公務員予備校

【国家総合職試験】元公務員が予備校の費用や特徴を徹底比較!早割はかなりお得です。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

国家公務員総合職試験の合格を目指している方の、

「国家総合職を目指しているんだけど、どの予備校で対策ができるのか知りたい。

費用面など予備校の特徴が詳しく知りたい」

といった疑問を解決します。

 

本記事の内容

  • 大手公務員予備校の費用や特徴比較【一覧】
  • 各予備校のメリットとデメリット
  • 予備校の選び方【迷ったらコレ】
  • 費用の考え方【オススメの稼ぎ方も教えます】

この記事を書いている僕自身は、予備校に通ったことで、国家1種(行政)の1次で教養42点/45点、専門38点/50点を取って合格しています。

2次は辞退して県庁に就職したのですが、そんな予備校経験者の目線を活かしつつ、パンフレット分析や問い合わせをしながらまとめました。

 

公務員予備校(国家総合職コース)の費用や特徴

国家総合職のコースのある大手予備校は以下の4校であり、それぞれ費用と特徴を一覧にしました。

  費用 特徴
LEC

【法律・教養コース】

  • 530,000円(通学(生講義orWebブース))
  • 500,000円(Web通信)

【経済・教養コース】

  • 447,000円(通学(生講義orWebブース))
  • 434,000円(Web通信)

大学生協などの代理店で申込むと1万円割引、無料講座説明会参加で1万円割引
(→2つの割引を併用可能)

  • 合格実績多数
  • 模擬面接、模擬集団討論無制限
  • 遠方に住む方のために、Web模擬面接も実施
  • 通学の場合、Webフォローが標準装備
  • 全国58校舎(本校28、提携校30)
伊藤塾

【法律・教養 演習付きコース】

  • 565,000円(御茶ノ水校ライブ)
  • 538,600円(Web通信)

【法律・教養 演習なしコース】

  • 420,500円(御茶ノ水校ライブ)
  • 401,000円(Web通信)
  • 高い合格率・内定率を誇る(詳細は別途以下で記載)
  • 法律区分特化(司法試験合格者の8割を輩出するなど法律に強い)
  • 模擬面接無制限
  • 遠方に住む方のために、Web模擬面接も実施
  • 全国7校舎(都内5、京都1、大阪1)
資格の大原

【法律・経済コース】

  • 396,000円(Webと教室併用)


大学生協などの代理店で申込むと5%(約2万円)割引

  • 合格実績多数
  • 模擬面接無制限
  • 全17回の面接・官庁訪問対策講義を実施するなど面接対策が充実
  • 全国45校舎
Wセミナー

【法律コース】

  • 526,000円(通学(生講義orDVDブース))
  • 536,000円(Web通信)

【経済コース】

  • 452,000円(通学(生講義orDVDブース))
  • 462,000円(Web通信)

【政治・国際コース】

  • 535,000円(通学(生講義orDVDブース))
  • 545,000円(Web通信)

大学生協で申込むと5%(約2万5千円)割引、無料講座説明会参加で1万円割引
(→2つの割引を併用可能)

  • 212名の最終合格者輩出(2018年度)、内定者は81名
  • 模擬面接、模擬集団討論無制限
  • 唯一「政治・国際コース」がある
  • 全国35校舎(直営校22、提携校13)
  • 税込・入学金込の価格(2019.3月時点)。
  • 割引はオーソドックスなものを記載。

 

<補足>早割について

上の一覧に割引として書いたもの(生協割引や受講相談割引)は年間を通して実施されているものですが、それとは別に早割というものが設けられています。

 

国家総合職は他の職種に比べて受講料が高いのですが、その分早割による割引額も大きく設定されています。

国家総合職を目指す方はぜひ活用されることをオススメします。(基本的には5月末で早割を打ち切るところが多いです)

 

具体的な割引額は以下の通りです。(2019年について記載していますが、毎年同じタイミングで似たような割引の実施が想定されます)

LEC 法律コース10万円割引・経済コース6万円割引(2019/3/31まで)
法律コース8万円割引・経済コース5万円割引(2019/4/30まで)
法律コース6万円割引・経済コース4万円割引(2019/5/31まで)
伊藤塾

