こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、市役所(町村含む)における面接対策がテーマです。
現役市役所職員として某中核市に勤務する妻にヒアリングして書きました。
多くの市役所は、県庁など地方上級試験と違って専門試験が無いため、人物重視傾向を取るところが多いです。
たとえば、僕が受けた県庁では討論を含めて面接は2回だけでしたが、妻の市役所では計4回(討論含む)もの面接が実施されています。
そんな人物重視の市役所試験を突破した妻が一体どのような秘技を使ったのか!?
ということで、以下ぜひご覧ください。
本記事の内容
- 面接合格のポイント【妻はどうやって市役所に合格したか】
- 市役所試験の流れ【集団討論対策も解説】
- 県庁に上位合格した僕からの秘策紹介
面接合格のポイント
【結論】民間を受けて場慣れせよ
秘技は何か?とあおっておいて何ですが、対策は至ってシンプルです。
民間を受けて場慣れをしたことに尽きるとのことでした。
具体的には、妻は民間を3ヶ所(地銀2社、都内1社)受け、地銀は2社とも最終合格しています。
そのため、面接の回数はかなりの数をこなしています。
妻いわく、模擬面接と本番ではまるで経験値が違うので非常にオススメとのことです。
実際、面接は頭でやるものではありません。
経験こそが圧倒的に重要です。
できるだけ本番に近い経験を積むためにも、民間を併願するという選択肢を取ることは非常に効果的であると言えるでしょう。(もちろん、公務員試験の併願も似たような効果があると言えます→基本的に質問は民間のほうが厳しいため次点扱いですね)
民間併願以外に特別な対策はせず
妻は市役所を受ける際、民間を受ける時と異なる対策は特にしなかったようです。
民間を受ける際に使った面接本の知識や、民間での面接経験をベースにしながら、市における志望動機や自己分析を練り上げたとのことです。
(妻は当時、公務員と民間を同列に考えていたためあえて特別な対策を取らなかったというのが実際のところのようです)
なお、僕は県庁一本で民間の併願はしていませんが、妻と同様、公務員と民間を完全に切り分けるという意識はありませんでした。
→たとえば、民間に合格した友人に面接の練習をしてもらっていましたし、読んでいた面接本も民間対策用でした。(ただ、僕の場合は公務員予備校で模擬面接をおこなっていたため、そちらは実質的に公務員特化対策でしたが)
結局のところ、人を見ることが面接の本質なので、民間だから、公務員だからというのはあまり意識しないほうがいい(むしろ視野が狭くなる)です。
(妻が受けた)市役所試験の全体像と、筆記試験・集団討論の対応
試験全体の流れ
妻が合格した市役所における、1次試験からの流れは以下の通りです。
1次試験(面接(対3〜4人)、筆記)
2次試験(面接(対1人)、小論文)
3次試験(集団討論(受験生数名))
4次試験(面接(対1人))
県(地方上級)の場合、1次に受かれば最終面接まで受ける権利を得られるところが多いですが、
妻の市役所の場合、2次で不合格なら3次は受けられない、3次が不合格なら4次は受けられないといったシステムだったようです。(もちろん、これは市町村によって異なります)
なお、面接官のランクも試験が進むに連れてどんどん上がっていったようです。
1次はおそらく人事課の担当者、2次は課長級、4次は部長級ではないかとのことでした。
筆記試験について
妻の市の場合、1次の段階から面接があったので、正直筆記の点数はさほど重視されていないんじゃないかとのことでした。(逆に言えば、筆記でかなりの点数が取れたとしても1次で落とされる可能性あり)
なお、妻の筆記対策としては、民間のSPI対策をやったのみで、それ以上の対応はしなかったようです。
感触としては、凄くできたわけでもないが、全然できなかったわけでもないとのこと。
うーん、県庁に受かるために凄く勉強を頑張った自分が虚しくなります(笑)
ただ、この点は市役所によるので要注意です。
妻のところのように、1次から面接があるようなところの場合は筆記を重視していない可能性が高いですが、それ以外であれば、当然ながらきちんと勉強して試験に望むべきです。
集団討論試験について
集団討論のテーマは当日会場で伝えられたとのことです。(テーマは「赤ちゃんポスト設置の是非」)
(僕が受けた県庁では、1次合格時点でテーマが示されたためじっくりと対策が打てましたが、むしろ当日伝えられるケースが主流派ですね)
妻は事前に模擬集団討論の対策はしておらず(模擬討論も実施せず)、直近の時事ネタ(新聞やニュース)をよく見て情報収集をするといった程度の対策だったようです。
それでは、妻が討論時にどのような対応をしたかという点ですが、
ある程度皆の意見が出てから、メリットとデメリットを整理する形で述べた後、私はこうですと意見を述べたとのことです。
慎重派の妻らしいですが(笑)、実際問題としてこの方策はかなり有効だと思います。
と言うのも、よほど司会がしっかりしていない限り、最初は細かい各論みたいな話ばかりが出がちです。
だからこそ、最後にうまくまとめて本質をズバッと言うと、非常に賢く見られる効果があります(笑)
一方、そこでさらに各論みたいなことを言い出してしまった場合、なかなか発言しなかったのにそれかいという感じで印象はマイナスです。
むしろそれなら先陣切って、積極性をプラスに捉えてもらったほうがマシですね。
要は、その人の気質とか特性に合った形で討論に乗っかれるかがポイントです。
集団討論に臨むに当たっては、自分の気質をしっかり分析した上で戦略を立てておきましょう(本来は、予備校などで模擬討論の練習をして流れを掴んでおくのがオススメです)。
県庁に上位合格した僕のお伝えする秘策
ここまで読んできた読者さんがどう思ったか分からないですが、すごく普通じゃないですか?
僕自身は、県庁における2回の面接で計80%オーバーの得点を取って合格(最終順位2位)しているのですが、妻にヒアリングしていた思ったのは「これなら俺みたいにやってたら当然受かるはずだ」とぶっちゃけ確信したところがあります(偉そうですいません笑)
てな訳で、僕の秘策についても興味があれば以下からご覧ください。
試して上位合格している読者さんも輩出していますので(リンク内参照)、再現性が高く有効な方法です。
まとめ
- 民間を受けて場慣れをしておく
- 自己分析や志望動機など、面接本や民間での面接経験などをベースにして練り上げておく
このようなシンプルな対策で、面接重視と言われている市役所(特に妻の市役所は計4回の面接なので、かなり重視している部類です)でも合格できるということですね。
要は、実践という基本が大切ということです。(もちろん民間併願をせずとも、予備校における模擬面接などで十分代替できます)
その上で、最後に紹介した僕が高得点を確保した秘策などもあわせて確実な合格を目指しましょう。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員試験対策(筆記・面接)について網羅的にまとめた記事はこちら