公務員保育士の離職率は?私営保育所と比較すると圧倒的に低い!

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員保育士の離職率がテーマです。

 

他の公務員(一般行政職、警察官、消防士など)や民間、私営保育所の離職率との比較も含め、以下で詳しく書いていきます。

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公務員保育士の離職率はどれくらい?

公務員保育士全体の人数と希望退職者数

まず、離職率算出のベースとなる公務員保育士全体の人数と退職者数を書いていきます。

 

地方公務員保育士の人数は全国で8万2726人(※1)です。(うち25歳未満は1万465人(※2)

(総務省「平成28年4月1日地方公務員給与実態調査」より)

※1 指定都市11,602人、市49,271人、町村10,697人、特別区11,136人、一部事務組合等20人

※2 年齢別内訳は不明のため、総務省統計内「福祉職」の年齢構成をベースに独自計算して算出

 

うち普通退職者(=定年退職以外の希望退職者)の数は1,440人(※3)です。(うち25歳未満は167(※3)

(総務省「平成28年度地方公務員の退職状況等調査」より)

※3 総務省統計内「福祉職」の人数を用い、独自計算(「福祉職」のうち81%が保育士で、19%がそれ以外という点を踏まえ計算)して算出。

 

地方公務員保育士の離職率は約1.7%

地方公務員保育士の希望退職者の割合(離職率)を、先に出した数字に基づき計算してみます。

 

1,440(普通退職者)/82,726(全体人数)=1.741%

参考:地方公務員(一般行政職)の離職率=0.769%

 

一般行政職地方公務員の離職率に比べると結構高いかなという感じはしますが、それでも1%台と低い数字です。

 

25歳未満の離職率もだいたい同じ

次に、25歳未満に絞って離職率を算出してみます。(以下で民間の3年以内離職率と比較をするため)

 

167(普通退職者)/10,465(全体人数)=1.596%

参考:25歳未満の地方公務員(一般行政職)の離職率=0.912%

 

先ほど算出した公務員保育士全体の離職率より若干低いですが、ほぼ同じと言っていいと思います。

 

ちなみに、普通退職者の年齢別割合を細かく見てみると、25歳未満は約11%とあまり多くありません。

25〜30歳未満が約27%、30〜35歳未満が約20%であり、25歳〜35歳の間に退職する方が約半数を占めます。(この層の離職率は約2〜3%といった所です)

(総務省「平成28年度地方公務員の退職状況等調査」より)

 

この層の離職者が多い細かな理由までは分かりませんでしたが、おそらく結婚に伴うものではないかと考えます。

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民間企業や私営保育所の3年以内離職率と比べれば圧倒的に低い

民間企業の高卒の3年以内離職率は40%、大卒は30%

ここで、民間企業の離職率を見ていきたいと思います。

 

厚労省が出している「新規学卒者の離職状況」によると、平成26〜28年の期間における民間企業の3年以内離職率は以下の通りです。

 

高卒者:40.8%(1年以内19.5%、1〜2年以内12%、2〜3年以内9.3%)

大卒者:32.2%(1年以内12.3%、1〜2年以内10.6%、2〜3年以内9.4%)

※大卒者について、1000人以上の企業勤務者に限ると24.3%

 

私営保育所の3年以内離職率は約36%

次に、私営保育所の離職率を見ていきたいと思います。

 

厚労省が出している「保育士等に関する関係資料」によると、私営保育所(常勤者)の離職率は12%となっています。

 

3年以内離職率ということで単純に3倍すると、12×3=36%となります。

 

公務員保育士の3年以内離職率は約5%

既に算出した通り、公務員保育士の25歳未満の離職率は1.596%でしたので、3年以内の離職率は、単純にこの数字を3倍すると4.788%となります。

 

民間企業や私営保育所と比べると圧倒的に低いですね。

 

補足

私営保育所の離職率(12%)を参照した厚労省の資料によると、公営保育所の離職率は7.1%になっています。

その場合、公営保育所の3年以内離職率は7.1×3=約21%ということになってしまいますので、上で算出したものと16%近く数字がズレます。

 

一方、今回算出した数字は総務省の統計に基づいていますので、そこまで大きく狂っているというのは考えづらいです。

 

おそらくですが、厚労省の資料には、「非正規職員」が多く混ざっているのではないかと想定されます。

 

公営保育所の半数の職員は非正規(民営は35%程度)と言われています(参照:全国保育協議会 会員の実態調査報告書 2016)ので、この離職者が多い(総務省の統計には反映されず、厚労省の統計に反映されている)とすれば辻褄が合うように思います。

 

ただそうなると、私営のほうも非正規を除くともう少し離職率が下がるということになると思います。

その点、完全に公平な条件では比較できないということになりますがご了承ください。

 

補足で色々と書きましたが、要は、公務員保育士(正規職員)の離職率は非常に低く、それは通常の民間企業や私営保育所の保育士の離職率と比べても圧倒的に低い数字だと言っていいでしょう。

 

おわりに

下にリンクを貼っておきますが、給与面においても、公営保育所の保育士は私営保育所の保育士に比べて圧倒的に恵まれていることが分かります。

そしてそのことが当然離職率の低さにも繋がっていると言えるでしょう。

 

それに対し僕がどう思うかというのは本題では無いのであまり細かくは言及しませんが、「公営は公営なりの役割がある(ニーズを吸い上げ、施策運営に活かす)」というよく言われる理屈は、個人的には全然響かないですね・・・。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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