地方上級試験の科目や難易度は?合格するための対策と勉強について!

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、地方上級試験の筆記科目や配点および対策がテーマです。

本記事の内容

  • 地方上級試験の科目と配点
  • 地方上級試験の筆記難易度
  • 地方上級試験の勉強法

本記事を書いている僕は、県庁(地方上級)に2位で合格しています。

その経験を踏まえながら記事を書いていきます。

地方上級試験の科目と配点

全体像【受験区分によっても科目や配点が異なります】

一概に地方上級試験と言っても、以下の通りいくつかの区分があります。

  • 地方上級(全国型)
  • 地方上級(関東型)
  • 地方上級(中部・北陸型)
  • 東京都1類B(一般方式)
  • 特別区1類

→道府県及び指定都市は全国型・関東型・中部北陸型のいずれか(独自の形式を取っているところもあり)、東京都は東京都1類、特別区なら特別区1類です。

 

どの区分も、教養が約15科目、専門が13〜14科目(都庁の専門試験は択一でなく選択記述)といった感じです。

つまり、合計で約30近い科目に対応していく必要があるとイメージしておけば間違いありません。(実際は配点にかなり偏りがあるので、30科目を同じレベル感でやるようなことはありません→そのようにやったら落ちます)

 

ここで押さえておきたいのは、区分ごとで科目数や科目ごとの問題数などが異なるということです。

 

例を挙げると以下のようなものがあります。

【教養試験】

  • 地方上級(関東型)の教養試験は必須問題と選択問題に分かれていて、計50問中40問を回答する。
  • 地方上級(全国型)の教養試験は全50問必須回答。

【専門試験】

  • 地方上級(関東型)の専門試験において民法は6問もあるが、選択可能(トータル50問中40問回答すればいいので、極論民法を全問捨てても他でカバーすればOK)
  • 地方上級(全国型)の専門試験において民法は4問のみだが、必須回答。

 

科目や配点が異なれば、当然対策も異なります。

 

自分が希望するところはどの区分に当てはまるのかをしっかり確認しておきましょう。

 

教養試験【合格ライン約6割】

教養試験は大きく4つの分野に分かれていて、計15科目程度があります。

  • 一般知能分野(数的処理や現代文、英文の読解問題)
  • 社会科学(政治経済、社会)
  • 人文科学(日本史、世界史、地理など)
  • 自然科学(数学、物理、化学など)

 

なお、分野が分かれていることに大きな意味はないです。

要は、数的処理だとか現代文だとかの問題が50問くらいザーッと並んでいる問題用紙が配られると理解しておけばOKです。

 

問題数は試験区分によっても異なりますが、ざっくり言うと、

数的処理関係で約15問、英文・現代文で約10問、社会科学で約10問、人文科学・自然科学で約15問

が出題されます。

 

各科目について、数的処理のみ若干毛色が違いますが(IQテストみたいな感じです)、他はセンター試験レベルです。

また、社会科学は専門試験をしっかり勉強しておけばだいたい解けます。

 

合格ラインの目安は約6割とされています。

 

なお、教養試験のポイントは間違いなく数的処理です。

 

専門試験【合格ライン約7割】

専門試験も教養と同じく4つの分野に分かれていて、計13〜14科目程度です。

  • 行政系(政治学、行政学、国際関係など)
  • 法律系(憲法、民法、行政法、刑法、労働法など)
  • 経済系(経済原論、財政学など)
  • 商学系(経営学)

 

こちらもざっくり言うと、

行政系で約10問、法律系で約15〜25問、経済系で約15〜20問、商学系は2問(特別区は5問)

が出題されます。(ただ、教養に比べると区分ごとのバラツキが大きいです)

 

合格ラインの目安は約7割とされています。

 

専門科目におけるポイントは、配点の高い憲法、行政法、民法、経済原論です。

地方上級試験の筆記難易度は?

