公務員予備校

【公務員心理職(国家総合・地方上級など)】予備校を元公務員が徹底比較しました。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、心理職の公務員を狙う方を対象に、大手予備校の比較をしました。

 

心理職の公務員は、民間の臨床心理士と比べ圧倒的に給与が高く、生涯年収ベースで8000万円程度上回ると試算されます(以下リンク参照)。

行政職に比べれば圧倒的に採用人数が少ないですが、こうした待遇面を考えても目指す価値は非常に高いと言えるでしょう。

 

そして、採用人数が少ないからこそ優位性を築く上で予備校は有効な選択肢になります。

 

僕自身は行政職ですが、予備校に通ったことで国家1種(行政区分)の1次を合格最低点を大幅に上回って突破、某県庁には2位で最終合格しています。

以下では、予備校経験者としての目線も活かしつつ、パンフレットの分析や問い合わせをしながら予備校の特徴などをまとめてみました。

 

心理職コースを持つ予備校の費用や特徴比較

心理職のコースがあるのはLECとクレアール

心理職の公務員対策コースを持つ大手予備校はLECとクレアールです。

 

「国家総合(人間科学)」「地方上級(都道府県・市役所)」「家裁調査官補」「法務教官・保護観察官・矯正心理専門職」のどれを併願するかでコース(料金)が変わります。

 

LECとクレアールを比較

LECとクレアールの比較結果は以下です。

  費用 特徴
LEC

心理系公務員スペシャルコース(国家総合、地方公務員、家庭裁判所調査官補、法務教官・保護観察官・矯正心理専門職が狙える)

  • 452,000円(通学(生講義orWebブース))
  • 426,000円(Web通信)

 

地方上級心理職専願コース(国家総合、地方公務員、矯正心理専門職が狙える)

  • 317,000円(通学(生講義orWebブース))
  • 291,000円(Web通信)

 

※大学生協などの代理店で申込むと1万円割引、無料説明会参加で1万円割引
(→2つの割引を併用可能)

  • 上位合格者多数輩出
  • 模擬面接、模擬集団討論無制限
  • 遠方に住む方のために、Web模擬面接も実施
  • 通学の場合、Webフォローが標準装備
  • 全国58校舎(本校28、提携校30)
クレアール

心理系公務員パーフェクトコース(国家総合、地方公務員、家庭裁判所調査官補、法務教官・保護観察官・矯正心理専門職が狙える)

  • 300,000円(Web通信)

実質価格としては、以下例のように割引価格が適用される仕組み。

例)2019年1~3月申込の場合、1月割引価格225,000円、2月割引価格228,000円、3月割引価格231,000円

 

心理系公務員スタンダードコース(国家総合、地方公務員、家庭裁判所調査官補が狙える)】

  • 265,000円(Web通信)

1月割引価格198,000円、2月割引価格201,000円、3月割引価格204,000円

  • Web通信のみ
  • 費用が安い
  • 合格者実績多数
  • 模擬面接無制限だが、水道橋校のみで実施
  • 遠方に住む方のために、電話による模擬面接も実施
  • 心理職試験の全体像が分かる無料DVDがもらえる(オススメ。下で詳しく解説します)

※心理職対策コースの主なものを抜粋。入学金込・税込。(2019.3月時点)

 

それぞれの予備校について詳しく見ていこう

①LECと②クレアールについて以下で詳しく見ていきます。

①LEC

メリット デメリット
  • 上位合格者多数
  • 模擬面接、模擬集団討論無制限(本校で実施)
  • 本校が無い地域の在住者は、Webで模擬面接が受けられる
  • 通学の場合、Webフォローが標準装備
  • 費用が高い

 

上位合格者多数

LECでは、以下の通り心理職公務員の上位合格者を輩出しています。

Aさん 特別区I類・心理1位
Bさん

家庭裁判所調査官補2位・法務省専門職員(矯正心理専門職)3位、国家総合職(人間科学)10位

Cさん

国家総合職(人間科学)2位、家庭裁判所調査官補4位

Dさん

家庭裁判所調査官補3位

Eさん

東京都I類B(心理)4位

※パンフレットに掲載されている2018年度上位合格者を記載

 

実績十分ですね。

 

模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!