法律コース(演習付き)8万円割引・法律コース(演習なし)4万円割引(2019/3/31まで)
法律コース(演習付き)7万円割引・法律コース(演習なし)3.5万円割引(2019/5/31まで)

伊藤塾の場合はWeb限定の割引です→こちらのリンクを経由して申し込むと割引が受けられますので、申込の際にはご活用ください。

大原 不明(国家総合と地方上級の併願を狙うコースの場合だと4万円割引。2019/5/31まで)
Wセミナー 各コース5万円割引(2019/2/28まで)
各コース4万円割引(2019/3/31まで)
各コース3万円割引(2019/5/31まで)

 

各予備校のメリットとデメリット

4校(①LEC、②伊藤塾、③大原、④Wセミナー)のメリットとデメリットを以下で詳しく解説します。

①LEC

メリット デメリット
  • 合格実績多数
  • 模擬面接、模擬集団討論無制限(本校で実施)
  • 本校が無い地域の在住者は、Webで模擬面接が受けられる
  • 通学の場合、Webフォローが標準装備
  • 政治・国際区分のコースなし

 

【メリット】合格実績多数

LECは国家総合職の最終合格者の合計人数は公表していません。

一方、合格体験記(2018年版)を見ると法律・経済・院卒者区分で計10名以上の合格者が体験記を書いています。

 

当然合格体験記は全員が書くものではありませんので(僕も県庁受かった時描かなかったです笑)、かなり多くの合格者がいるものと想定されます。

 

【メリット】模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!

実践対策として、模擬面接を無制限で受けることができます

 

国家総合職試験における面接の配点はそこまで大きなものではない(3/15)ですが、当然おろそかにはできません。

なにより、最終合格者のうち3割程度しか省庁に内定しないことを踏まえると官庁訪問対策はかなり重要です。

 

面接対策においてとにかく重要なのは実践ですから、模擬面接が無制限という点は大きなポイントです。

 

とはいえ、今回比較する4校は全て模擬面接無制限です。

LECで特徴的なのは、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるということですね。

これは非常に画期的な仕組みです。

 

また、その他の対策としては、人事院面接と官庁訪問対策の座学講座が計3回、人事院面接対策講座としてマンツーマンでエントリーシートの添削の実施、官庁訪問相談会などが実施されます。

 

【メリット】通学の場合、Webフォローが標準装備

通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて講義に出れないといった際にはWebでも講義を見ることができます。(追加料金はありません)

 

【デメリット】政治・国際区分のコースなし

政治・国際区分のコースはありません。

 

一方、こちらの上位合格者実績によると2018年に政治・国際区分の7位合格者を輩出しているのが面白いというか、狙えうるということは言えるでしょう。

 

僕もLECに通いました

実は僕もLEC生でした!

冒頭で、国家1種(行政)の1次で教養42点/45点、専門38点/50点を取ったと書いたのですが、僕は地方上級コースでこの得点を取っています。

要は格の一つ落ちるコースでこれだけの成果を出せるということですので、講義の質は十分なものであると言ってもいいと思います。

 

LECの無料パンフレット請求リンクは以下です

LECの無料パンフレット請求はこちら

 

②伊藤塾

メリット デメリット
  • 合格率・内定率が非常に高い
  • 模擬面接無制限
  • 校舎が無い地域の在住者は、Webもしくは電話で模擬面接が受けられる
  • 法律・教養区分のみの対応

 

【メリット】合格率・内定率が非常に高い

塾生の合格率と内定率を以下の通り公表しています(2018年度)。

1次合格68.2%(法律区分85名中58名)⇄1次受験者全体の1次合格率10%

2次合格81.5%(法律区分54名中44名)⇄2次受験者全体の2次合格率47%

内定率55.3%(官庁訪問を行った38名のうち21名)⇄合格者全体の内定率29.8%

 

以上の通り、実績十分です。

 

【メリット】模擬面接無制限。校舎が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!

