こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
ブログ読者さんより、公務員の面接に関してこんな質問をいただきました。
このたび、シュン様へメールさせていただきましたのは、シュン様のサイトにある、「【公務員試験の面接対策】大幅加点間違い無しの簡単にできる秘
策とは?」を拝見させていただき、Ⅰ「学生時代力を入れたこと」 、Ⅱ「自己PR」についてお聞きしたいことがあるためです。 私自身、お恥ずかしながら、これまでの大学生活において本気で頑
張ったこと、工夫したことなど特になく、上記Ⅰ、Ⅱについてエピ ソードの提示を求められても、話を盛った中身の薄いものしか話せ ません。そこで、二点ご質問がございます。 ①シュン様ご自身、「大学生活において、面接で特筆して語れるよ
うなことは何一つなかった」と仰っていますが、Ⅰ、Ⅱ についての回答を求められた場合、どのような回答を準備なされて いたのでしょうか。 ②今からアルバイトやボランティアなどで新しくエピソード作りを
するのは悪手でしょうか。 以上二点です。
非常にありがちなお悩みだと思います。
以下で回答していきます。
本記事の内容
- 結果は重要じゃない、要は過程
- アルバイトやボランティアをやったほうがいい?
なお、僕自身の公務員試験実績は、国家総合職1次試験合格(2次辞退)、県庁2位最終合格(面接は得点率80%ほど)、LECの模試関東2位などです。
また、民間企業出向を経験したり財政課を経験したりとそれなりに県庁での仕事の経験も豊富(=採用側の意向も分かる)です。
この辺りも記事の信頼性担保につながるかなと思います。
自己PRや頑張ったことに関して、重要なのは結果じゃなく過程
今回の相談者様の悩みを解決する内容は、以下の記事に概ね回答があります。
ぜひこちらも別途お読みいただきたいですが、それでは話が終わってしまいますので、以下で色々書いていきます。
自己PRやら学生時代頑張ったことなどの回答における重要なポイントは、
自分の経験(=課題と、課題解決のための仮説、仮説に基づき実施した行動、それによって得た成果)を掘り下げ、そこを強みとして逐一アピールしよう
ということです。(自己PRなどに限らず、志望動機などすべてこれですね)
少し抽象的だと思いますので、もう少し具体例を挙げて話をしてみます。
例えば大学時代の趣味としてランニングをやっていたとします。
そして、ランニングを通して得た習慣化能力が自分の強みとPRすると仮定します。
その際の回答例の一つが以下です。
実は一番最初走ろうとした時は500メートルも走れなかったんです。
週に1回走ったと思ったら1ヶ月間空いちゃったりして全く続きませんでした。。【→課題】
でも、体重も今よりプラス10キロくらいあってすごく不健康だったので、自分を変える必要がありました
そのため、まずは運動を習慣化するために、目標を小さいものからステップアップしていく計画を作りました。【→仮説】
最初はまず500メートル歩くことを週1回、慣れてきたら週3回、次に早歩きにして・・・(と色々工夫を語る)、今は毎日5キロ走れるようになりました。【→行動と成果】
この経験を通し「習慣化のコツ」を体得したおかげで、今はどんなことでも習慣化できるようになりました。
以上の赤字の部分がポイントです。
こうしたポイントを押さえて語れれば、結果の大小なんてどうでもいいんです。
それこそ、趣味・サークル・大学の講義・ゼミ・バイト・ボランティアどんなことでもネタになります。
日常を振り返ってみて、自然と続けていることとか、ちょっとは普通の人よりうまいかな褒められるかなということを引っ張り出してみて、あとは上で書いたようなストーリーに結びつける感じですね。
皆さんそうですが、それなりに大それたこと(またはイメージの良さそうなこと)をやっておかないとまずいのではないかと、肩書きそのものにこだわってしまうところがあります。
もちろん、何かで日本一になったとか、箱根駅伝出ましたとかいう話なら、それ自体で大きな強みになります。(また、そのように結果を出す人は思考力も高いので、上で書いたようなプロセスもしっかり語れます)
しかし、そこまで凄い実績を持つ人はまずいません。
せいぜいサークルで部長やったとかそんなところでしょう。
一方、サークルの部長という肩書きは面接官からすればどうでもいいわけです。
部長として、こんな課題があったけど、その課題を解決すべくこう考えて行動して、結果的にこんな風になったよというのを語れることこそが重要です。
→これならば、ヒラとして部長のサポートをしたという観点からだって語れます。
「サークルの部長」「ボランティア」みたいな肩書きの価値に力点を置いても意味がないというのは押さえておきましょう。
アルバイトやボランティアをやったほうがいい?
