【公務員種類別】月収・年収・生涯年収まとめ記事

【教師(小中学校)の給料】年収・ボーナス・退職金・生涯年収を全てまとめました。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、教師(小・中学校の先生)のお給料がテーマです。

 

以下では、総務省の最新の統計を元に、教師(公立小・中学校の先生)の

  • 給料月額(平均額及び年齢別金額)
  • 給与月額(平均額及び年齢別金額)
  • ボーナス(平均額及び年齢別金額)
  • 平均年収(平均額及び年齢別金額)
  • 退職金
  • 生涯年収(民間企業との比較も実施)

を全てまとめました。

 

以下を見れば主要な給料データは全て分かるという形にしてあります!

※高校教師のデータはこちら




教師(小・中学校)の平均給料月額

平均給料月額

359,806円(平均年齢42.8歳)

(参考 高等学校教師 377,218円 44.8歳)

データ元

総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査」より。以下同じ。

 

教師は、この額が他職種(行政や警察など)に比べて高いです。

給料の額はボーナスおよび退職金の算出に直結してきます。

 

つまり、教師は他職種に比べてボーナスや退職金の額が高いということです。(具体的な額は後述)

 

年齢別の平均給料月額(推計)

年齢別に推計した給料は以下の通りです。

22〜23歳 218,618円
24〜26歳 240,951円
27〜31歳 280,754円
32〜36歳 331,572円
37〜41歳 374,822円
42〜46歳 403,105円
47〜51歳 420,356円
52〜56歳 431,193円
57〜59歳 438,988円

 

教師(小・中学校)の平均給与月額(=月収)

平均給与月額

418,462円(平均年齢42.8歳)

(参考 高等学校教師 441,650円 44.8歳)

 

いわゆる月収です。

毎月の手取りに直結してくるのはこの数字です。

(なお、手取りはざっくり80%くらい(→月収42万なら33万円程度)と考えておけばOKです)

 

先ほどの給料との差額58,656円が手当額です。

 

手当のうち額の多いのは、以下です。

  • 地域手当 22,792円
  • 通勤手当 7,049円
  • 扶養手当 6,606円

 

そして、あえて書くと残業代は以下の通りです。

  • 時間外勤務手当(残業代) 218円

 

部活の休日対応の忙しさや、家でテストの採点に追われるといった話はよく聞きますが、残業代としては全くつかないということですね。

 

残業代ではなく、ベースの給料自体を高くすることで、そこを補う形を取っているということになります。

→給料の額はボーナスや退職金算出に直結しており、給料32万+手当8万=月収40万のケースに比べれば、給料37万+手当3万=月収40万のほうが有利です。

 

ただ、いくら有利と言っても残業がどれだけあるかにもよりますよね・・・。

いくら残業してもそれが数字に出てこないというのは、モチベーション的にどうなのかなという感じもします。

 

年齢別の平均給与月額(推計)

給与を年齢別に推計したものは以下です。

22〜23歳 249,395円
24〜26歳 284,633円
27〜31歳 331,883円
32〜36歳 388,228円
37〜41歳 434,897円
42〜46歳 467,880円
47〜51歳 487,751円
52〜56歳 498,486円
57〜59歳 505,822円




教師(小・中学校)の平均ボーナス額

平均ボーナス年額

1,702,561円(平均年齢42.8歳)

(参考 高等学校教師 1,774,166円 44.8歳)

計算方法

(給料(平均額359,806円)+地域手当(平均額22,792円)+扶養手当(0円と仮定))×4.45月(2018年の支給基準)で算出。

なお、扶養手当を貰っている職員の場合、平均で3万円程度加算される。

以下年齢別も同様の計算。

 

一般行政職の地方公務員と比較すると、約20万円高い金額です。

一般行政職と教師の給与(月収)はほとんど同じ(行政職40.2万(うち給料約32万)、教師41.8万(うち給料約36万))なのですが、教師はボーナス算出のベースとなる給料が高いため、そこが大きな差となって出てきます。

