こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、Fラン大の公務員試験対策がテーマです。
本記事の内容
- Fラン大出身者だと公務員試験の合格は無理?
- Fラン大出身者のためのおすすめ勉強法
なお、僕自身の公務員試験実績は、国家総合職1次試験合格(2次辞退)、県庁に2位最終合格、予備校(LEC)の模試関東2位などです。
また、県庁の面接の点数は2回合計で80%オーバーの得点を取っています。
この辺りが記事の信頼性担保になるかなと思います。
Fラン大出身者だと公務員試験の合格は無理?
結論
「Fラン大出身者が公務員試験に合格するのは難しいのか?」
この質問への答えは以下の通りです。
国立大や優秀な私立大の人たちに比べれば、勉強面では不利。
ただ、採用に当たって大学名で差別されることはなく公平なシステムなので、高偏差値の人たちよりも多くの点数を獲得できるように戦略を立てて頑張りましょう。
以下で解説していきます。
採用面での不利はない
まず、学歴で試験時に差別されるということはありません。
以下の記事では、ある市役所(規模大きめ)が出している公式なデータに基づき、合格者の大学を掲載していますが、いわゆるFラン大の方も多く合格しています。
また、県庁の同期にも日東駒専レベルの方はいましたし、僕が知らないだけでFラン大の方もいただろうと思います。
(ただ、大学偏差値だけで見れば、日東駒専レベル以下の方が少数派だったのは確かです)
どちらにしても、公務員試験は公平ですので、どこの大学だろうがきちんと勉強をして合格ラインに達すれば合格します。
勉強面では不利
仕事の能力と学歴はほぼ関係がありません。
仮に起業をするということであれば、東大出身者だろうがFラン出身者だろうが同列でスタートできますので、特にどっちが不利ということはありません。
中卒の億万長者なんてうじゃうじゃいますしね。
しかし、公務員試験の場合そうはいきません。
公務員試験の内容はいわゆる暗記の能力が求められるものであり、高校受験や大学受験の延長にあるものです。
Fラン大の場合、大学受験時にある程度勉強をしていた人たちに比べ、スタートラインとしてはかなり低い位置にいるということは意識したほうがいいです。
だからこそ、早めに勉強を始めようとか、やるなら予備校に行こうとかいう考えになるわけです。
なお僕自身も、大学はそこそこ有名な私大ですが、学部は法や経済とは全く関係なく、専門試験のスタートは0からでしたし、教養試験も国語は得意でしたが英語や世界史なんてほぼ忘れてました。
そんなわけですごく危機意識がありました。
自分の学力レベルが低いと感じているなら、それなりの覚悟が必要です。
Fラン大だけど楽して受かる方法ないかな?みたいな人は厳しいので諦めたほうがいいでしょう。
Fラン大出身者のためのおすすめの勉強法
ズバリ予備校に通え
おすすめの勉強法は、ズバリ公務員予備校に通うことですね。
受かりたいならお金かけてプロに学びましょうということです。
まず、Fラン大に行っているということは、勉強のやり方(記憶する流れなど)自体が確立されていない可能性が高いです。
ただ、これは単に慣れの問題です。
予備校に行って講義を受け、毎回きちんと復習して食らいつけば間違いなく慣れます。
そうすれば後はただ量をこなすだけです。
単純に予備校からもらった問題集を、一定の優先順位(例えば教養なら数的処理、専門なら憲法、行政法、民法、経済原論を特に優先する)で繰り返していけば合格します。
→この辺りのやり方も予備校にフォローしてもらえます。
一方で、独学をチョイスする場合、ただひたすら勉強をすればいいというわけではなく、やることがかなり煩雑になります。
例えば、
- 科目は何があって、どの科目をどういう優先順位でやっていくのか
- テキストは何にするのか、問題集は何にするのか
- 問題集の解き方はどうするのか、何を何回くらい繰り返すやり方がいいのか
などを分析し、戦略を立てていく必要があります。
スタートラインで出遅れているのに、そんな余計なことやってる暇ないですよね。
ひたすら勉強だけに集中できる体制を整えるほうが重要です。→それは予備校に通うことで達成できます。
また、Fラン大の場合あまり勉強耐性がないでしょうから、おそらく膨大な教科数を見た時点でやる気をなくし、パニックになる可能性が高いでしょう。
→というか、多分国立大の人でも科目数だけを見ると嫌になる人は多数だと思いますよ。もちろん配点にかなりバラツキがあるので全部同じレベル感でやることはないのですが。
また、僕の県庁の同期は予備校派多数でした。
いわゆる一流大出身者でもそうです。
(警察官など難易度が低めの試験の場合は少し毛色が変わってくるかもしれませんが)高偏差値の人が予備校に行って勉強しているのに、Fラン大にいながらそこを独学で打倒しようという考え方が凄く不自然ですし、基本的には負ける考え方です。