政策課題討議やプレゼン対策、面接に関する座学講義はもちろんのこと、実践対策としての模擬面接が無制限です。

 

また、校舎がない地域の場合Webで模擬面接を受けられるという点はLECと同じですが、これはやはり非常に特徴的な仕組です。

 

【デメリット】法律・教養区分のみの対応

伊藤塾では、法律・教養区分にしか対応していません。

 

一方、法律区分での合格を狙う方にとってみれば、一点集中しているのは大きな強みだとも言えます。

→また、司法試験合格者に占めるなんと80%超が伊藤塾の受講生であり、法律に関する力は折り紙つきです。

 

Web割引がある

既に書いた通り、国家総合職のコースは各予備校とも大きな額の早割を行なっています。

伊藤塾も例外ではありませんが、伊藤塾の場合はWeb申込で割引になる(3月申込だと8万or4万、5/31までだと7万or3.5万)のが大きな特徴です。

 

こちらのリンクを経由して申し込むと割引が受けられますので、申込の際にはご活用ください。(リンク先のページ下部にクーポンコードがあります)

 

伊藤塾の無料パンフレット請求リンクは以下です

伊藤塾の無料パンフレット請求はこちら

 

③大原

メリット デメリット
  • 合格者実績多数
  • 模擬面接無制限
  • 面接対策が充実
  • 追加5000円で映像ブース使用可
  • 政治・国際区分のコースなし

 

【メリット】合格者実績多数

パンフレットには21名の最終合格者の写真が掲載されています。(一部の合格者のみ掲載との注記があるため総数は不明)

 

合格実績は十分確保されていると言っていいでしょう。

 

【メリット】模擬面接無制限。面接対策充実

大原は全体的に面接対策に力を入れており

実践形式の集団討論対策・グループワーク対策・プレゼンテーション対策が各1回ずつ、政策研究ゼミ講義(課題→個人・グループワーク→発表→講評)が10回組み込まれているなど、計17回の面接講義があります。

 

また、もちろん模擬面接は無制限です。

 

2次対策や官庁訪問対策を手厚く対応したい方にとっては非常に心強い材料だと思います。

 

【メリット】追加5000円で映像ブース使用可

大原のコースはWebと教室講義を組み合わせたものとなっており、筆記対策講義は基本的にWebで受けることになります。

 

一方で、その場合でも環境を変えたいという場合、追加で5000円払えば大原の映像ブースを使用することが可能になります。

 

環境を変えるのは習慣化にとって非常に大きな意味がありますので、個人的にはこの額なら利用しない手はないかなと思います。

 

【デメリット】政治・国際区分のコースなし

LEC・伊藤塾と同じですが、「政治・国際区分コース」は設けられていません。

 

大原の無料パンフレット請求リンクは以下です

資格の大原

 

④Wセミナー

メリット デメリット
  • 212名の最終合格者、内定者も81名
  • 模擬面接無制限(教室講義開講地区中心に実施)
  • 政治・国際区分コースあり
  • 費用が若干高め

 

【メリット】212名の最終合格者、内定者は80名

2018年度は212名の最終合格者を輩出しており、4校の中では最も多い最終合格者数(LECと大原は総数不明ですが)を誇ります。

また、そのうち内定者は81名(+2017年度試験合格者の内定者が20名)です。

 

なお、上位合格者も多数輩出しています。

法律区分1位(早大法)→防衛省内定、法律区分7位(慶應院)→総務省内定、経済区分4位(一橋経済)→総務省内定、政治・国際区分5位(慶應法)→国土交通省内定

 

余談ですが、法律1位が早大ってのは意外でした。(東大法とか京大法あたりかなと思ってました)

 

【メリット】模擬面接無制限

実践対策として、模擬面接・模擬集団討論が無制限、模擬プレゼンと模擬政策課題討議を1回ずつ受けることができます。(※模擬集団討論と模擬プレゼン、模擬政策課題討議は渋谷校のみ)

 

【メリット】政治・国際区分コースあり

4校の中で唯一政治・国際区分コースがあります。

 

政治・国際区分の合格者の声を見ると、「他の予備校では政治・国際区分の対応が不十分と感じてWセミナーを選んだ」とのことであり、政治・国際区分を狙う方はWセミナー一択なのかなという感じがします。

 

【デメリット】費用が若干高め

Wセミナーは早割の額がそこまで大きくないため、早割を活用した場合に4校で比較すると最も費用が高いですね。

 

値段は合格者実績の高さでカバーしている面が大きいかなという感じがします。

 

