こんにちは、元公務員のシュンです！
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます！
今回は、看護師（地方公務員）のお給料がテーマです。
県立病院や市立病院に勤めている看護師さんのことですね。
また、地方独立行政法人の病院もほぼ同じような額だと捉えて貰って大丈夫です。
以下では、総務省の最新の統計資料（H29地方公務員給与実態調査）を元に、公務員看護師の
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を全てまとめました。
以下を見れば主要な給料データは全て分かるという形にしてあります！
比較のため、民間勤務看護師のデータについても掲載しています。
看護師（地方公務員）の給料
看護師（地方公務員）の給料月額（全国平均）
301,447円（平均年齢40.3歳）
（総務省：平成29年4月1日地方公務員給与実態調査より。以下同じ）
ここに各種手当が加わったものが給与（月収）ですので、正直あんまり意味のない数字です。
（給料が大きく絡むのは、特に退職金の算定時です）
看護師（地方公務員）の年齢別給料月額（全国平均）
給料を年齢別に推計してみたものが以下です。
| 21~23歳 | 207,572円 |
| 24~27歳 | 246,526円 |
| 28~30歳 | 257,361円 |
| 31~35歳 | 268,748円 |
| 36~40歳 | 294,614円 |
| 41~45歳 | 313,669円 |
| 46~50歳 | 332,747円 |
| 51~55歳 | 342,928円 |
| 56~59歳 | 347,880円 |
※総務省：平成29年4月1日地方公務員給与実態調査と人事院：平成29年国家公務員給与等実態調査を元に独自推計。以下、給与等の年齢別推計についても同じ方法で推計。
看護師（地方公務員）の給与（＝月収）
看護師（地方公務員）の給与月額（全国平均）
369,766円（平均年齢40.3歳）
（参考）
民間看護師（企業規模1000人以上）：344,800円（平均年齢35.1歳）
民間看護師（企業規模100〜999人）：324,700円（平均年齢40.4歳）
民間看護師（企業規模10~99人）：318,500円（平均年齢47.8歳）
（厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」より。以下同じ）
いわゆる月収です。
毎月の手取りに関連してくるのはこっちです。
（なお、手取りはざっくり80％くらいと考えておけばOKです）
先ほどの給料との差額68,319円が手当額ということになります。
手当のうち額の多いものは以下です。
- 時間外勤務手当（残業代） 16,141円
- 地域手当 14,769円
- 特殊勤務手当（夜間看護手当） 12,486円
看護師（地方公務員）の年齢別給与月額（全国平均）
給与を年齢別に推計したものが以下です。
| 21~23歳 | 243,420円 |
| 24~27歳 | 297,404円 |
| 28~30歳 | 316,912円 |
| 31~35歳 | 334,737円 |
| 36~40歳 | 364,585円 |
| 41~45歳 | 389,115円 |
| 46~50歳 | 411,245円 |
| 51~55歳 | 421,307円 |
| 56~59歳 | 425,724円 |
看護師（地方公務員）のボーナス
看護師（地方公務員）のボーナス年額（全国平均）
1,407,161円（平均年齢40.3歳）
（参考）
民間看護師（企業規模1000人以上）：915,600円（平均年齢35.1歳）
民間看護師（企業規模100~999人）：747,100円（平均年齢40.4歳）
民間看護師（企業規模10~99人）：638,800円（平均年齢47.8歳）
ボーナスは民間に比べて圧倒的に高いです。
看護師（地方公務員）の年齢別ボーナス年額（全国平均）
ボーナスを年齢別に推計したものが以下です。
| 21~23歳 | 989,419円 |
| 24~27歳 | 1,162,764円 |
| 28~30歳 | 1,210,978円 |
| 31~35歳 | 1,261,650円 |
| 36~40歳 | 1,376,754円 |
| 41~45歳 | 1,461,551円 |
| 46~50歳 | 1,546,446円 |
| 51~55歳 | 1,591,752円 |
| 56~59歳 | 1,613,790円 |
※（給料＋地域手当（平均額14,769円）＋扶養手当（0円））×4.45月（2018年の支給基準）で算出→扶養者がいる場合は2万円程度（人によってはそれ以上）高くなると想定
看護師（地方公務員）の年収
看護師（地方公務員）の年収（全国平均）
5,844,353円（平均年齢40.3歳）
（参考）
民間看護師（企業規模1000人以上）：5,053,200円（平均年齢35.1歳）
民間看護師（企業規模100~999人）：4,643,500円（平均年齢40.4歳）
民間看護師（企業規模10~99人）：4,460,800円（平均年齢47.8歳）
民間の看護師と比較すると、公務員看護師の年収が圧倒的に高いことが分かります。
（企業規模1000人以上のところは平均年齢が35歳と若いですが、ここを公務員と合わせて40歳と仮定した場合でも、せいぜい年収は520~530万円程度ということになりますので、やはり大きな差があります）
看護師（地方公務員）の年齢別年収額（全国平均）
年収を年齢別に推計したものが以下です。
| 21~23歳 | 3,910,462円 |
| 24~27歳 | 4,731,610円 |
| 28~30歳 | 5,013,927円 |
| 31~35歳 | 5,278,496円 |
| 36~40歳 | 5,751,779円 |
| 41~45歳 | 6,130,931円 |
| 46~50歳 | 6,481,380円 |
| 51~55歳 | 6,647,439円 |
| 56~59歳 | 6,722,481円 |
※平均給与×12＋ボーナス額で算出
看護師（地方公務員）の退職金
看護師（地方公務員）の退職金額（全国平均、定年退職の場合）
約22,013,000円
看護師（地方公務員）の生涯年収
看護師（地方公務員）の生涯年収額
246,052,655円（給与収入224,039,655円、退職金22,013,000円）
※給与収入は、年齢別の推計平均年収を累積（21〜59歳）して算出した。
生涯年収を民間看護師や民間企業と比較
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民間の看護師と比べると、公立病院勤務の看護師のほうが、2500~4000万円程度生涯年収で上回るということになります。
まとめ
- 看護師（地方公務員）の給料月額 301,447円（平均年齢40.3歳）
- 看護師（地方公務員）の給与月額 369,766円（平均年齢40.3歳）
- 看護師（地方公務員）のボーナス年額 1,407,161円（平均年齢40.3歳）
- 看護師（地方公務員）の年収 5,844,353円（平均年齢40.3歳）
- 看護師（地方公務員）の退職金 22,013,000円（21歳から59歳まで勤務した場合）
- 看護師（地方公務員）の生涯年収額 246,052,655円（給与収入224,039,655円、退職金22,013,000円）
以上、地方公務員看護師のお金に関するデータについてまとめてみました。
とにかく、民間の看護師さんに比べるととかなり待遇が良いというのが分かりますね。
これは医師（勤務医）の場合も全く同様のことが言えます。（一方で医師の場合、開業医がダントツでお給料が高いのですが）
なお、完全に余談ですが、県庁の新規採用職員研修の時、県立病院に勤めることになった看護師さんも一緒に研修に参加していました。
その時は同期の仲間として一緒にお酒を飲んだりして楽しんでいましたが、あれ以来会う機会は全くなかったです（笑）
それくらい、同じ公務員と言っても住む世界が完全に別でした。
辞めた人がかなり多いということも聞きましたが、事務職の同期で辞めたという人はほとんどいなかったので、やはり色々と厳しい世界なんだろうなぁというのを強く実感した記憶がありますね。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました！
>>看護師(民間・公務員)の給料・年収データについて、病院別・診療所別に詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