→もちろん中にはそういう状況から一気に駆け上がる人もいますが、地頭のかなり良い人であり、あまり比べないほうが賢明です。
予備校について
予備校については以下でかなり細かく書いてあるので参考にしてください。
多分お金が気になる方も多いので、その点についてもフォローする記事を書いています。
↓予備校のメリット・デメリットや予備校での勉強法など
↓大手予備校の料金や特徴比較(目指す職種別)
↓予備校の費用の稼ぎ方のテクニックについて
↓なお、Fラン大出身で、現在フリーターや民間で働いているんだけど公務員を受けたいという方はまずこちらから(以下の無料ハンドブックで公務員になるまでの流れが全てわかります)
面接面で見ても予備校は重要
あと、公務員試験というとどうしても筆記に目が行きがちなのですが、
- 筆記を突破しても面接で2人に1人くらい落ちる
- 面接の配点が圧倒的に高く、筆記での逃げ切りはほぼ不可(つまり面接勝負)
というのが基本的な傾向(特に市役所・警察・消防はその傾向が強い)ですので、この点はしっかり押さえておく必要があります。
つまり、いくら勉強を頑張っても面接で落とされる可能性がかなりあるということです。
面接対策は1次合格後からで十分なのですが、面接対策をどのようにするかというのは事前に押さえておく必要があります。
ざっくり面接対策で優位に立つための方策は以下の通りです。
- 模擬面接を繰り返す
- アポを取って職場訪問する
- インターンシップに参加しておく(僕はやってないですが、やったほうが絶対いいです)
- 民間を併願する(これはやらなくても大丈夫です。僕は県庁以外どこも面接を受けてません)
アポの話やインターンの話は以下の記事を別途参考にして欲しいのですが、特に重要なのが模擬面接です。
模擬面接をして、相手からフィードバックをもらい、改善して再度模擬面接をする。
これを何回も繰り返すだけで合格確率はどんどん上がっていきます。
→僕は予備校(LEC)で5〜6回模擬面接を受けましたが、これが高得点(県庁の面接得点率80%以上)につながったのは間違いありません。
大手予備校に通えば、模擬面接は基本的に無制限で対応してもらえます。
一方で、筆記を独学で対応し、模擬面接だけを対応してもらうというのは不可のところがほとんどです。(以下記事参照)
この点は実はかなり重要です。
予備校に通っていない場合、例えばジョブカフェ(ハローワーク)や学校の就職課、友人などに頼んで模擬面接をやってもらうしかないですが、公務員試験に特化した質問の精度という観点では、当たり前ですが公務員予備校に比べれば劣ります。
民間を受けて揉まれるというのも策としてありますが、業界を研究したりなんなりすれば、その分公務員試験の勉強はおろそかになります。
こういった点をトータルで考えても、やはり予備校は優位です。
独学を選ぶ場合
どの問題集がいいとかは、申し訳ないのですが僕のブログの範疇ではありません。(僕が経験しておらず、適当なことは言えませんので)
ただ、本質的な部分、すなわち、独学で勉強を継続するために大前提としてやるべきこと(誰のやり方を真似るべきか、環境整備をどうするか)は以下の記事の中で解説していますので、どうしても独学がいいんだという方は参考にしてみてください
まとめ
- Fラン大出身者が公務員試験を受ける場合、採用時に大学名で差別されることはない。→点数さえ取れば受かる。
- 一方、試験対策面で言えば、高偏差値の大学出身者に比べて明らかにスタートラインでは劣る。
- その分勉強を早めに開始するなり、予備校に通うなり、高偏差値の大学の人たちにどうすれば勝てるかという戦略に基づいて行動する必要がある。
- 独学の場合、問題集やテキスト選定、勉強の優先順位づけなど、いろんな面を最初に研究する必要があり、Fラン大出身の場合は正直そんなことをやっている余裕はないと考える。→さっさと勉強をスタートし、戦略などは予備校に教えてもらうのがベスト。
- 面接対策も非常に重要であり、模擬面接を対応してもらえる予備校を基本線として考えるべし。
以上です。
公務員の中で、Fラン大出身者は少数派です。
やはり地元国立なり早慶マーチあたりが多数派なのは事実です。
つまり、そういう人たちと同じ土俵で戦うことになるなら、普通に戦ったら勝てないよなと思っておくほうがいいです。
その点を意識するからこそ、予備校に通うなり、早めに勉強をスタートするなり、何らか勝つための戦略を練って行動することが可能となります。
その上で、高偏差値の大学相手だろうが負けないだけ勉強して絶対合格するんだという覚悟があればFラン大だろうが関係なく突破できますよ。
→結局は暗記ですから、最後はやればやった人間が勝つというシンプルなところに落ち着きます。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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