【高卒で公務員になるメリットとデメリット】給料や出世の差はほとんどない。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、「高卒公務員」がテーマです。

 

高卒で公務員に就職することのメリット・デメリットや、僕が県庁時代に高卒公務員の方に対して思ったことなどを書いていきます。

高卒公務員のメリット

大学の学費がかからず、早くから給料を稼げる

大学(自宅外)に4年間通った場合、仕送りも含めて1000万円近くかかると言われています。(私立文系で1100万、国立文系で900万程度)

 

親に払ってもらう人が多いと思いますが、この支出はかなり大きいです。

また、奨学金を借りれば当然その返済も発生します。(僕は就職後に240万円返しました)

 

この支出が0になり、かつ18歳からすぐに給料が稼げるというのは、親御さんの家計面を大きく助けるという点では間違いなく一つのメリットだと言えるでしょう。

 

大卒公務員よりは試験を突破しやすい

大卒公務員試験の場合、優秀な偏差値の大学の方たちと競争になる可能性が高いため、結構ハードな勉強が必要です。

 

高卒試験の場合も倍率は高いのですが、進学校の方が高卒で公務員を目指すケースは非常に少ない(皆大学に行く)ことを考えると、競争相手の質を含めその難易度は大きく下がると言えます。

 

また、大卒なら専門試験の勉強をしないといけない国家公務員試験や地方上級試験(県庁など)でも、高卒なら教養試験のみで合格可能だというのはかなりの旨みだと思います。

→教養試験のみしか課せられない市役所の場合でも、上記の通り競争相手の質を考えるとやはり高卒のほうがお得感はありますね。

 

給料面や出世面でそこまで大きな格差がない

給料面や出世面の学歴格差についてです。

 

国家公務員の場合は、高卒か大卒かというよりも、総合職かそれ以外かで尋常ではないほどの給料・出世差が出ます。

凄くざっくりいうとこんな感じ。

国家総合職>>>国家一般職大卒≒高卒

 

総合職に高卒は実質的にいませんから、総合職との比較で見れば給料・出世とも大きな格差はあると言ってもいいでしょう。(一般職大卒との差で見ればそこまで大きくありません

 

一方で地方公務員の場合、学歴による給料格差はほとんどありません。

【高卒vs大卒公務員】給料・ボーナス・年収・生涯収入を比較しました。

2018年6月21日

 

また出世面で見ても、僕が勤務していた県庁で言えば、高卒でも本庁課長クラスの方はいましたし、そこまで大きな格差を感じることは無かったです。

(ただ、デメリットのところに書きますが、部長級になると話が変わってきます)

 

※なお、警察官の場合は給料も出世も格差なしです。(元警察官の方に聞いています)

【高卒警察官vs大卒警察官】生涯年収はどっちが高い?

2019年4月30日

警察官の出世には高卒・大卒の学歴関係なし!【元警察官に聞きました】

2019年5月4日

 

高卒公務員のデメリット

トップまで上り詰めるのは難しい

高卒と大卒で、出世面での極端な差はありませんが、最高幹部級となると少し様子が変わってきます。

 

具体的に言えば、僕が勤務していた県庁の部長は全員大卒でした。

(しかも、全て有名どころの大学(→低いところでも偏差値60オーバー)でした)

 

課長級あたりまでは可能ですが、県庁でトップの部長にまで上り詰めたいならなかなか難しいということだと思います。

 

ただ、県もスタンスによるでしょうし、市町村であれば、トップクラスまで登れるところはあると思います。

 

外の世界に触れる時間が少なくなる

高校卒業後すぐに仕事について頑張るというのは、遊び呆けている大学生に比べればずっと素晴らしいことのように思えるかもしれません。

 

しかし、早い段階で世界が限定されるため、視野が狭くなってしまうリスクもあります。

 

これからの時代はAIで激変しますし、人口減少が加速化する中で、公務員の安定というのも徐々に分からなくなっていく可能性があります。

 

そういう意味でも、焦って進路を決めるのではなく(特に安定とか給料だけで決めるのではなく)、しっかり自分と向き合って検討する時間は大切です。

自分とゆっくり対話した上で、公務員になることが最善だと判断したのであれば問題ないです。

県庁時代に見た高卒公務員の方々について

ここからは、僕の知り合いの高卒公務員の方たちについて書いていきます。

同期は純粋に頭が良くて真面目な公務員が多かった

仲の良かった同期で、高卒枠で入ったのが3人いましたが、皆頭が良く真面目でしたね。

 

仕事ぶりも明らかに通常水準よりは高いレベルでした。

 

仕事は大卒公務員より出来るケースが多い

同期に限らず、全体的に高卒の方は優秀だった感じがします。

 

高卒のほうが人数は圧倒的に少ないわけですが、仮に100人の大卒者と100人の高卒者を引っ張ってきて比較したとしたら、高卒者のほうが仕事面では圧倒的に優秀な人の割合が多かったと思います。

 

その理由として感じたのは仕事への熱意とか、のめり込み具合の違いですね。

 

高校卒業してすぐ公務員として働こうというのはかなりの覚悟だと思いますし、その点が大きいのかなぁと感じていました。

 

おわりに

出世面・給与面で極端な差がなく、しかも試験難易度は大卒に比べて落ちることを考えれば、条件面は十分魅力的なものではないのかと思います。

 

一方でデメリットのところでも書きましたが、視野が狭くなるリスクはあります。

もし、色んな世界を知りたいという希望があるのなら、親に無理を言ってでも大学に進むとか(奨学金制度もありますしね)、高卒後に1年とかフリーになって旅をするとかしてみるのをオススメします。

 

やっぱり働き始めたらまとまった時間は取りづらいですからね。

 

人生一度きりですから、後で後悔するかもしれないと少しでも迷うくらいであれば、やったほうが絶対にいいです。

やらない後悔よりやった後悔のほうがずっと価値がありますから。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

あわせて読みたい

↓公務員を目指している方はこちらがオススメ(県庁2位入庁の元公務員による試験対策)

【公務員試験(筆記・面接)対策まとめ】上位合格の元県庁職員が徹底解説!

2018年12月23日

↓高卒試験対策のできる予備校の費用や特徴比較

【公務員予備校比較まとめ】職種ごとに、元公務員が費用や特徴を徹底分析。

2019年1月8日

↓公務員になりたくて、現在社会人の方はこっち(以下の無料ハンドブックで公務員になるまでの流れが全てわかります)

民間から公務員に転職したいなら必読!元公務員おすすめの無料ハンドブックを紹介。

2018年12月30日



3 件のコメント

  • 自分は中学三年生なのですが、進路に悩んでいます。
    僕の偏差値は55~60辺りなのですが内申の取りにくい
    中学で90しかありません。自分はパソコン関連が好き
    なので偏差値が43の工業高校の特色か偏差値が55の公立高校かで悩んでいます。仕事の面でも有利不利はあるでしょうがそれを覚悟の上で高卒になるか大卒になって仕事(公務員を目指すか悩んでいます。まだ仕事をしらないですが、公務員でもいろいろありますし悩んでばかりとなっています。あと私立では偏差値60~65のところと滑り止めで偏差値50~60を受けようと思っています。後者の高校の特進コースはかなり高ランクと同レベルの所なのですがそれを目指すのかと言われるとまた悩みが増えてしまい、辛い状況です。長文になってしまいましたがもしこの無知な私に助言をいただけるとありがたいです。

    • ご連絡ありがとうございます。
      中学3年生でこうやって質問をしてくる行動力が素晴らしいですね。

      直接メールで回答しますね。