公務員から民間に転職して失敗・後悔する人。直感的に飛び込めないなら見送った方がいいかも。

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員から民間への転職(転職して失敗する人)がテーマです。

 

民間から公務員へ転職した方の実態については過去にいくつか記事を書いてきましたが(以下リンク参照)、今回はその逆のケースに触れていきます。

民間から公務員に転職して後悔する理由?ぶっちゃけ皆さん幸せそうでした。

2018.03.15

公務員に転職する銀行員が多い理由!気質が100%真逆の仕事だからです。

2018.07.24

 

僕自身、2年ほど民間(銀行)に出向していた経験があること、また幸運なことにその際同僚に元公務員の方がいらっしゃったので、その方の特徴などの話も交えながら書いていきたいと思います。

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こんな人が民間へ転職すると失敗する

平均レベルの公務員が、民間の一線で活躍出来るかと言えば非常に難しい

銀行に出向した経験を踏まえ、公務員から民間に転職して失敗するであろう人(もしくは大きく失敗はしなくても公務員のままでいれば良かったなと感じるであろう人)の例を挙げてみます。

  • 指示待ちタイプ
  • 成果指標を自分から設定しそれを解決するといったプロセスが苦手
  • 物を売る(数字をあげる)ことに興味がない
  • マニュアルに基づくルーチンワークが得意
  • 何かあればすぐに前例を紐解くことから始める(一部有効なこともあります)
  • 恥をしのんで聞くのが苦手(プライドが高い)

 

基本的には、いわゆる典型的な公務員(ノルマ無し、サービス意識は低い、前例踏襲)と逆の性質を持っていないと難しいと思います。

 

もちろん民間は数限りなくありますから一概には言えないのですが、一般的な営利企業であれば、「平均的な」公務員が転職して一線で活躍出来るかと言われれば非常に苦しい(というかほぼ無理かなというのが率直な感想です。

(まさに公務員は潰しが利かないというのはその通りだと思います)

 

もちろん、例えば僕が経験した銀行の行員全員が優秀かと言われれば当然そんなことはなくて、どこの組織でも概ねそうでしょうが、2(優秀):6(普通):2(仕事が出来ない)の割合に分かれる感じでした。

ですから、平均的な公務員の方が民間に転職した場合、民間でも普通の領域でやっていける可能性は十分あるとは思います。

(ただ、そういった平均レベルの公務員を民間の経営者が敢えて採るのかという点はもちろんあります。というか大きなメリットが無ければ普通は採らないでしょう)

 

しかしその場合、敢えて民間に行くメリットがあるのかという話になってきます。

数字を上げなければいけない民間とのプレッシャー面での差、公務員の給与の安定感(もちろん将来は分かりませんが)、公務員は土日が基本休みといった諸条件を比べると、積極的に転職する理由が非常に少ないと考えます。

 

本当に好きで没頭できる分野なら別

本当に好きで好きで仕方がなく、没頭できる分野なんだというのであれば、上で書いたようなことが通用するとは言えない全く別次元の話になってきます。

(もちろん、好きであるということと、仕事で何をなすべきかの違いは当然踏まえておくべき必要がありますが)

 

その場合、物凄く大きな成功を残す可能性も十分にあると思います。

 

ただ、そもそもとして、本当に好きでたまらない分野に飛び込むような人であれば、事前のリスクなどはさほど考えませんので(そういう人はまず飛び込んでしまいますし、飛び込んで失敗したらまた次だくらいに考えます)、正直今回書く記事の読者としては対象外なのかなぁと思います。

逆に言えば、今回の記事を見て「やっぱり転職は無理かなぁ」と気持ちが揺らぐようであれば、転職して大きく成功するというのは難しいでしょうから、慎重に考え直す必要があると思います)

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元公務員の銀行員は、銀行員以上に数字に強くめちゃくちゃ優秀

ここで、具体的な転職事例ということで、元地方公務員から銀行員に転職(確か30代前半くらいで転職されたと思います)した方の例を挙げてみたいと思います。

 

その方は、管理職の昇進試験も突破されていましたし(出世スピードも、新卒で銀行に入った中でのトップクラスの方とそう大きく変わらない)、その能力は大いに銀行でも大いに評価されていました。

仕事ぶりからして、公務員の時に圧倒的な成果を出されていたのは100%間違いありません。

 

銀行員より銀行員らしいという感じで、数字にはめちゃくちゃ強く、話は冷徹なまでに論理的、また、周りには臆せずどんどんと自分の意見を言いますし、また、キーパーソンとの交渉も非常にうまいという方でした。

また、お金儲けになる案件が面白いということを常々言っていました。(常に数値目標を意識し、数字のインパクトに応じ、案件の優先順位付けを明確化していました)

 

転職理由は、前の職場に不満があったというよりは、前の職場の時に銀行とかかわることがあり、銀行の仕事が非常に面白そうだなと思ったからとのことでした。

自分の強みである論理力・分析力を活かすことができ、また、稼ぐという面白さを持つ銀行のほうが、自分にとってよりふさわしい職場であると判断したということだと思います。(成果を出した分だけお給料も公務員よりずっと高い額になってくるというのもその人の性格に合っていたように思います)

 

この方から学べるのは、民間でも活躍したいとなれば、

  • 公務員時代は超優秀
  • 公務員が嫌だから、つまらないから民間へという理由ではなく、むしろ自分の強みを活かせば当然にそちらで活躍ができるはずと思った分野に戦略的に転職をする

といったことが挙げられます。

 

某大手企業に内定を貰った現役市役所職員の方

さらにもう一例として、以前対談をさせていただいた現役市役所の職員の方のお話を紹介します。

【特別企画 公務員の仕事】現役の市役所職員の方と対談が実現しました!

