国家公務員、地方公務員と民間の残業代を比較!サービス残業の実態も見えてきます。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員の残業時間、残業代がテーマです。

 

公的な統計データを元に国家公務員、地方公務員と民間企業の残業時間、残業代を比較しました。

その上で、その数字が示す実態との乖離(サービス残業の実態)についても書いていきたいと思います。

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国家公務員の残業時間と残業代

国家公務員の平均残業時間

  • 本府省 年366時間(月30.5時間)
  • 本府省以外 年207時間(月17.25時間)
  • 計 年235時間(月19.58時間)

平成29年人事院勧告資料より

 

なお、行政職、技術職、公安職など全て含む全体の平均時間です。

 

国家公務員の残業代(行政職俸給表(一)適用職員の場合)

  • 本府省 年1,015,608円(月84,634円)
  • 本府省以外 年574,404円(月47,867円)
  • 計 年645,996円(月53,833円)

 

国家公務員の残業代は公開されていないため、上記の残業時間に基づき、超過勤務手当の算出法(国の出している正式なもの)に基づき推計しました。

計算式:{(俸給の月額+俸給の月額に対する地域手当等の月額)×12}/(1週間当たりの勤務時間×52) ×支給割合×勤務時間

 

なお、計算のベースとなる残業時間自体が、行政職だけでなく、技術職や公安職なども含んだ平均の残業時間であるため、あくまで一つの目安ということにはなります。

 

地方公務員(都道府県・政令指定都市・県庁所在市)の残業時間と残業代

地方公務員(都道府県・政令指定都市・県庁所在市)の平均残業時間

  • 本庁 219.6時間(月18.3時間)
  • 出先 118.8時間(月9.9時間)
  • 計 158.4時間(月13.2時間)

「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果」(総務省自治行政局)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000475661.pdf)より

 

こちらは、知事部局・市区町部局(警察本部や教育委員会含まず)の一般職員(一般行政職、保健師、薬剤師など)の平均時間です。

 

地方公務員(都道府県・政令指定都市・県庁所在市)の残業代(一般行政職の場合)

  • 本庁 年566,346円(月47,195円)
  • 出先 年306,384円(月25,532円)
  • 計 年408,512円(月34,043円)

 

地方公務員の残業代は、総務省によって具体的な金額が団体区分ごとに公開されているのですが、条件を合わせるため、国家公務員と同様に計算して算出しました。

(総務省の公開されている数字とほぼズレは無いので問題無いと考えます)

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民間企業(30人以上事業所)の残業時間と残業代

民間企業の平均残業時間

  • 154時間(月12.83時間)

 

先ほど地方公務員の残業時間を調べるために使ったデータ(以下)によれば、民間労働者(30人以上事業所)の残業時間は154時間となっています。

「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果」(総務省自治行政局)(http://www.soumu.go.jp/main_content/000475661.pdf)より抜粋

 

民間企業の残業代

  • 年274,302円(月22,858円)

 

「毎月勤労統計調査(平成27年分結果確報)」(厚生労働省大臣官房統計情報部)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/27/27r/dl/pdf27r.pdf)より推計

=所定外給与から時給単価を算出(1,781円)した上で、そこに残業時間(年154時間、月12.83時間)を掛け算して算出

 

公務員の残業時間は実態と合っているのか?

公務員は1日当たり1時間も残業していない?

公務員の1日当たり残業時間を表にまとめてみました。

  国家公務員の1日平均残業時間 地方公務員の1日平均残業時間
本府省(本庁) 1.525時間 0.915時間
本府省以外(出先) 0.8625時間 0.495時間
0.979時間 0.66時間

※土日祝日、年末年始、夏季休暇を除き、労働日数を月当たり20日と仮定

 

計を見ると、国家公務員も地方公務員も毎日1時間も残業していないということになります。

 

これは、経験者としては笑うしかないというか、全く実態に即していないということがすぐに分かります。

(要は統計なんてあんまりアテにするなということでしょう→それでも日本の統計の精度は世界で見ればかなり高いですが)

 

まず、国家公務員の本府省の多くが不夜城だというのは有名です。

そこですら1.5時間という数字ですから、皆19時前くらいには帰れるということになります。

 

内閣府、総務省、厚労省、環境省など、霞ヶ関に出向した知り合いは皆が皆激務(0時超えは当たり前)だと言っていましたし、また、国の省庁の方とやり取りをしていると、メールの送信時間がおかしなことになっている(笑)ことが多々あります。

言うまでもなく、実態とズレているであろうことは明らかです。

 

次に地方公務員ですが、出先はなんとなく分かる(ただ、出先は出先で皆が皆そんなに早く帰るかと言うと決してそんなことはありません)のですが、本庁の残業が全体平均で1時間未満というのは経験者として絶対に無いと断言します。

個人的な感覚ですが、平均すると2〜3時間くらいかなぁと思います。(もちろん忙しい部署はそんなもんじゃないですが)

 

つまり、ここから見えてくるのは、残業代には限りがあるので、その中で終わらなければ後はよろしくねというサービス残業の存在です。

 

改めて文字にするまでもなく、県庁に勤めていた身としてはもちろんよく分かっていることなのですが、こうしてデータを細かく見てみるとより明らかになりますね。

(民間についても同じようなことが言えると思います)

 

おわりに

以上、統計上の残業時間と残業代および実態としての残業時間について触れてきました。

 

実態のところでも書いたように、やった分の残業代がきっちり出ていないのは間違いないのですが、そもそも論でいけば、国民の役に全く立っていないどうでもいい事業が多すぎることが残業時間が増える要因なので、そこに税金を投入して残業代をきっちり払うべきだとは思いません。

 

むしろ、財政が苦しく、残業代もどうせ出ないのだから、どんどん訳の分からない事業は潰して、それこそさっさと帰るほうがずっと生産的だし、成果(国民の役に立つであろう少ない事業に集中することで最大の効果を出す)にも繋がるでしょう。

関連記事公務員の仕事内容について思うこと〜エッセンシャル思考を読んで〜

 

こういった事実(なんでもかんでも頑張ったところで報酬は出ない)を冷静に見つめた上で、自分のやるべきことを考えてみることは大切かなと思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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公務員は残業なし?定時帰りは伝説、サービス残業は覚悟せよ

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