こんにちは、シュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、現役公務員(埼玉県庁職員)である川内優輝選手がボストンマラソンで優勝するという素晴らしいニュースがありましたので、そちらをテーマに記事を書きたいと思います。
公務員時代から彼のことを応援しているので、非常に嬉しいですね。
ボストンマラソンを制することの凄さに触れながら、公務員としての川内選手(勤務先、県庁職員としての推計年収、賞金の扱い)についても書いていきます。
埼玉県庁の川内選手がボストンマラソンで優勝
瀬古利彦以来31年ぶりの快挙
川内優輝選手(埼玉県庁)が世界最高峰のマラソンレースの1つであるボストンマラソンで優勝する快挙を成し遂げました。
マラソン・駅伝ファンの僕としては、久々にとても興奮するニュースでした!
優勝はなんとあの瀬古利彦さん以来31年ぶりだというのだから凄い。
そしてそれが、実業団に所属するプロの選手ではなく、現役公務員だというのだから面白いですよね。
タイムはかなりの悪天候ということもありイマイチ(というかかなり遅い)ですが、逆にこの悪条件だったからこそ、川内選手持ち前の粘りで強豪を打ち負かすことが出来たということでしょう。
ボストンマラソンは世界最高峰シリーズの「ワールド・マラソン・メジャーズ」の1つ
なんでこのボストンマラソンが凄いかっていう話なんですが、ワールド・マラソン・メジャーズというマラソンの世界シリーズの1レースであるということが挙げられます。
ボストンマラソンを始めとしたいくつかの世界的なマラソンレースは、2006年から「ワールド・マラソン・メジャーズ」に位置付けられ、ここでポイントを稼いで世界一になると賞金50万ドルと世界一のランナーという称号が与えられます。
(結局、オリンピックを制した人が最強みたいなところはありますが)
そのため、通常のマラソンに比べ、世界的な強豪が優勝を狙って参戦するレースになっており、それだけ勝つことの価値が高いということになります。
実際、2位のキルイ(ケニア)は去年の世界陸上選手権の覇者であり、彼に勝って優勝したということは本当に素晴らしいことです。(ちなみに、川内選手は世界選手権9位)
なおワールド・マラソン・メジャーズは以下の通りです。
- 東京マラソン
- ボストンマラソン
- ロンドンマラソン
- オリンピック(4年に1度)
- 世界陸上選手権(2年に1度)
- ベルリンマラソン
- シカゴマラソン
- ニューヨークシティマラソン
東京マラソンも2013年から同シリーズに加わっています。
ワールド・マラソン・メジャーズを制するのは日本人男女通じて初
瀬古さん以来31年ぶりに勝ったと言いましたが、ワールド・マラソン・メジャーズという制度が始まってからその対象レースで日本人が優勝したのは今回の川内選手が初めてです。
ということで、紛れもない偉業ですね。
川内選手とは何者か?
埼玉県庁勤務の31歳
川内選手は埼玉県庁に勤務する現役の県職員です。
学習院大学法学部を卒業後、埼玉県庁に入庁しています。
学習院大学時代は、「関東学連選抜」として箱根駅伝に2度出場しています。
(区間6位と区間3位。学連選抜は基本的に強くありませんので、その中でこの成績はさすがです。)
異常なレース頻度
川内選手は、とにかく色んなマラソンやハーフマラソンのレースに出まくって実戦で鍛えるという非常に独特なトレーニング方法を取っています。
正確なデータは分からなかったのですが、2017年はハーフマラソン、フルマラソンそれぞれ12〜13レース出ていたようです。
通常、実業団選手は年にフルマラソンは1〜2レースしか出ないようなので、とんでもないです(笑)
その上県庁職員としてフルタイムで勤務している(もちろん有給もそれなりに使っているのでしょうが)というんだから超人ですね。
川内選手の公務員としてのお仕事や年収について
定時制高校の事務職員として勤務
最初の勤務先は「埼玉県立春日部高校」、現在は「埼玉県立久喜高校」で定時制の事務職員として働いているようです。
31歳なので、一番下の職位である主事か、もしくはその一つ上の役職になったかならないかというところだと思います。
川内選手は地方上級試験(大卒レベル)に合格して埼玉県庁に入っていると思いますが(学習院法学部ならかなり優秀ですし)、この年齢で2ヶ所しか経験しておらず、しかも仕事は県庁の中では最もラクな職場の1つである高校事務ということで、ぶっちゃけ、明らかに人事上の配慮を受けていると思います。
でも、埼玉県は彼のおかげで色んな恩恵を受けているわけですから、全然あり、というか当然だと思います。
それに、彼はかなり真面目そうなので、仕事自体はしっかりこなしていると思います。
川内選手の年収は約500万?
総務省のデータによれば、埼玉県庁の平均給与(月収)は、全都道府県庁の中で13位ということなので、上位ですね。
全都道府県庁の30歳の平均年収は約474万円(総務省:平成28年地方公務員給与実態調査より推計)ですので、川内選手の年収は470〜500万の間くらいじゃないかと推測します。
川内選手のマラソン賞金はどうなる?
公務員は副業禁止ですが、マラソンの賞金を貰うことはOKのようです。
そしてなんと、今回のボストンマラソンの賞金は15万ドル(約1600万円)!
おめでとうございます!
おわりに
公務員の中にも色々なスポーツで活躍する選手はいますが、彼はその中でも圧倒的に異次元のレベルの存在です。
また、県庁に所属しているというその事実や、独特のトレーニング方法など、異端という感じでその姿勢がとても面白いですよね。
僕は個人的に革命的なことが大好きなので、彼みたいな人は本当に応援したくなります。
これからも仕事と競技を両立して、素晴らしいアスリート人生を送ってほしいなと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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