公務員試験の勉強方法

公務員試験の勉強はどうする?ズバリ予備校か独学か【県庁上位合格の元公務員が語ります】

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員試験のための勉強のやり方がテーマです。

公務員を目指す方
公務員を目指す方

公務員試験って科目多そうだけど、勉強はどうすればいいの?

独学にすべきか予備校に通うべきか悩む・・・。

こうした悩みを解決します。

 

本記事の内容

  • 公務員試験の勉強法は、ズバリ独学と予備校どっちがいい?
  • 予備校のメリットとデメリット
  • 独学で対策する場合にはこのやり方がオススメ

本記事を書いている僕は、教養科目・専門科目とも知識ほぼ0の状態から勉強をスタートし、LECの模試で関東2位、倍率50倍の国家1種1次試験合格(得点率84%)、某県庁に2位で最終合格といった結果を出していますので、記事の信頼性の担保になるかなと思います。




公務員試験の勉強は、ズバリ予備校と独学のどちらが良い?

費用はかかるが、メリットが非常に大きいので予備校がオススメ

僕は予備校(LEC)に通いました。

結果的に、これこそが成果を残せた最大要因でしたので、皆さんにも予備校に通うことをオススメします

 

ちなみに現実問題としても、僕の県庁の同期で言えば、独学派は少数であり、予備校派が圧倒的多数でした。

 

以下では、どうして予備校が良いのかという点と、それでも独学を選択したい場合にオススメのやり方は何かといった点を解説していきます。

 

補足(僕の勉強開始当初のレベル)

ちなみに、僕が勉強を始めた時のレベルはこんな感じです。

・マイナー学部出身で、専門試験科目は一切勉強経験なし

・私立文系のため、教養もほぼダメ(国語はともかく、英語・世界史もすっかり忘れていた)

つまり、試験勉強を始めた段階での僕の知識は、専門・教養ともどうしようもないくらいしょぼかったです。

どうして予備校が良いのか【メリット】

【メリット1】余計なことを考える時間を大幅に省略し、やるべきことに集中できる

独学を選ぶ場合、以下のようなことを考えたり悩んだりすることになります。

  • どの科目を重点的に勉強していくかといった戦略を練る
  • どんな参考書・問題集が良いのかをリサーチする
  • 勉強をしている最中、本当にこの勉強法で正しいのかと悩む

予備校に行けば、こうしたことを悩んだり考えたりする必要が一切なくなります。

つまり、余計なことを考える時間が大きく省略でき、さっさとやるべきことに集中できます。

 

公務員試験は、試験科目数が膨大(地方上級・国家一般なら教養15、専門15程度)です。

一方、科目ごとに大きな配点の差があるため、勉強する順序や問題集の繰り返しの回数など、しっかり戦略を練って勉強をしないと撃沈します。

 

参考書や問題集も自分で選ぶとすれば膨大な種類の中から選び抜かなければなりません。

 

しかし、これらの問題は予備校に入れば全て解決されます。

勉強の戦略も教えてくれますし、参考書や問題集も手に入ります。

もらった教材を繰り返しやっていれば合格できますので、勉強法が正しいのかなど、余計なことを考えて悩む必要もありません(それでも不安になったら講師に相談できます)。

つまり、やるべきことに集中して取り組むことができます。

 

また個人的には、戦略とか問題集選びとかをやるのがぶっちゃけ凄くめんどくさかったというのもありますし、しかもそこで間違って落ちたらシャレにならない(公務員一本でしたので)というのがありましたね。

 

余談ですが、僕は今ブロガーをやっててアクセスも月50〜60万くらい(個人レベルでは日本でもトップクラスです)あるんですが、先生から学ばず自力でやってる人ほど成果が出ない傾向にあります。

これはどの世界でも一緒です。

 

【メリット2】環境を変えられる

いざ新しい行動(=勉強)を始めて継続しようとする時、人の意思の力は非常に弱いです(脳は基本的に変わりたくない特性を持っているため)。

 

つまり、「強制的にやらざるを得ない」環境に身を置くというのは、人間の本能に打ち勝って行動を習慣化する上では大変重要な意味を持ちます。

 

世界的なコンサルタントである大前研一さんの有名な言葉に、「時間配分を変える、住む場所を変える、付き合う人を変える、この3要素でしか人は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにすること」だ」というものがあります。

 

予備校に行けば、物理環境が変わります。

勉強しかやることがないので、当然勉強するしかありません。

また、長時間にわたって講師陣から講義を受けることになりますから、人間関係も変わります。

 

この点、人は意外に軽視しがち(自力でもなんとかなるだろうと思ってしまう)なのですが、ホント重要ですよ。

人の本能の力は気合・根性ではどうにもならないくらい凄く強いですから。

今回書いている3つのメリットの中で、最も大きなメリットは実はこの「環境を変える」だったりします。

シュン
シュン
ちなみにですが、別に生講義である必要はありません(Web通信で問題なし)。

ただ、できれば通学してWebやDVDのブースを使える講座を選択したほうが、物理環境も変えられるため効果が大きいですね。(僕も通学のDVD講座でした)

 

【メリット3】面接対策でかなり優位になる

独学を選ぼうとする人がもっとも見落としがちであり、しかし非常に重要なのはこの点です。

 

