区町村の計)の数字を使用。

ボーナス額は(給料+地域手当)×支給月数で算出。扶養手当を受けている人の場合平均で3~4万円程度高くなる。以下同じ。

 

手取り年収は?

上の年収はあくまで税引き前の額ですので、ここから年金、健康保険、所得税、住民税などが差し引かれます。

過去5年平均の「手取り年収」を推計したものは以下の通りです。(なお、概ね8割が手取りになると覚えておけばOKです)

 

地方公務員(全職種)の手取り年収

503万円(うちボーナス手取り118万6000円)(42.3歳)

 

地方公務員(行政・教員・警察・消防)の平均年収と手取り年収

前の項目で取り上げた全職種というのは、約25職種(医師・薬剤師・福祉職なども含む)の平均値です。

そのうち職員の多い、行政・教員・警察・消防についてもそれぞれ平均年収と手取り年収を算出しました。

 

地方公務員(一般行政職員)の平均年収と手取り年収

行政職平均年収

年度 平均年収(うちボーナス額) 平均年齢
2017 6,312,000円(1,487,000円) 42.3歳
2016 6,347,000円(1,461,000円) 42.3歳
2015 6,387,000円(1,435,000円) 42.5歳
2014 6,304,000円(1,404,000円) 42.8歳
2013 6,268,000円(1,360,000円) 42.8歳

5年平均632万4000円(うちボーナス143万円)(42.5歳)

 

行政職手取り年収

地方公務員(一般行政職)の手取り年収

490万9000円(うちボーナス手取り114万4000円)(42.5歳)

 

地方公務員(教員=小中学校)の平均年収と手取り年収

教員平均年収

年度 平均年収(うちボーナス額) 平均年齢
2017 6,705,000円(1,683,000円) 42.8歳
2016 6,684,000円(1,650,000円) 43.1歳
2015 6,656,000円(1,615,000円) 43.3歳
2014 6,624,000円(1,579,000円) 43.4歳
2013 6,556,000円(1,519,000円) 43.7歳

5年平均664万5000円(うちボーナス160万9000円)(43.3歳)

 

教員手取り年収

地方公務員(教員)の手取り年収

512万5000円(うちボーナス手取り128万7000円)(43.3歳)

 

なお、以上は小中学校教員の年収ですが、高校教員の年収もこれとほとんど変わりません(誤差程度に高校のほうが高い)。

 

地方公務員(警察官)の平均年収と手取り年収

警察官平均年収

年度 平均年収(うちボーナス額) 平均年齢
2017 7,005,000円(1,529,000円) 38.4歳
2016 7,009,000円(1,494,000円) 38.5歳
2015 6,960,000円(1,454,000円) 38.6歳
2014 6,977,000円(1,417,000円) 38.8歳
2013 6,900,000円(1,359,000円) 39.0歳

5年平均697万円(うちボーナス145万1000円)(38.7歳)

 

警察官手取り年収

地方公務員(警察官)の手取り年収

534万4000円(うちボーナス手取り116万1000円)(38.7歳)

 

地方公務員(消防士)の平均年収と手取り年収

消防士平均年収

年度 平均年収(うちボーナス額) 平均年齢
2017 6,141,000円(1,406,000円) 38.2歳
2016 6,173,000円(1,376,000円) 38.3歳
2015 6,119,000円(1,348,000円) 38.6歳
2014 6,092,000円(1,316,000円) 38.9歳
2013 6,098,000円(1,282,000円) 39.3歳

5年平均612万5000円(うちボーナス134万6000円)(38.7歳)

 

消防士手取り年収

地方公務員(消防士)の手取り年収

476万9000円(うちボーナス手取り107万7000円)(38.7歳)

 

以上の通り、各職種とも直近5年でほとんど年収が動いていない(安定している)ことが分かります。




安定した年収の公務員になりたいと思っている方へ、元公務員からのオススメ

ここまで見てきた通り、公務員の年収は高い位置で安定しています。

もし安定した年収に魅力を感じ、公務員を目指したいと思っている方には、元公務員(県庁2位合格)がまとめた以下の試験対策記事がオススメです。

また、社会人から公務員を目指す方の場合、転職ルートなどの全体像を掴むために以下の記事は必読です。

 

まとめ

  • 全地方公共団体の平均年収は約651万円(42.3歳)
  • 主な4職種(行政・消防・教員・警察)ごとに見ると、
    • 行政が約632万円(42.5歳)
    • 教員(小中学校)が約665万円(43.3歳)
    • 警察が約697万円(38.7歳)
    • 消防が約613万円(38.7歳)

以上です。

 

この4職種で見ると、警察が圧倒的に高く、次いで教員、行政と消防は同等程度(平均年齢の差を考慮)だと言えます。

 

警察に関しては命懸けですし、実際知り合いの友人の激務具合は凄かったので、ある程度高いのは当然という部分があるのかなとは思います。(その分、使う暇があんまり無さそうですが)

 

また、各職種ごとに過去5年の推移を見ると大きな金額の変化は無く、非常に安定しているということが言えるでしょう。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>「公務員の給料の全て」をまとめた記事はこちらから(職種ごとの細かな年齢別年収や生涯年収なども分かります)