他試験と比較した難易度

地方上級試験の難易度について、他の公務員試験と比較すると以下のような位置付けになります。

  • 国家総合職よりは簡単で、国家一般職とは同等、もしくはちょっと難しい。
  • 教養試験のみの市役所よりは遥かに難しい。
  • 地方上級対策を頑張れば国家総合職の1次を通る可能性があるが、教養試験のみの市役所用の勉強しかしていない人が国家総合・一般・地方上級を受けても100%受からない。

    あくまで筆記の話で、面接は度外視しています

 

合格者の大学レベルで考えた難易度

僕が勤務していた県庁における、同期や先輩たちの大学レベルは以下です。

  • 東大、京大、一橋は若干
  • 某地方の旧帝大が結構多い
  • 都立、横浜国立、千葉あたりも若干
  • 中堅国立が多い(このラインが一番多かったように思います)
  • 早慶も結構多い
  • MARCHはなぜかあんまりいない(僕の知り合いが少なかっただけかも)
  • 日東駒専は若干

 

ただ、基本どこの大学だろうがきちんと勉強すれば受かります。

公務員試験は所詮暗記ですから。

地方上級試験の勉強方法は?

まず自分が受けるところの科目と配点を押さえよ

第1志望の科目と配点に沿った勉強をしていくことが、合格を勝ち取るための大前提です。

 

例えば、第2志望区分において配点がかなり高い科目であったとしても、第1志望区分ではさほど配点が高くない(しかも選択問題である)みたいなケースならば、僕なら迷わずその科目の優先順位は下げます。

 

第1志望の科目と配点に沿った勉強法を選択するのが合格の秘訣です。(リスク分散しようとあれもこれもやるというのは戦略としては賢くありません)

 

実際問題として、第1志望のところで高い点数が取れるようになっていれば、どの試験でも合格ラインが取れます。

 

本質的な勉強の仕方をせよ

以下のように、本質を押さえた勉強をしましょう。

  • 配点が高い科目の問題集を徹底的に繰り返す
  • 配点が低い科目の問題集は繰り返し回数を少なくする
  • 捨てる科目は捨てる
  • できれば問題集の種類を揃え、必要最低限にする(例えば憲法なら、何冊も問題集をやるのではなく1冊だけを繰り返すべき)
  • テキストは軽視で良い→問題集の解説を見て全く理解できなければ読むレベルでOK。

 

シンプルにこれで上位合格できます。

 

僕は完全に0スタート(大学の学部は法・経済以外。私立文系だったため教養科目の知識も非常に低い)で、このやり方で県庁に2位合格しています。(予備校模試では関東2位、腕試しで受けた国家1種も合格最低ラインを大幅に上回って合格)

 

繰り返しますが、本質を押さえましょう。

「決断し(他を捨て)て集中し、(問題集を)繰り返す」

ただこれだけです。

 

環境整備をする

勉強のやり方自体は非常にシンプルなのですが、問題はそれを継続できるかどうかにあります。

そこにおいて重要なのが「環境」です。

 

予備校に通う

環境整備のために最も簡単なのが予備校に通うことです。

 

予備校に行けば、問題集と参考書がすぐに揃います。

配点に応じてどの科目から学ぶかといった戦略も教えてもらえます。

予備校に行けば、他に誘惑がないので勉強するしかありません。

また、お金を払ってもったいないという意識から勉強を続けます。

 

↓予備校についてまとめた記事はこちら

【公務員予備校まとめ】試験種類別の費用比較、通うメリット、おすすめの選び方など、これを見れば完璧!

2018年10月15日

 

独学の場合

独学の場合、まずは問題集を揃える必要があります。

合格者に聞くか、本屋で自分に合いそうなものを選びましょう。

 

その際、あれもこれもという選び方はやめましょう。

先ほども書きましたが、少ないものを繰り返す(例えば憲法なら1冊の問題集を繰り返す)ことが合格の秘訣ですので、その点は忘れないようにしましょう。

 

次に環境整備です。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 自分の部屋を徹底整理する
  • 場所を変える(図書館など)
  • 人を変える(バイトを辞める、サークルに行く回数を減らすなど)

 

若干労力がかかりますが、お金を払わないことのデメリットということで理解するしかありません。

 

おわりに

上記の中で最も重要な話は、環境整備の部分です。

僕自身は投資をして予備校に通うことをオススメしますが、独学の場合でも必ず環境を整備すべきであるということは押さえておきましょう。

 

それくらい、人の意思の力(自力)はもろいです。

 

公務員試験は、正しいやり方で継続さえ出来れば必ず合格できますが、この「継続」が最も大変であり、そのための肝は環境であるという点はぜひ理解しておいてください。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>公務員試験対策(筆記・面接)について網羅的にまとめた記事はこちら!

【公務員試験(筆記・面接)対策まとめ】上位合格の元県庁職員が徹底解説!

2018年12月23日