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住みたい田舎ランキング2019を元公務員が解説。鳥取はやはり最強なのか?

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、宝島社によって発表された2019年「住みたい田舎ランキング」がテーマです。

 

この記事を読むとこんなことが分かります

  • 「住みたい田舎」ランキング結果
  • ランキング算出方法
  • 移住希望者のためのオススメサイト
  • 移住して公務員になりたいという方向けの情報(転職する際の全体像、今回のランキングトップの自治体の年収)




2019年「住みたい田舎」ランキング結果

まずはランキングの結果一覧から。

人口10万人以上部門(鳥取市が3冠、栃木市が4部門でトップ3入り)

総合部門

第1位 鳥取県鳥取市(人口188,465人)

第2位 栃木県栃木市(人口157,998人)

第3位 静岡県静岡市(人口697,210人)

※人口は2018年1月1日時点。以下同じ。

 

若者世代が住みたい田舎部門

第1位 鳥取県鳥取市

第2位 栃木県栃木市(2018年1位)

第3位 ⻑野県飯田市(人口100,486人)

 

自然の恵み部門

第1位 鳥取県鳥取市

第2位 ⻑野県飯田市

第3位 静岡県浜松市(人口784,198人)

 

子育て世代が住みたい田舎部門

第1位 栃木県栃木市

第2位 鳥取県鳥取市

第3位 宮崎県延岡市(人口124,913人)

 

シニア世代が住みたい田舎部門

第1位 福岡県北九州市(2018年も1位)(人口948,319人)

第2位 山形県酒田市(人口103,852人)

第3位 栃木県栃木市

 

人口10万人未満部門(臼杵市2冠、豊後高田市と飯南町が3部門でトップ3入り)

総合部門

第1位 大分県豊後高田市第1回から7年連続でベスト3(人口22,565人)

第2位 島根県飯南町(人口4,980人)

第3位 大分県臼杵市(人口39,021人)

 

若者世代が住みたい田舎部門

第1位 大分県臼杵市(2018年も1位)

第2位 ⻑野県辰野町(人口19,509人)

第3位 大分県豊後高田市

 

自然の恵み部門

第1位 大分県臼杵市

第2位 大分県国東市(人口28,511人)

第3位 島根県飯南町

 

子育て世代が住みたい田舎部門

第1位 島根県飯南町

第2位 茨城県常陸太田市(2018年1位(人口52,886人)

第3位 大分県豊後高田市

 

シニア世代が住みたい田舎部門

第1位 千葉県いすみ市(人口38,242人)

第2位 大分県臼杵市

第3位 ⻑崎県五島市(人口37,608人)




ランキングの算出方法(調査項目)について

自治体に220項目のアンケートを行い、宝島社が回答を分析して順位算出

宝島社によれば、以下の方法でランキングを算出しているようです。

移住定住の推進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む220項目のアンケートを実施。

663の市町村からいただいた回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化し、 ランキング形式で紹介しています。

引用 宝島社 プレスリリースより

移住定住の推進に積極的な663市町村から回答を得たという事ですが、全国の市町村数は1,724(2019/1/11現在)なので、その4割弱と一見少ないようにも見えます。

 

ただ、アンケート項目数は220項目もあり、このランキングが始まってから7年も分析をしているわけですので宝島社のノウハウはバッチリだと言えます。

そういう意味で考えると、少し厳しい言い方かもしれませんが、残りの1000以上の自治体は相手にされていないという理解でも良い(=今回上位の自治体に比べれば数値としては下)と思います。

 

鳥取は最強なのか!?