 

年齢別の平均ボーナス年額(推計)

ボーナスを年齢別に推計したものが以下です。

22〜23歳 1,074,275円
24〜26歳 1,173,656円
27〜31歳 1,350,780円
32〜36歳 1,576,920円
37〜41歳 1,769,382円
42〜46歳 1,895,242円
47〜51歳 1,972,009円
52〜56歳 2,020,233円
57〜59歳 2,054,921円

 

教師(小・中学校)の平均年収

平均年収額

6,724,105円(平均年齢42.8歳)

(参考 高等学校教師 7,073,966円 44.8歳)

計算方法

平均給与×12+ボーナス額で算出。以下の年齢別も同様。

 

一般行政職が約630万円なので、それよりも約40万円高いです。

ボーナスの影響が大きいですね。

 

年齢別の平均年収額(推計)

年齢別の推計年収は以下の通りです。

22〜23歳 4,067,020円
24〜26歳 4,589,247円
27〜31歳 5,333,372円
32〜36歳 6,235,654円
37〜41歳 6,988,142円
42〜46歳 7,509,798円
47〜51歳 7,825,021円
52〜56歳 8,002,069円
57〜59歳 8,124,780円




教師(小・中学校)の平均退職金

定年退職者の平均退職金額

23,529,000円

 

一般行政職の平均が2285万くらいなので、そこより70万円ほど高いです。

これもボーナスと同様、退職金算出のベースとなる給料が高いことが影響しています。

 

教師(小・中学校)の生涯年収

生涯年収額

279,275,401円(給与収入255,746,401円、退職金23,529,000円)

(参考 高等学校教師 284,790,078円)

※単純に年齢別の平均年収を累積(22歳〜59歳)して算出。

 

生涯年収を他の地方公務員などと比較

  • 教師(小中学校)の生涯年収(22〜59歳):279,275,401円(給与収入255,746,401円、退職金23,529,000円)
  • 教師(高校)の生涯年収(22〜59歳):284,790,078円(給与収入261,261,078円、退職金23,529,000円)
  • 地方公務員全体(一般行政職)の生涯年収(22〜59歳):259,102,810円(給与収入236,241,810円、退職金22,861,000円)
  • 国家公務員(行政職)の生涯年収(22〜59歳):282,438,754円(給与収入260,207,754円、退職金22,231,000円)
  • 民間企業(大卒:男性)の生涯年収(22〜59歳):288,000,000円(給与収入270,000,000円、退職金18,800,000円)
  • 民間企業(大卒:女性)の生涯年収(22〜59歳):235,500,000円(給与収入216,700,000円、退職金18,800,000円)

※国家公務員は人事院「H29国家公務員給与等実態調査」を活用し推計、民間企業は労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2017」より

 

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まとめ

  • 教師(小中学校)の給料月額 359,806円(平均年齢42.8歳)
  • 教師(小中学校)の給与月額 418,462円(平均年齢42.8歳)
  • 教師(小中学校)のボーナス年額 1,702,561円(平均年齢42.8歳)
  • 教師(小中学校)の年収 6,724,105円(平均年齢42.8歳)
  • 教師(小中学校)の退職金 23,529,000円(定年まで勤務した場合)
  • 教師(小中学校)の生涯年収額 279,275,401円(給与収入255,746,401円、退職金23,529,000円)

以上、教師(小・中学校先生)のお金に関するデータについてまとめてみました。

※高校の先生の詳細は以下より

 

特徴的なのは、最初にも書いたとおり「給料」が他業種に比べて高いということと、その一方で「残業手当」がほぼ0だということですね。

 

給料が計算に直結するボーナスと退職金は高いのですが、残業をいくらやっても金額として反映されないというのは個人的にはなんとも微妙な感じがします。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>教師の給料、退職金、離職率などを網羅的にまとめた記事はこちらです。