公務員試験がある意味非情なのは、筆記も難しいのに、筆記を突破した後でも面接で落ちる人がかなりいる(しかも面接の配点が筆記より異様に高い)という事実です。

 

面接対策を始めるのは1次試験後でもOKですが、その際どういった対策を行うのかは事前に考えておく必要があります。

 

その際の対策として、予備校で模擬面接を受けることによるメリットはかなり大きいのですが、「模擬面接だけ」を予備校で受けようとしても、受け付けていないケースがほとんどだという点は要注意です。

シュン
シュン
なお、僕は2回の面接で計82%の得点を取っていますが、高得点を取れた大きな要因の一つが予備校の模擬面接です(5〜6回受けました)

 

この模擬面接だけを受けることができないという点について、詳しくは以下の記事で解説していますので、特に独学で対応しようかなと思っている方は必ず読んでおいてください。

 

予備校の選び方や予備校比較が知りたい

予備校の選び方や職種別(国家総合、地方上級、国家一般、市役所、警察官、技術職など)の予備校比較は以下のリンクの記事でかなり詳しく書いてありますので別途ご参照ください。




予備校のデメリット

デメリットはズバリ費用

ここまで書いてきた通り、基本的に予備校は独学に対し圧倒的メリットを持つと言っていいでしょう。

 

しかし独学か予備校で迷っている人なら全員考えること、それは費用の問題ですね。

そしてこれがまさに予備校のデメリットでしょう。

 

地方上級・国家一般など専門試験もあるところなら20〜30万円、市役所や警察官など教養試験のみのところなら10〜20万円といったところが相場です。

決して安くありません。

 

ただ、上のリンクにも書いていますが、合格すれば初年のボーナスで一発で回収可能です。

というよりも、公務員になってからの長い人生を考えればはっきり言って安いお金ではないかなと個人的には思います。

 

上で書いてきたようなメリットとの費用対効果を考えて選択する必要があります。

 

ちなみにですが、それでもお金がないという方には、比較的ラクに稼げるやり方を以下で3つほど紹介していますのでぜひこちらも参考にしてみてください。




それでも独学を選ぶならこの対策がオススメ

筆記突破に必要なのは問題集を解くことに尽きる

予備校に通って講義を受けた場合でも、最終的には、配点の高い科目の問題集を中心に、繰り返し問題を解くというところに落ち着きますし、これ無しには絶対合格できません。

 

つまり、しっかり戦略を立ててやれば独学でももちろん合格は可能です。

 

特に、法学部や経済学部で、配点の大きな科目をしっかり学んでいる方や、ネットや書籍の情報をかき集めて、自分で戦略を立てていくのが好きな方は独学でも対応できる素地はあると考えます。

 

一人を完璧に真似ること、環境整備をすること

独学の場合にオススメするのは、独学合格者でこの人だ!という人に絞って(ネットでもリアルでもいいです)、戦略や問題集などを完全にパクることですね。

 

また、その場合、シンプルなやり方をしている人を真似たほうがいいです。

例えば、憲法はこの問題集1冊のみを3回繰り返した、行政法はこの問題集1冊のみを2回繰り返したなど。

(問題集を1つの科目で何種類も併用したり、参考書をいくつも買ったりしている人を真似するのはオススメしません。実際問題としてそんな必要性が全くないからです)

 

選択と集中こそが全ての物事をうまくいかせるための秘訣です。

色んな人のやり方を真似るとか、問題集を1つの科目につき何種類もやるとかいうのでは「分散」してしまうため、負けるべくして負けます。(なお、僕は予備校からもらった問題集以外一切何もやっていませんがそれで完璧に余裕でした)

 

また、環境についても注意しましょう。

予備校のメリットでも書いた通り、人の意思の力は弱いですので、環境を整備することはめちゃくちゃ重要です。

 

予備校に通わないということなら、少なくとも自分なりに何らかの環境変化のための工夫をする必要があります。

→例えばですが、現在の人間関係を断つ(バイトをやめる、サークルをやめる、飲み会に行かない)とか、友達に合わないところに引っ越すとか、図書館で勉強する、家の中の物を徹底して捨てるなどの手法があります。

 

あとは、繰り返しになりますが、やはり予備校の「メリット3」で書いた面接の面については最初に慎重に検討しましょう。

 

本当に予備校における模擬面接を切るのか、切った場合でも勝算はあるのかについてはきっちり考えておく必要があります。

(→例えば、民間を多数併願して鍛える覚悟があるとか、ハローワークや就職課で模擬面接を対応してもらうとか(→公務員面接対策への専門性では予備校に劣りますが))

 

後悔は先に立ってくれません。

 

まとめ

  • 僕は予備校をオススメする
    • メリット1→問題集選定や配点に応じた優先順位の検討などを考える時間を大幅に省略し、やるべきことに集中できる
    • メリット2→勉強をやらざるを得ない環境になる
    • メリット3→面接対策でかなり優位に立てる(独学派はこの点特に注意
    • デメリットは費用に尽きる。しかし1年目のボーナスで回収可能であり、費用対効果で考えるべし。
  • 独学をチョイスする場合
    • 独学で成功した人誰か一人に絞り、戦略や問題集を全て真似る。(複雑なやり方をしている人を真似るのはNG)
    • 環境を変える工夫をする(物を徹底的に売る・捨てる、図書館などで勉強をする、バイト・飲み会など既存の人間関係を断つなど)

以上です。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!