10万人以上の市町村の中で3冠に輝いた鳥取市ですが、「鳥取」が個人的にアツいです。

 

先日内閣府によって行われた別の調査では、鳥取県庁の女性管理職割合が全都道府県庁の中で圧倒的1位を記録しています。

 

上の記事でも書いたのですが、鳥取は人口減少の危機意識から攻めの施策をどんどん実施していると言え、非常に注目の高いエリアですね。




田舎に移住を希望している場合

移住に関する情報収集のオススメサイト

移住を希望する場合、今回のランキングも一つの参考になるのは間違いありませんが、雇用面も含め、より深掘りした情報収集が必須です。

また、実際に現地に行って色々と話を聞く必要も出てきます。

 

こうした移住情報を収集できるサイトには様々なものがありますが、以下の「地方創生プロジェクト」は、あの「教えてgoo」と提携し、HPやツイッターなどで移住に関する様々な情報を発信しています。

 

また、数多くの自治体と組み、定期的に移住フェアも開催しています。(以下は2019/2/23に開催予定のフェア案内と過去のフェアの様子)

 

雇用面に関しては「地域おこし協力隊」の募集について全国の最新の情報が集まる仕組みになっています。

シュン
シュン
地域おこし協力隊は自治体の非常勤職員という身分で、月収は15~20万円ほどです。

年齢制限はかなり緩いケースが多い(45~50歳くらいまで可能なところが多い)です。

 

同サイトの無料メルマガに登録すると、「移住(就職・暮らし)の個別相談、就農相談、地方での起業セミナーの開催情報、地域おこし協力隊募集等移住情報など」を受け取ることができるため、移住を検討している方にはオススメです。

 

↓「地方創生プロジェクト」はこちら

 

公務員に転職して移住したい場合

公務員への転職を目指すならまずはこれを読もう

上では地域おこし協力隊について触れましたが、移住するなら安定している公務員を目指したいといった方もいると思います。

 

現在社会人の方(公務員も含む)で、公務員に転職したいと考えている場合であれば、全体像を把握するために以下の記事がオススメです。

 

ランキングトップの自治体の年収は?

公務員の収入目安として、今回のランキング各部門1位の自治体の年収を書いてみます。

人口10万人以上部門

市町村名 平均年収と職員の平均年齢
鳥取県鳥取市(総合・若者世代・自然の恵みトップ) 年収6,364,052円(月収400,271円、ボーナス1,560,800円) 、平均年齢44.1歳
栃木県栃木市(子育てトップ) 年収6,422,192円(月収404,941円、ボーナス1,562,900円) 、平均年齢43.3歳
福岡県北九州市(シニアトップ) 年収6,988,348円(月収434,479円、ボーナス1,774,600円) 、平均年齢44.6歳

 

人口10万人未満部門

市町村名 平均年収と職員の平均年齢
大分県豊後高田市(総合トップ) 年収6,198,656円(月収380,738円、ボーナス1,629,800円) 、平均年齢43.2歳
大分県臼杵市(若者・自然トップ) 年収6,240,240円(月収389,970円、ボーナス1,560,600円) 、平均年齢41.4歳
島根県飯南町(子育てトップ) 年収5,767,864円(月収368,397円、ボーナス1,347,100円) 、平均年齢39.9歳
いすみ市(シニアトップ) 年収6,042,216円(月収376,168円、ボーナス1,528,200円) 、平均年齢43.7歳

まあ、そんなに変わらないことが分かると思います。

→安定の公務員ですのでそんなもんです。

 

おわりに

600以上もの市町村にアンケートを取っておきながら、同じ自治体がいくつもランキング上位を取っていることに対して違和感を感じる方もいるかもしれません。

 

ただ、基本的に競争というのはそういうもので、トップが様々な部門を総取りします。

→Googleが検索と動画(→Youtube))、Amazonがネットショッピングと動画配信、FacebookがSNSと写真共有(→Instagram)などなど。

 

もちろん公共サービス部門ですから民間企業と毛色が違うとは言え、個人的には自然に感じます。

 

そういう意味では今回上位の自治体は力のあるところが多いと思いますので、移住を検討する上では非常に参考になるものと考えます。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>「都道府県魅力度ランキング」について興味がある場合はこちら