【公務員の学歴】高卒と大卒の待遇差や、多い出身大学・学閥の実態。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

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今回は、公務員の学歴がテーマです。

本記事の内容

  • 【公務員の学歴1】高卒と大卒の人数比や条件面の違い
  • 【公務員の学歴2】公務員の出身大学や学閥の実態
  • 学歴と仕事の能力の関係

10年間の県庁勤務経験に基づき、同僚や上司の学歴(高卒と大卒はどちらが多いか、どんな大学の出身者が多かったか)や学閥の存在などについて詳しく書いていきます。

【公務員の学歴1】高卒と大卒の人数比や条件面の違い

若手には大卒者が圧倒的に多い

公務員は基本的に「高卒(短大卒は基本こっち)」と「大卒(院卒は基本こっち)」の採用区分に分かれています。

 

僕が勤務していた県庁の具体的な採用数で言えば、大卒が数十名に対して高卒は数名(10分の1程度)でしたから、圧倒的に大卒者が多かったです。

同期に限らず、20〜30代の若手は大卒が多数でした。

 

一方で、昔は高卒採用人数も多かったようで、40代中盤〜50代くらいの層には結構な人数がいましたね。

 

国も同様で、総合職と一般職(大卒)を合わせた人数のほうが、一般職(高卒)より圧倒的に多いです。

 

市役所などもこの傾向は同じですね。

 

つまり高卒・短大卒者と大卒・院卒者の人数構成としては、大卒者の方がかなり多い(特に若手)ということです。

 

高卒と大卒の条件面での違い

人数比で言えば大卒が多いわけですが、地方公務員の場合、高卒と大卒ではあまり給料の差がありません。(国家公務員は総合職とそれ以外で大きな差)

 

一方で、出世にはある程度の格差があり、高卒の場合、部長といった高ランクの職位にはなかなかつけないというところがありました

関連記事公務員の学歴について!給料にはあまり差がつかないが、出世には明確に影響する。

【公務員の学歴2】公務員の出身大学や学閥の実態

県庁で働く方の出身大学は、それなりに高偏差値のところが多かった

県庁では、具体的にどんな出身大学の方がいたのかを書いていきます。

 

まずは国立大から。

  • 東大・京大・一橋は若干名
  • 旧地方帝大が多い
  • 地元及び近隣のいわゆる中堅国立も結構多い
  • 横国、首都大、千葉あたりもチラホラ

 

次に私立大。

  • 早慶が多い
  • MARCHはあんまり会ったことが無い。ただそれなりにいたはず
  • 日東駒専は同期では1人、先輩で2人くらい知っているが少なめ

 

もちろん、試験に合格するに当たって大学名は関係ないですが、事実としてはそれなりの学歴の方が多かったですね。

↓その理由は以下の試験対策記事でも書いていますので気になる方はご覧ください。

公務員試験合格者の大学偏差値から考える勉強法。環境整備が全て!

2018年6月16日

 

同窓会はあるが、学閥とまでは言えない

県庁内では、同じ大学とか高校の同窓生が集まった〇〇会みたいなものが存在しており、総会と称した飲み会が年に1回ほどありました。

 

人脈は作ることが出来ますので、人数の多い大学(旧地方帝大、早慶など)や地元の名門高校は恵まれている部分があるかもしれませんが、学閥というほどではなかったですね。

 

それに、たいていお偉方の自慢話やらに付き合わされることになり、つまらないので若手はほとんど出ないのが実態です。

 

お偉いさんの間では、そういった機会を通じ、「ひょっとして」学閥に基づく何かがあったのかもしれませんが・・・。

 

ただ、一度とあるきっかけで部長の学歴をリサーチしたことがあったのですが、驚いたのは想像以上に大学がバラバラだったことです。

人数的にはそう多くないであろう大学の出身者も2〜3名いました。

 

部長クラスになると、能力次第なんだなーというのは何気に嬉しかったですね。

 

ただ、部長に高卒の人はいなかったですね。

ここは学歴差を感じました。

 

でも、めちゃくちゃ能力の高い高卒の人って結構いるんですよ。

それこそ僕が一緒に働いた高卒の方なんかは、とある制度における国と地方間の協議に参加した際、圧倒的な存在感を発揮して、官僚の方(しかも審議官とか参事官クラス)から制度設計に関して多くのアドバイスを請われていました。

そういう凄い人材がどんどん上に立てないのは、まだまだ古い組織なのかなとは思います。

 

個人的に学歴や学閥などについては「くだらない」という意見しかありません。

だって能力とは何も関係無いじゃないですか。

どこの大学出身だろうと高校出身だろうと優秀な人が出世すればいいだけです。

 

上の人がどう考えているかはよく分かりませんが、若手はこういう考え方を持っている人が多いですよ。

学歴と仕事の能力の関係

基本関係ないが、暗記力は重宝される

学歴と能力は基本的に関係ないです。

超有名大卒でも仕事の能力は非常に低い方もいましたし、高卒で圧倒的に優秀な方もいます。

 

ただ、行政の現場ではいまだに記憶力が重視されています。

前例をベースに制度設計する能力や、制度を素早く理解し、それを分かりやすく説明する能力が重宝されるため、学歴が高い人(勉強が得意な人)はこれが得意な傾向にあり、優秀とされるケースも多いです。

→特に東大・京大出身者の方はこの能力が非常に高い方が多かった印象があります。

 

将来は明らかに求められる能力が変わる

一方で、今後AIが行政の場に入ってくると、もはやそういった暗記的な力は意味を果たさなくなります。

要は、人がやらなくてもAIにやらせればいいということです。

(例えば日本最高の棋士ですら、0から将棋ルールを学んで12時間学習したソフトに全く勝てない時代になりました。こうしたAIの圧倒的な力は今後各種分野にどんどんと広がっていきます)

 

さらに、日本では人口減少・高齢化が一層進んでいきます。

この状況は世界でも前例がないため、過去の前例に答えを見出すのは無理です。

 

こうした将来像の中において、行政に求められる能力は過去と全く違ってきます。

行政に求められる能力の過去と未来

【過去】前例(答え)をベースに制度設計する能力。また、制度を素早く理解し、それを分かりやすく説明する能力。

【未来】徹底して成果(数字→人口や税収、支出削減など)にこだわり、アイデアを多数出しながら行動していく能力。AIに指示ができるビジョン力。

 

つまり、学校の勉強(暗記)がよくできましたみたいな力は全く役に立たなくなってきますし、学歴がどんどん無意味なものになっていくのは間違いないでしょう。

(学校が今とカリキュラムを完全に変えるのであれば別ですが)

 

 まとめ

  • (特に20〜30代くらいの若手は)高卒者より圧倒的に大卒者が多い
  • 地方公務員の場合、高卒と大卒でほとんど給料差がないが、一方で出世には差があるケースが多い
  • 大学名で言えば、県庁で働く方に有名大出身者が多かったのは事実。
  • 一方で学閥的なものは感じられず、特にトップ級(部長級)になればなるほど純粋な能力主義に基づいていた。
  • 行政に求められる能力が大きく変わってきており、将来的には学歴が意味を持たない方向に進んでいくのは間違いない

以上です。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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