公務員試験の勉強方法

公務員試験突破のための問題集の解き方を、県庁に2位で合格した元公務員が解説します。

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員試験を突破するための問題集の解き方を具体的に解説しました。

 

僕自身は今回紹介するやり方で、国家1種1次を上位で突破し、県庁には2位で最終合格しています。

※僕が合格した志望先や得点データ詳細が気になる方はプロフィールをご覧ください。




合格への本質は、決断して集中して繰り返すこと

公務員試験の勉強に当たり絶対に押さえておくべき原則

そもそも論になりますが、押さえておいて欲しい原則からお話をします。

 

「決断し(他を捨てる)、集中し(1つのことだけに取り組む)、何度も繰り返す」

ということが、公務員試験合格のための本質的な考え方になります。

 

公務員試験において、「集中して繰り返す」というのは何を指すのかと言えば、「問題集を絞り、それを繰り返す」ということに尽きます。

 

なお、この本質を達成しやすいので、僕自身は予備校に行くことをオススメしています。

=環境が変化するので勉強に集中できる。テキスト・問題集が与えられるため、貰ったものだけに集中できる。

 

集中が肝ですから、ある科目についてはこの3つの問題集を解いて・・・みたいに、解くべき問題集が分散するのは絶対に避けたいのですが、独学だとこの失敗をやりがちだったりします。

 

問題集を繰り返すことが、公務員試験合格に直結する唯一の行為

専門科目がある試験なら、主要5科目(数的処理・憲法・行政法・民法・経済原論)を優先して繰り返そう

集中して取り組む問題集を決めたら(=例えば憲法であれば憲法の問題集は1冊に絞る)、あとは徹底的にその問題集を繰り返すことが合格に直結する唯一の行為ということになります。

↔︎テキストの読み込みにばかり時間をかけるというのは物凄く非効率な行為になります。

 

では、具体的にどの科目から取り組むかということですが、地方上級や国家一般職など、専門試験があるところの場合、特に配点の高い数的処理・憲法・行政法・民法・経済原論の問題集から優先して解いていくのが王道です。

なお、この5科目は、最終的に3回は問題集を繰り返したいところです。

 

この5科目をしっかりマスターすれば、他の科目でも結構点数が稼げます。

例えば、教養試験の社会科学は、憲法や経済原論を理解していれば概ね解ける(要は出題範囲が被っている)ということがあったりします。

 

また、この5つの科目からしっかり解いていくと、公務員試験の問題のクセや勉強の流れが身体に染み付いてくるため、他の科目を身につけるスピードも一気に早くなります。

 

僕の場合もまずこの5科目をマスターすることを徹底して優先しました。




問題集を繰り返すとは具体的にどういうことか?

STEP1 まずは、誤りの選択肢も含め内容を全て理解する

問題集を繰り返すって具体的にどういうこと?と思われた方のために、具体的に僕がやっていた問題集を繰り返すプロセスについて書いてみます。

結論から言えば、正解だけを理解して繰り返すのではなく、選択肢全部を理解した上で繰り返すということです。

 

具体的に例題を挙げながら話をしていきます。

 

例えば、

行政不服審査法に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

という問題があったとします。

 

正解の選択肢は以下です。

再審査請求は、処分に関する法律に再審査請求ができる旨の定めがある場合に限り、することができる。

しかし、この選択肢が正しいという理解をしただけでは意味がありません。

 

次に、誤りの選択肢の1つを抜粋してみます。

審査庁となるべき行政庁は、審理員となるべき者の名簿を作成し、これを公にしておかなければならない。

この選択肢がなぜ誤りなのかと言うと、

名簿の作成は努力義務であるが、仮に作成した場合には公にしなければならないというのが法律の規定になっているからです。

この選択肢は「名簿作成も必須」と読み取れるため誤りということになります。

 

このように、今回の問題の場合であれば、妥当な選択肢以外の4つの選択肢についてもその理由をしっかり頭に入れる。

それでようやく1問が解き終わったと言えます。

 

こうした理解が出来ていれば、別の問題で、

審査庁となるべき行政庁は、審理員となるべき者の名簿を作成することに努め、また、作成した場合はこれを公にしておかなければならない。

という選択肢が出た時に、すぐに正しいということが分かりますよね。

(その時に、「作成し、公にしなければならない」で引っ掛けたケースがあったよなと連想出来るようにもなっているはずです)

 

STEP2 全ての問題が解き終わったら、問題集の最初に戻って繰り返す。以下同じ。

STEP1で書いたようなやり方で1問ずつ解いていき、全ての問題が解き終わったら2周目に入ってまた問題集を最初から繰り返します。(2周目もSTEP1と同じやり方で繰り返します)

 

そして3周目に入ればほとんど覚えてます。

 

こうした流れが問題集を繰り返すということです。

 

なお、問題集をきちんと繰り返して内容が頭にしっかりと入っていれば、専門記述も解けてしまいます。

起承転結などの文章テクニックは別途勉強する必要はありますが、何をどういう論理展開で書けば正解なのかというのは、択一を丁寧にやっていけば十分に分かります。

 

まとめ

  • 公務員試験に合格するためには、問題集を繰り返し解くということに尽きる
  • 決断して集中することが重要であり、ある科目について解くべき問題集がいくつもあるといった状況は避けるべし(基本1つの科目につき1つの問題集)
  • 専門試験があるところについては、主要5科目(数的処理、憲法、民法、行政法、経済原論)を優先してマスターするのがオススメ→配点が高いのはもちろん、他の科目を身につけるのも非常に楽になる
  • 問題集を繰り返すというのは、正解の選択肢だけでなく、誤りの選択肢も含めた全ての内容を理解した上で繰り返すということ

以上です。

 

科目ごとに問題集をきっちり絞り、上で書いてきたような解き方で対応をしていけば、繰り返しの回数に応じて点数は伸びていきます。(3周するとほぼ覚えてしまうので伸び代はほとんど無くなりますが)

 

あとは、配点や勉強を始めた時期に応じて、ある科目は1回だけしか解かないとか、2回解くとかを調整していくということになります。

 

公務員試験の科目は非常に多いのですが、やるべきことはとてもシンプルです。

 

しっかりと対策の本質を押さえた上で、コツコツと問題集さえ繰り返していければ絶対に合格できる試験ですから、今回の記事を参考にして勉強に取り組んでいただければ幸いです。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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