Wセミナーの無料パンフレット請求リンクは以下です

Wセミナーの無料資料請求はこちら

※TACのリンクに飛びますが、ここから請求できます(WセミナーはTACのブランドです)

 

公務員予備校のおすすめの選び方【迷ったらコレ】

パンフレットを見比べて直感で選ぶ

予備校ごとに色々と特徴はありますが、当然ながらどこも一定の最終合格実績を持っています。

極端に言えば、どこに通っても合格できるということです。

 

重要なのは、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点です。

 

その際、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。

 

この相性を見極めるためにオススメなのは、片っ端からパンフレットを請求して見比べることです。

当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。

まさに予備校ごとの性格が出ています。

 

それぞれのパンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。

 

無料パンフレット請求用リンクはこちら

※WセミナーはTACサイトに飛びますが、そちらから問題なく請求できます(WセミナーはTACのブランドです)

 

体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ

各予備校とも体験講座や無料相談会を開催しています。

百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。

 

僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため、体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。

(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)

 

なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。

このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。

※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています

 

模擬面接の実施箇所をよく確認する

国家総合職の倍率は以下の通りです。

  申込者 1次合格者 1次倍率 最終合格者 2次倍率 採用者
政治 1,391 117 11.9 56 2.1 13
法律 10,
216
1,032 9.9 504 2.0 150
経済 2,069 437 4.7 210 2.1 58

※2017年合格者(2018年採用)のデータ。大卒区分。

 

国家総合職試験における面接の配点はそこまで大きなものではない(3/15)ですが、当然おろそかにはできません。(なお、2次倍率は見ての通り2倍程度ですが、配点的に考えても、人物試験よりも記述試験が合否を分けている面が強いですね)

 

また、辞退者がいるとは言え、最終合格者のうち3割程度しか省庁に内定しないことを踏まえると官庁訪問対策はかなり重要です。

 

面接において何より重要なのは実践です。

各校とも模擬面接は無制限ですし、予備校によってはゼミ形式の対策も実施するなど色々と工夫をしていることが分かります。

 

筆記対策はWebだけでも構いませんが、面接対策で校舎に出向くのは基本必須です。

 

しかし、各予備校とも、模擬面接はそれなりに大きな都市の校舎に限って実施しているケースが多く、地方校では模擬面接を受けられないケースも多いです(地方校独自で対応しているケースもあるため、問い合わせ確認が必要)。

 

そのため、どこで模擬面接が受けられるかというのはきちんと確認してから選ぶようにしましょう。

 

また、どこに通うのも難しいということになれば、LECや伊藤塾のWeb面接を活用することも検討した方が良いでしょう。

 

費用について

長期で見ればめちゃくちゃ安いです

費用については、初年のボーナスで70万円近くもらえますので全額回収できますし、そもそも官僚になればお金の面で困ることはまずないでしょう。(もちろん激務ですが)

 

どんな物事もそうですが、環境を変えて、既に結果を成し遂げている人(ここでは予備校)に教わるのが成果を出すための最短最速の方法ですので、費用については長期視点で考えることをオススメします。

 

そうは言っても高い・・・という方であれば、以下の記事で比較的ラクに大きな額を稼げる方法を載せていますので参考にしてください。

 

おわりに

「予備校の選び方」のところで書いた通り、相性はかなり重要です。

 

「ここなら信頼して任せられる!」というところを見つければ、あとは余計な情報を遮断して、その予備校のテキスト・問題集や面接対策に集中して学べば必ず合格できます。(それは公務員試験最難関の国家総合職でも例外ではありません)

 

上で書いた比較情報も参考にしつつ、最後にはパンフレットを眺めたりしての直感的要素も大切にして決めていただければと思います。

 

今回比較した予備校

LEC:地方在住の場合にWeb模擬面接が可能。費用と内容のバランス良い。僕自身はLECに通って国家1種の1次上位突破。

伊藤塾:地方在住の場合にWeb模擬面接が可能。法律・教養区分コースのみだが、司法試験合格者の8割が伊藤塾であるなど、法律には圧倒的強み。

資格の大原:模擬面接以外にも、面接講義が17回分あるなどその内容が非常に充実。

Wセミナー:最終合格者212名(2018年度)の実績。上位合格者(法律区分1位等)も多数。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。