こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、県庁時代の給与明細(3年分)を公開します。
入庁7〜9年目の明細ですので、30歳くらいの月収額です。
本記事の内容
- 県庁大卒7年目(階級:主事)の給与明細
- 県庁大卒8年目(階級:主事)の給与明細
- 県庁大卒9年目(階級:主任)の給与明細
- 公務員の年齢別月収【公式統計ベース】
所属している自治体でも月収はかなり違いますし、同じ自治体でも部署や人によって結構異なる(=残業代や住居手当など)のでぶっちゃけホントに参考程度ですが、リアルを見たい方もいると思いますので公開します。
また、明細はあくまで30歳頃のものですので、国の統計をベースに年齢別の月収も弾いて載せてあります。
県庁大卒7年目(階級:主事)の給与明細
県庁大卒7年目の給与(最大給与月)
大卒7年目、30歳、階級主事の時の最大給与月(残業代94,350円)の給与です。
赤字の額が手取りです。(下の「財形貯蓄」というのは強制的な貯金みたいなもので、いつでも引き落とし可能なため手取り扱いにしてます)
補足
給与明細の額は毎月異なります。その要因は残業代によるものです。
そのため以下では、各年次で最大給与の月(残業代が最も多かった月)と最小給与の月(残業代が最も少なかった月)を掲載していきます。
支給額の内訳は以下。
給料 | 231,100円 |
地域手当 | 5,777円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 4,100円 |
残業代 | 94,350円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲38,194円 |
住民税(市・県民税) | ▲17,900円 |
所得税 | ▲10,020円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲8,809 |
合計(手取り) | 287,404円 |
県庁大卒7年目の給与(最小給与月)
同じく最小給与月(残業代13,209円)の給与です。
支給額の内訳は以下。
給料 | 231,100円 |
地域手当 | 5,777円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 4,100円 |
残業代 | 13,209円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲38,705円 |
住民税(市・県民税) | ▲17,900円 |
所得税 | ▲6,140円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲8,809 |
合計(手取り) | 209,632円 |
県庁大卒8年目(階級:主事)の給与明細
県庁大卒8年目の給与(最大給与月)
大卒8年目、31歳、階級主事の時の最大給与月(残業代91,603円)の給与です。
赤字の額が手取りです。(下の「財形貯蓄」というのは強制的な貯金みたいなもので、いつでも引き落とし可能なため手取り扱いにしてます)
支給額の内訳は以下。
なお、先ほどの7年目に比べ、給料は231,100円から235,800円へと4,700円昇給してます。
給料 | 235,800円 |
地域手当 | 6,838円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 2,000円 |
残業代 | 91,603円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲39,492円 |
住民税(市・県民税) | ▲20,000円 |
所得税 | ▲10,160円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲536円 |
合計(手取り) | 293,053円 |
県庁大卒8年目の給与(最小給与月)
同じく最小給与月(残業代0円)の給与です。
支給額の内訳は以下。
給料 | 235,800円 |
地域手当 | 7,026円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 2,000円 |
残業代 | 0円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲51,569円 |
住民税(市・県民税) | ▲20,000円 |
所得税 | ▲5,650円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲536円 |
合計(手取り) | 200,571円 |
県庁大卒9年目(階級:主任)の給与明細
県庁大卒9年目の給与(最大給与月)
大卒9年目、32歳、階級主任の時の最大給与月(残業代92,543円)の給与です。
赤字の額が手取りです。(下の「財形貯蓄」というのは強制的な貯金みたいなもので、いつでも引き落とし可能なため手取り扱いにしてます)
支給額の内訳は以下。
給料 | 256,100円 |
地域手当 | 8,665円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 2,000円 |
扶養手当 | 6,500円 |
残業代 | 92,543円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲51,569円 |
住民税(市・県民税) | ▲20,000円 |
所得税 | ▲11,590円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲536円 |
合計(手取り) | 309,113円 |
なお、この年に主事から主任になり、給料が大幅UP(8年目の235,800円から256,100円へ20,300円昇給)してます。
年額(ボーナス含む)で行くと32万くらいのUP(手取りベースだと25〜26万UP)になりますので、昇格に伴う影響はなかなかデカいですね。
県庁大卒9年目の給与(最小給与月)
同じく最小給与月(残業代0円)の給与です。
支給額の内訳は以下。
給料 | 256,100円 |
地域手当 | 8,665円 |
住居手当 | 27,000円 |
通勤手当 | 2,000円 |
扶養手当 | 6,500円 |
残業代 | 0円 |
社会保険料(年金・健康保険) | ▲51,569円 |
住民税(市・県民税) | ▲20,000円 |
所得税 | ▲6,430円 |
その他(組合費・親睦会費) | ▲536円 |
合計(手取り) | 221,730円 |
ざっくり総括
見ての通り、残業代次第でめちゃくちゃバラつきますね。
残業代の全国平均は約30,000円(総務省:地方公務員給与実態調査)ですので、
参考まで、仮に残業代30000円、住居手当のみをもらうという最も平均的なケースを僕の月収で置き換えてみると、
- 7年目主事が手取り約222,000円
- 8年目主事が手取り約228,000円
- 9年目主任が手取り約243,000円
という感じになりますね。
県庁で30歳くらいだと、手取りはこれくらいの方が多いのではないでしょうか。(ちなみに都庁だと、地域手当の関係でこれプラス3〜4万くらいになってきますね)
公務員の年齢別給与【公式統計ベース】
あくまで公開した明細は30歳頃のものですので、以下では国の統計をベースに年齢別の給与を算出しました。
※あくまで総支給額ベースです、手取りは大体80%と考えておけばOKです。
国家公務員(行政職)の年齢別月収
20歳未満 | 214,715円 |
20~23歳 | 252,047円 |
24~27歳 | 293,072円 |
28~31歳 | 339,262円 |
32~35歳 | 389,221円 |
36~39歳 | 428,442円 |
40~43歳 | 462,786円 |
44~47歳 | 498,849円 |
48~51歳 | 534,505円 |
52~55歳 | 548,755円 |
56~59歳 | 561,631円 |
人事院「H30国家公務員給与等実態調査」に基づき独自推計
地方公務員(一般行政職)の年齢別月収
18~19歳 | 176,079円 |
20~23歳 | 221,190円 |
24~27歳 | 262,718円 |
28~31歳 | 300,057円 |
32~35歳 | 339,818円 |
36~39歳 | 382,731円 |
40~43歳 | 423,969円 |
44~47歳 | 455,078円 |
48~51歳 | 478,416円 |
52~55歳 | 493,761円 |
56~59歳 | 505,625円 |
総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査」に基づき独自推計。以下同じ。
おわりに
以上、県庁時代の給与明細でした。
残業代が結構デカいということと、あとは税金やら保険料で結構引かれるため、手取り額を押さえるのが重要ということがご理解いただけるかなと思います。
一つの目安として参考になれば幸いです。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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