模擬面接や模擬集団討論が無制限で受けられます。

 

2018年度の国家公務員の採用データは以下の通りであり、2次対策の重要性が分かります。(面接重視の地方はなおさらです)

国家総合職人間科学(大卒) 申込者409→1次合格70→最終合格38
裁判所職員(家庭裁判所調査官補)(大卒) 申込者518→1次合格203→最終合格45

 

そのため、模擬面接無制限というのは大きなメリットです。

 

また、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるというのも非常に画期的な仕組みです。

 

通学の場合、Webフォローが標準装備

通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて予備校に行けないといった際は、自宅でもWebで講義を見ることができます。(追加料金無し)

 

LECの無料パンフレット請求リンクは以下です

LECの無料パンフレット請求はこちら

 

クレアール

メリット デメリット
  • とにかく費用が安い
  • 合格者実績多数
  • 申込時に追加で3万円の費用を払うことで、不合格時には翌年無料で受講できる安心保証プランあり(その年に合格できた場合は返金)
  • 心理職試験の全体像が分かる無料DVDがもらえる
  • 模擬面接は無制限だが、水道橋校のみでの実施(なお、電話による模擬面接は可能)
  • 通信講座しかないため、予備校に通うことで物理環境を変えたいという人にとっては不適

 

費用が安い

クレアールの講義は完全にWeb通信に特化しています。

そのため、費用が安いというのが大きなポイントです。

→LECと比較すると、その大きな差が分かると思います。

 

合格者実績多数

LECの場合、上位合格者が多数いる一方、合格者数は不明です。

クレアールは逆で、上位合格者は不明ですが、合格者数を以下の通り公開しています。

  • 国家総合職(人間科学)最終合格12名
  • 裁判所職員(家裁調査官補)最終合格15名
  • 法務省専門職(矯正心理・保護観察官・法務教官)一次合格35名
  • 東京都I類(心理)最終合格4名
  • 地方上級(心理)川崎市、相模原市、特別区、埼玉県、さいたま市、千葉県、千葉市、広島県、群馬県、愛知県、山口県、大阪府、大分県など

※2017年判明分

LECの実績も高かったですが、クレアールも実績十分だと言っていいでしょう。

 

通信しかないのがデメリットでもある

通信に特化している分、予備校の物理環境を使えないのはデメリットです。

 

例えば僕の場合、県庁を受ける際にLECの通学DVDコースを取っていました。

生講義は一度も受けたことがありませんので、実質的には通信と全く同じです。

一方、講義の度に通学し、個別ブースで講義を受ける仕組みでしたので、物理環境を変えることによって集中することが出来ていました。

 

勉強慣れしていない人の場合、物理的な環境面の整備は非常に重要ですので、通信を選ぶのであればその点をよく検討する必要があります。

(図書館にPCを持ち込んで受講するといった工夫をするなど)

 

模擬面接は無制限だが水道橋校のみ

模擬面接は無制限なのですが、水道橋校に行かなければ受けられないという点はデメリットですね。

 

一方、遠方の方のために電話の模擬面接が用意されています。

しかし、面接は見た目や身振り手振りといった要素が非常に重要であるため、その点電話面接というのはどうなのかなというのはあります。

 

LECのところでも書いた通り、面接対策も非常に重要です。

水道橋校に行けない方であれば、ジョブカフェなどを活用して模擬面接を行うといった対応をしていく必要があるでしょう。

 

