こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、公務員になりたい人向けに「公務員に向いているか向いていないか」をテーマに記事を書いていきます。
このテーマについては以下のリンクでも記事を書いているのですが、今回はより直感的にイメージが出来るよう、ミスチルと欅坂46の曲の歌詞を取り上げて記事を書いてみました。
公務員に向いている人
ミスチルの「彩り」の歌詞に深く共感できる人
僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑
引用:Mr.Children「彩り」 作詞 桜井和寿
「これ本当に意味あるのか?いや、形式だけで実質的意味は100%ない」と断言できるような不毛な作業が極端に多いのが公務員です。
(ちなみに僕は銀行に2年間出向経験があるのですが、圧倒的に公務員のほうが無駄な作業が多いです。限られた時間で数字という成果を出さなければならない組織との違いですね)
議会答弁、文言の言い回し、文書の体裁・・・とにかく不毛な作業は上げればキリがなく、これは慣習だから仕方がないと自分を言い聞かせることができなければ気が狂うことは必然(笑)です。
僕の場合、その形式的な不毛さが、自分の人生の目指すべきところと完璧に矛盾をしていて耐えられなくて辞めたわけです。
一方、どんな不毛な作業であっても、この歌詞のように解釈して自分を納得させることができ、別のところにメリットを見出せる(例えば安定、土日が休み、子育て環境の充実など)のであれば公務員に向いていると思います。
ポイントは、自分の中で最も大切にする価値観の見極めです。
最も大切にする価値観が、仕事であり、かつ成果や本質の追求ということであれば、いくらこの曲のように前向きに解釈をしても公務員を続けるのは難しいでしょうし、一方で安定とか子育てとかいった部分を最も大切にしているのであれば、多少嫌なことであっても乗り越えられます。
向いていない人
欅坂46の「サイレントマジョリティー」の歌詞に共感する人
君は君らしくやりたいことをやるだけさ
One of themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢の方に歩けばいい
見栄やプライドの鎖に繋がれたような
つまらない大人は置いて行け
引用:欅坂46「サイレントマジョリティー」 作詞 秋元康
公務員に限らず、組織に所属した時点で、組織の慣例・上司や関係者(公務員なら議員や関係団体など)の意向に多かれ少なかれ支配されることになります。
公務員は非常に伝統的・硬直的な組織であるため、特にその傾向(慣例に従う傾向)が特に強いとともに、かつ独特の慣例を持っています。
代表的な慣例の一つとして、前例踏襲・横並び主義というものがあります。
前例に沿って仕事をするとか、周りの自治体の様子を伺いながらどういう施策を実施していくかを決めるといった、まさにOne of themであることが奨励される考え方であり、競争に勝って一位を目指すという民間の考え方とは大きく異なります。
(もちろん全てがそうではなく、自治体の性格による部分もあります)
また、前例を踏襲するのが基本的な考え方ですから、新たな事を発案して取り組んでいくことが認められる機会は非常に少ないです。
よって、他と違う事をやって勝ちたいんだ!という気質の持ち主にはあまり向いていないと言えます。
ちなみに、公務員が苦情などで相手にするのは多くの場合、サイレントマジョリティーの逆であるノイジーマイノリティーになります。
公の最大利益に努めるべきだとすれば、本来ここは無視とまでは言わずとも軽視すべきなんですけどね。
残念ながら、一部のノイジーマイノリティーへの対応に時間が割かれ、サイレントマジョリティーの意見を汲み取る余裕を失ってしまっているという実態があります。
どっちがいい悪いという話ではない
重要なのは価値観だ
経営者のドラッカーも言っていますが、とにかく仕事は価値観が全てだと言っても過言ではありません。
- 「色々と仕事に不満はありながらも、「回り回って誰かの役に立っている」と思いながら、週末に飲みに行き、土日は家族と幸せな時間を過ごす」
- 「実力主義で厳しい世界だが、自分から発案し、プロジェクトが認められればドンドン新しいことが創造できる仕事をする」
- 「起業・独立し、自分が主になってサービスを作り出す」
別にどれが正しいわけでも無いです。
本人の価値観の問題です。
一方、ここの見極めを誤ると、職業選択の際に若干遠回りをしてしまう(例えば僕のようにいずれ辞めることになるなど)ことになります。
「あなたの人生の使命は何なのか?何のために生まれ、何を成し遂げたいと考えるのか?そして、それはこれから選択する仕事で達成可能なのか?」
公務員という職業(というより職業全般)の選択にあたっては、まずはその点をじっくりと検討することをオススメします。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員の適性(向き・不向き)をまとめた記事はこちらです