2018.06.11

 

この方(20代後半)は公務員の仕事に疑問を持ち、一度民間に転職をしたいと考え、実際に大手企業(超大手です)から内定を得ていたとのことでした。

(その他いくつかの企業の面接も最後の方まで残っていたとのことです)

 

その後色々あって、市役所に留まることを選んだとのことでしたが、彼も明らかに普通レベルの公務員ではなく、間違いなく超優秀な部類の公務員の方でした。

 

この方の仕事に対する考え方や行動などは是非上のリンク記事を読んでいただきたいのですが、要は、ただ流れに沿って淡々と仕事をやるのではなく、自分で無駄な事業などに対して疑問を持ち(そこには税金という「数字」に対する強い意識もある)、その疑問を解決すべく実際に行動に移し、それを成し遂げているということです。

 

現役公務員の方なら分かると思いますが、基本的に事なかれで済まそうというのが公務員の思考ですから、このような考え方と行動が出来る方は公務員の中では本当に少数派です。

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元銀行員や元大手メーカーという公務員はたくさんいたが、その逆はほとんど聞いたことがない

単純に公務員の離職率がかなり低いため(以下リンク記事参照)、例が少ないということもあると思いますが、元民間の公務員という方はたくさんいた一方、その逆はあまり聞いたことがありません。

公務員と民間の離職率を徹底比較!その差はおよそ10倍以上?

2018.07.09

 

例えば、社会福祉法人(高齢者施設や障害者施設)などに転職する方はいました。

こういったところは民間とは言っても公に近いです。

補助金等の獲得や監査対応など、雇って有利になる面があるということでしょう。

 

そういったところ以外では、カフェを開いたり、ブロガーになったり、どちらかと言えば独立系が多いのかなぁという印象です。

 

インターネット上で民間への転職者というのを調べてもあまり例が出てきませんし、実態として書類選考なども厳しいようですね。

 

まとめ

  • 公務員から民間への転職については、余程強い動機(その業界が好きでたまらないとか、その企業で働くのが心からの夢であるとか)がない限り、転職しても大きな成功はできない可能性が高い
  • 公務員が面白くない・退屈だといったレベルの動機で、公務員としても成果を残していない状態で転職をしても大きな活躍は期待出来ないし、また、大きく成功することが出来ないとすると、責任面や待遇面等を考慮すれば積極的に転職するメリットがあるとは思えない
  • 元公務員として民間でも大活躍していた人、また大手企業に内定を貰ったような人は、公務員としては超優秀レベルであるということを押さえておく必要がある

以上です。

 

もし動機として、人間関係で悩んでいて辛いという場合であれば、異動希望で対応してもらえるケースが多いので、その場合は早めに申し出たほうがいいと思います。

(→かなり強い希望を出せば1年程度で異動が可能なケースも多いです、もちろんキャリアには響きますが)

 

また、重要なことなので、前半で書いたことを最後に再度繰り返したいと思います。

本当に好きでたまらない分野に飛び込むような人であれば、事前のリスクなどはさほど考えませんので(そういう人はまず飛び込んでしまいますし、飛び込んで失敗したらまた次だくらいに考えます)、正直今回書く記事の読者としては対象外なのかなぁと思います。

逆に言えば、今回の記事を見て「やっぱり転職は無理かなぁ」と気持ちが揺らぐようであれば、転職して大きく成功するというのは難しいでしょうから、慎重に考え直す必要があると思います)

 

どんな世界でも、リスクを無視して自分の直感で飛び込んでいるような人が成功をしている(良くバカな人と形容されたりもします笑)ケースが本当に多いです。

僕自身も、公務員を辞める時はリスクヘッジなど考えませんでしたし、今もなんとかなるというスタンスで行動を続けています。

 

これを言ってしまうと、ここまで書いてきたことは元も子も無いのですが、別に公務員として優秀じゃないけど絶対成功するわ!というノリで飛び込んでしまうような人が凄く成功したりもします。

 

以上の点は本当に重要です。

もし転職するかどうか迷っていて、公務員を辞めた場合と辞めない場合のリスク等を比較することばかりに注意が向いているようでしたら、今が転職のタイミングではない可能性も高いので、冷静に検討することをオススメします。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>公務員の転職に関連する記事をまとめたものはこちらです。

公務員の転職まとめ!失敗・後悔する理由、転職者の実態など、民間出向経験も踏まえてまとめました。

2018.06.10

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