こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は「公務員との結婚」がテーマです。
特に女性が結婚したい職業として人気の高い公務員ですが、その実態(給与面、将来像など)について分析していきます。
また、僕自身の公務員経験を踏まえ、「男性公務員が結婚相手に求める思考」も含めて記事を書いていきたいと思います。
女性の結婚相手としての公務員人気について
結婚したい職業ランキングトップの公務員
マイナビウーマンが2017年4月に実施した、女性から見た結婚したい職業ランキング調査(https://woman.mynavi.jp/article/170426-15/)によると、
1位 公務員(20.4%)
2位 会社員・サラリーマン(10.9%)
3位 医師(8.5%)
ということで、女性にとっての公務員の人気が際立っていることが分かります。
安定しているというのがメリット
どうしてこんなに公務員の人気が高いかと言えば、要は安定を望んでいるということでしょう。
給与面もそこそこの額を貰えて、基本的には年功序列で上がっていく。
クビになることはまず無い。
また、土日は基本的に休みなので家族の時間も確保できる。
そういった点を総合的に見れば、公務員が安定しているというのは間違いありません。
確かに安定はしているが、若い頃の給与はさほど高くない
高給取りではない
そもそも公務員は高給取りではありません。
高給取りだと思っている人は少なくなっているとは思いますが、念のため。
都内であれば大企業に劣りますし、地方であっても地方銀行などには劣ります。
ただ、地方の場合は多くの地元企業よりは高いケースが多いのは確かでしょう。
高給取りではないにせよ、年齢とともに安定して増えていくというイメージはまさにその通りです。
公務員の年収モデルについて
具体的な給料の数字を出したほうが分かりやすいと思いますので、以下に公開されている年収モデルをいくつか抜粋しました。
<国家公務員の年収モデル>
「国家公務員の給与(平成29年版)」(内閣官房内閣人事局)(https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/pdf/h29_kyuyo.pdf)より抜粋
<東京都(都道府県庁の年収ランクトップ)年収モデル>
東京都人事委員会事務局ホームページ(http://www.saiyou.metro.tokyo.jp/kyuuyokettei.html)より抜粋
<群馬県(都道府県庁の年収ランク平均)年収モデル>
「職員の給与等に関する報告及び勧告の概要(平成29年)」(群馬県人事委員会)(http://www.pref.gunma.jp/contents/100035223.pdf)より抜粋
これらのデータでは、30歳近辺の数字が分かりませんが、元県庁職員である僕の場合、20代後半で450万程度、30過ぎでだいたい500万円といったところでしたね。
十分だと思えばそれに越したことはありませんが、平均初婚年齢に近い30歳くらいの時には、決して多くの額は貰っていないという事が分かるのではないでしょうか。
→僕は銀行にも出向経験があるのですが、同じ年齢の人(30歳くらい)とは100万円以上の年収差がありました。
安定よりも堅実さが魅力かもしれない
無謀なお金の使い方をする人が少ない
実は、お金で重要なのは収入よりも支出です。
支出が押さえられなければ、年収1千万であろうがあまり豊かさは感じられません。
同期たちを見て思ったのは、公務員になるくらいなので堅実な人が多く、お金の使い方も無謀な使い方をする人が少ないという事です。
支出を抑えられない人と結婚してしまうと安定も何もありませんので、この点はとても重要です。
ただ、もちろん中には30歳になっても全然貯金が無いような人もいました(→自己投資で貯金が無いならいいですが、消費や浪費にお金を使っている)し、ギャンブル依存みたいな人もいました。
公務員と結婚したい=安定を望んであるのであれば、公務員という肩書き以上にその人個人の資金管理能力を見ましょう。
→一緒に飲みに行く時のお店のチョイスや、お金に対する考え方を聞いたりするなどでだいたい分かると思います。
公務員男性は専業主婦を好まない?
堅実だからこそ、共働きを好む人多し
上でも書いた通り、堅実な公務員は多かったです。
だからこそ、相手も公務員だとか、堅実な人と結婚する人も多かったです。
同期たちと話していても、専業主婦ではなく、奥さんにも働いてもらうことを求めてる感はありましたね。
30歳で年収500万を貰っていて、その後収入増していくわけですから、余程の贅沢をしなければ、奥さんが働かないでも全然やっていけます。
やってはいけますが、そもそも考え方として、より安定した生活を望んでいるということです。
公務員と結婚したいと考えている女性が安定を望むのと同様、相手の公務員もそういった思考の人が多いという点は押さえておく必要があるでしょう。
今後の公務員の給与等に関する見通し
公務員の給与=50人以上の民間企業の平均
そもそも公務員の給与というのは、50人以上の民間企業の給与をリサーチし、そこに合わせて決められるものとなっています。(毎年改定されます)
小規模の企業より給与が高いのはそういうわけです。
関連:公務員の年収平均はいくら?地方と国の過去5年の年収を算出!
関連:公務員の退職金はガンガン減額されている!金額推移データと今後の見込みについて。
今後の公務員給与は下がっていくことが想定される
民間企業に準拠しているということは、民間企業が下がっていけば下がっていくということです。
では日本の民間企業の給与は今後どうなっていくかと言えば、下がる方向に動いていく可能性が非常に高いです。
なぜなら、経済の大原則である「人口」が大幅に減るからです。
国連統計に基づけば、2050年には今から1700万人減っています。
2100年であれば3200万人減っています。
「人口」が減れば衣食住関連支出が減りますので、一般的な企業の売上も落ちていくと考えるのが自然です。
もちろん、時代の最先端企業、世界展開企業は別です。
ただ、公務員の給与はあくまで民間の「平均」を取ります。
民間の平均を取るということは、日本全体の経済減退と共に公務員の給与も落ちていくと考えるのがやはり自然です。
それでもクビにはならないし、日本の平均水準よりは上でいられる?
とは言え、当面クビになることは無いでしょうし、仮に下がったとしても50人以上の企業の平均を取るわけですから、仲良く下がる(表現が微妙ですが)みたいな感じになります。
50人以上なので、小規模企業と比べればやはり収入も多いわけで、将来的にも、日本の全企業平均と比べれば公務員のほうが給与は高いという状況は続いていくと考えられると思います。
ちなみに、今後の経済見通しについて、あまり楽観思考は取らないほうが妥当です。
それくらい「人口」という指標は経済面において絶大な影響を及ぼします。
(ネットで中国のGDP推移を見るのが一番分かりやすいと思います)
まとめ
最後は若干暗い話になってしまいましたが、未来を読んでおくということはとても大切です。
「安定」を望むならなおさらです。
一方、上のほうで書いてきた通り、現状公務員のメリットも大きいです。
(年功序列、クビにならない、土日休み、給与も50人以上企業の平均なので日本の中で下位になることは無い)
相手の支出に対する考え方をしっかり見抜いた上であれば、公務員と結婚するという選択肢はアリだと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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