ネタ作りのために無理してやっても仕方がない
アルバイトやボランティアをやるなりしたほうが良いのか?というお話ですが、仮にやるのであれば、上で書いたストーリーに持ち込むことを意識してやるのがいいでしょう。
おそらくどちらに参加しても必ず困難とか苦労することに直面するはずです。
そこをどう乗り越えるかを意識して対応するということですね。
そうすればネタになります。
ただ、そもそもそれがやりたいことなのか?という点は重要です。
ボランティアなんてやりたいとも思っていないのに、ネタ探しのためにそれをやるというのは全く意味がありません。
それをするくらいなら、例えば大学の講義やゼミを頑張った話をする(課題としては公務員試験との両立という観点でもいいですし、色々あると思います)とか、先ほども書きましたが自分の趣味に絡めるとか、そういうほうがよほどリアルな話ができます。
繰り返しになりますが、結果そのものよりも、課題→仮説設定→行動のプロセスを語れる(しかもより具体的に)ことのほうが重要です。
この点は必ず押さえておきましょう。
日雇いで興味があることをやるのはオススメ
ただ、日雇いというのは一つありかなと思います。
というのも、日雇いバイトやらボランティア(ボランティアは日雇いとは言わないかもしれませんが)とかなら気軽に、かつ自分の興味があるものをやれます。
で、日雇いを2〜3回くらいやってみて、あとは日雇いについて自分が課題だと思ったことを整理して(例えば、初対面の人とすぐにコミュニーケーションを取る必要があるとか、その場で初めて知らされた仕事に迅速に対応するためにどうするかなど)、そこに対してどう課題解決をしたかという観点で語っていくわけですね。
(→面接官には、大学では主に日雇いバイトや1日単位のボランティアを何回も繰り返していたと言えばいいでしょう。実際何回やったかなんて分からないですから)
また、興味ある分野でお金をもらえる上に、志望する公務員以外の世界を見れるというのは、プラスになることはあってもマイナスはないのかなと考えます。
まずは自分を掘り下げよ
とは言え、2〜3回程度の経験を語るよりも、やはり自分の好きなことなどをベースに話をしたほうが説得力ある内容を話せるでしょう。
そのため、基本的にまずは自分の掘り下げ(徹底した自己分析)のほうが重要です。
全然話は変わりますが、これはブログにも当てはまります。
例えば、ブログで稼げるジャンルとして脱毛・美容・中古車販売などがあります。
しかし、ここで勝つ人は実際に脱毛サロンに通うなり何なりして、しっかり身銭を切って学んだ猛者ばかりです。
ネットで情報収集した上辺の記事をいくら書いたところで、全く評価されませんし稼げません。(説得力がないからです)
結局は経験が物を言うということです。付け焼き刃はオススメしません。
おわりに
自己PR、大学で頑張ったことなどについて語る際には、
- 自分の経験(=課題と、課題解決のための仮説、仮説に基づき実施した行動、それによって得た成果)を掘り下げ、そこを強みとして逐一アピールすべし
- 語るネタ自体は本当に小さなことでもいいので、自分が続けていること、人から褒められること、よく頼まれることとかをネタにして構成しよう
というのが結論です。
なお、小さなことすら全く見つからないというのは、まず間違いなく自分の掘り下げが足りません。
例えば、現在テレビに引っ張りだこの前田裕二社長(SHOWROOM代表)は、就活の際に自己分析ノートを30冊書き、あらゆる企業から内定をとったそうです。
それこそ自分が好きな色は何か、それはなぜかというレベルまで突き詰めたそうです。
そこまでやれば何だって答えられるはずです。
さすがにここまでやれとは言いませんが(僕も全然やってません笑)、まずは自分をしっかり見つめること、その上で先ほど書いたように日雇いのバイト、ボランティアなども補足として考えてみたらいかがでしょうか。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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