公務員試験の日程・科目・難易度

【警察官編】公務員試験の科目別配点一覧!専門試験は無いが視力大丈夫?

こんにちは、shunです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は公務員試験(警察官)の科目と配点一覧を書いていきます。

 

警察官試験を受験するに当たっては、まずは科目や配点のざっくりとした全体像を把握することが重要になってきますので、以下でご確認いただきたいと思います。




警察官試験の日程と試験内容について

警察官試験を受けるチャンスは複数回

警察官試験=道府県警の試験及び警視庁の試験のことを指します。(警視庁は要は都警のことなんですけどね)

 

道府県警では、5月・7月・9月に試験が行われるところが多いです。

また、複数回受けることが可能なところもあるので、自治体HPで確認しましょう。

 

警視庁は5月、9月、1月の3回試験が行われます。

全部受けることも可能です(笑)

 

これら、警視庁と他の道府県警は受験日が被らないので併願できます。

警視庁1回目→A県警1回目→警視庁2回目→A県警2回目→警視庁3回目みたいな感じで受験することも可能だということですね。

 

このように、同じところを複数回受けることが可能なシステムは他の公務員試験に比べて独特です。

 

さらに、例えば上のケースであれば、A県警を受ける時に、B県警を第2志望としておくことで、A県警がダメでもB県警に拾われる可能性があるという「共同試験」という仕組みを取り入れている自治体もあります。

 

つまり、結構門戸が広くチャンスの多い公務員試験であると言えるでしょう。

(もちろん倍率はそれなりに高いですので、勉強は必要です)

 

1次は教養試験(+自治体によっては論文試験)のみで専門試験は無い

警察官の試験に専門試験は無く、全て教養試験で行われます。

(サイバーテロ対策捜査官みたいな特殊警官は専門試験あり)

 

1次は教養試験のみ(論文試験は2次)のところと、教養試験と論文試験の両方を行うところに分かれますので、自分が受ける自治体について確認しておきましょう。

 

ちなみに論文は専門試験的な論文(憲法の〜権について論ぜよ)とかではなく、警察官の心構えを解くようなものが多いです。

 

また、1次の段階で体力検査をやるところもそれなりにあります。(2次でやるところの方が多い)

この試験は公務員試験の中では異質ですね。

腕立てや上体起こし等をやるようなので、しっかり体力づくりをしておきましょう(笑)

 

大前提として身体基準(特に視力)は気になるかも

身体基準として、

・身長概ね160センチ以上(女性は150センチ以上)

・体重概ね47キロ以上(女性は43キロ以上)

・視力(両目とも裸眼で0.6以上、矯正視力1.0以上)

・色覚異常の有無

が挙げられているところが多いです。

 

身体検査は2次で実施されるところが多いのですが、1次は受かったのに身体検査で落ちるというのも辛いものがあります。

 

特に視力(裸眼)は結構ハードルが高いように思います。

 

規定ギリギリの方は試験前に自治体に確認をしておくことが必要でしょう。

 

昔、免許センターで受けた視力検査が凄く曖昧だった気がするので、適当なんじゃないの?と個人的には思ってしまいますが、憶測で判断しても仕方ないので確認しましょう。

 

それでは、以下で、道府県警察及び警視庁の具体的な科目と配点一覧を書いていきます。




教養試験科目と配点一覧(平成28年度)

警察官(5月型)配点

一般知能分野 判断推理9、数的推理5、資料解釈2、文章理解9(現代文3、英文5、古文1)
社会科学 政治2、法律2、経済3、社会2
人文科学 日本史2、世界史2、地理3、思想1、文学・芸術1
自然科学 数学1、物理1、化学2、生物2、地学1
50問必須回答

 

警視庁警察官I類配点

一般知能分野 判断推理7、数的推理7、資料解釈2、文章理解8(現代文6、英文2)
社会科学 政治2、法律2、経済2、社会3
人文科学 日本史2、世界史2、地理2、思想1、文学・芸術1、国語2、英語2
自然科学 数学1、物理1、化学1、生物1、地学1
50問必須回答

 

若干警視庁の文章理解における現代文の多さが目立つくらいで、概ね同じです。

警視庁と他警察の併願を考えている場合はそのまま対応できるでしょう。

 

配点の高い、数的処理と文章理解、社会科学関係は外せないですね。

 

難易度は地方上級などに比べれば低いですし、人によっては(センターで国立を受けていて、内容をある程度覚えているような人)簡単に突破出来てしまうかもしれません。

 

とは言え、公務員試験対策の本質は問題集を繰り返し解くことです。

特に、高校生の時の学力に不安のある方は、対応する問題集を買って、ひたすら繰り返しましょう。

 

 まとめ

試験の全体像は掴んでいただけたのではないでしょうか。

 

もちろん倍率は高いのですが、基本的には人を必要としているため、日程や共同試験など人材を確保する仕組みが工夫されている試験であるということが言えるでしょう。

 

そういう意味では懐の大きい試験ですから、受験者側も優先順位を押さえ、問題集を繰り返し解くという本質に沿った勉強をしていけば、十分に合格できる試験であると言えます。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>採用試験対策も含めた警察官の記事をまとめたものはこちらです。