安心保証プランあり

申込時に追加で費用(3万円)を支払うと、仮に目標とする年度の試験に不合格だった場合でも、翌年の講義を無料で受けることができます。

  • プランをつけず不合格だった場合:初年受講料23万円+翌年受講料23万円=46万円
  • プランをつけて不合格だった場合:初年受講料23万円+保証プラン3万円=26万円で2年間の受講可

 

なお、初年に受かれば3万円は返金されるため、つけておいても損はないかなと思います。(絶対受かるために退路を断つという意味で敢えてつけないという考え方もあると思いますが)

 

心理職試験の全体像が分かる無料DVDがもらえる【オススメ】

心理職試験の全体像(受験可能な試験や仕事内容など)や試験対策について解説されている無料DVDをもらうことができます。(以下詳細記事)

 

本当に質の高いDVDであるため、資料請求とあわせて貰っておくことをオススメします。

※以下資料請求リンクの中に、「心理系公務員セミナーDVD」というものがあり、そこをチェックすると請求できます。

 

クレアールの無料パンフレット請求リンクは以下です

クレアールの無料パンフレットはこちら

 

両予備校の割引制度の紹介

LECの割引

LECの場合、一番スタンダードな割引としては以下の2点があります。

  1. 公開講座出席・受講相談割引 10,000円
  2. 代理店申込割引(大学生協など) 10,000円

この2つの割引は併用可能です。

 

また、退職者して1年以内の方や、大学等を卒業後就職をしていない(雇用保険に入っていない)場合、以下からお申し込みをいただくと、20%の大きな割引が受けられますので、対象者は活用必須です。

 

↓退職者割引はこちらから

 

↓未就労者割引はこちらから

 

常時実施されている割引としては以上の通りですね。

 

それ以外に時期限定の割引情報が以下のリンクで随時更新されているため、申込前にはよくご確認ください。

LEC割引一覧はこちら

 

クレアールの割引

クレアールの場合、費用のところにも書いたのですが、実質的に割引額が適用される仕組みになっています。

 

予備校の選び方に関するアドバイス

直感を重視しよう

これを言ったら元も子もないのですが、どちらの予備校に通った場合であっても、きちんと集中して学ぶことさえできれば必ず合格できます。

予備校の特徴以上に、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点が重要です。

 

そのためには、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。

 

この相性を見極めるためにオススメなのは、パンフレットを請求して見比べることです。

当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。

まさに予備校の性格が出ています。

 

パンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。

 

※各予備校の無料パンフレット請求用リンクは以下です。

LECクレアール

 

体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ

両予備校とも、体験講座や無料相談会を開催しています。

百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。

 

僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。

(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)

 

なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。

このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。

※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています

 

費用が高いと思われる方へ

費用の安い単価講座も設置されています

どちらの予備校においても単価講座(数的処理だけとか、専門科目だけとか、記述対策講座だけとか)が設置されています。

 

価格もかなり安く抑えられますので、自信のないところや配点の高いところだけをピンポイントで受講したい場合、単価講座を検討するのもアリでしょう。

 

公務員になれば1年目のボーナスで余裕で回収できます

公務員になれば、初年のボーナスは60~70万円貰えます。

つまり、どのコースを取ったとしても、その費用は1年目で簡単に回収できます。

 

また、最初にも書きましたが、生涯年収ベースで見ると民間の臨床心理士に比べて8000万円もの差が出てきます。

長期でのこれだけのメリットを考えれば、合格確率を高めるために、初期投資として予備校に通うというのはむしろ当然かなと僕は思います。

 

どんな物事もそうですが、環境を変え、既に結果を成し遂げている人に直接習うのが成功するための最短最速の方法です。

 

おわりに

「予備校の選び方に関するアドバイス」の中で書いた通り、相性はかなり重要です。

 

ここまでの記事を見て、直感的にここだ!と思うものがあればいいのですが、迷うようであれば、両校のパンフレットを眺めて比較したり、実際に相談をしてみたりといったことを通して決めていただければと思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。