公務員試験の勉強方法

【公務員試験対策】0スタートから国家一種を突破、県庁に2位で合格した全て。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、私大出身で教養試験には全く自信がなく、学部は法や経済でもなく専門試験はゼロの状態から勉強をスタートした僕が、国家公務員一種(現在の総合職)試験の1次を突破し、県庁には2位で合格することができた筆記対策の手法について書いていきます。




公務員試験における僕の実績

僕の公務員試験の実績

  • 国家公務員一種試験「行政」区分 1次試験合格、2次辞退
    【得点】教養42点/45点、専門38点/50点
    同区分では、約4,800人受験のうち100名ほどが1次合格だったと記憶しています。

  • 地方上級試験(某県庁)「行政」区分 最終合格 順位第2位
    筆記得点率84%

  • LEC地方上級模試関東第2位

 

導入部で書いた通り、僕は私大出身で、国語・英語・世界史以外はまるでダメ(英語・世界史もほぼ忘れていたので自信があったのは現代文だけ)、学部は全く公務員試験と関係なく、専門試験は完全に0からスタートしています。

 

僕がやった公務員試験対策の全て

以下が僕の公務員試験対策の全てです。

僕がやった公務員試験対策の全て

  • 予備校(LEC)に地方上級試験の1年3ヶ月前(試験前年の4月)から通い始める
  • 地方上級コースを受講(予備校のテレビでDVDを見て受講するコース)
  • 予習は一切せずに受講し、受講後すぐにテキストの重要と言われた点をざっと見て、その日のうちに受講した範囲の問題集を解く
  • また次の講義を受ける(以下繰り返し)
  • 憲法・行政法・民法・経済原論・数的処理の5科目を優先させ(LECからもその5つからやるように指示あり)、その後、他の専門・教養科目を学びながら同時に5科目の問題集を繰り返す(4〜5回は問題集を繰り返した。その際、テキストを見ることは基本的に無し)
  • その他の科目は配点に応じて3回問題集を解くものもあれば、2回とか1回しか解かないものもあり。教養より専門を優先。

 

以上が全てです。

 

なお、予備校でもらったテキストと問題集以外には何も買っていません。

講義を受けて、もらった問題集をただひたすら繰り返しただけです。




やることはひたすらにシンプル

国家公務員試験や地方上級試験の科目はめちゃくちゃ多いです。

教養と専門で30くらいあります。

 

しかし、配点の肝は上でも書いた5科目であり、その部分だけでかなり大きな点数が取れます(ほとんど正解すればという前提ですが、教養・専門トータルあわせて半分近く取れてしまいます→合格ラインは6〜7割です)。

関連記事【地方上級編】公務員試験の出題タイプ別科目・配点一覧!5科目が超重要。

 

あとは、その他の科目を優先順位をつけて対応するだけです。

別に満点を取る必要も無いですから、ものによっては切り捨てても構いません。

(僕の場合、専門科目はある程度きっちりやりましたが、教養の地理・日本史・化学・物理などは凄くざっくりと勉強した程度でした→一応予備校の講義を受けて問題集1回くらいは解きました)

 

とにかく全ては問題集の繰り返しに尽きます。

5択から正しいものを選べという問題であれば、他の4択はどこが誤りでどう直せば正解になるのかといったことを頭の中でしっかり押さえながら問題集を何度も繰り返していく。

ただそれだけです。

 

なぜシンプルなのに失敗するのか?

問題集を何度も繰り返すというのは確かに面倒かもしれませんが、凄くシンプルですし、はっきり言って誰でもできることです。

 

しかし、結局多くの方が試験に落ちているということは、当然そこには要因があります。

失敗する要因を挙げるとすれば以下です。




余計なものに取り組む

僕はただ、地方上級コースの講義を受け、問題集を繰り返し解いただけです。

その結果としてワンランク上の国家1種1次にも、正直かなり余裕を持った点数で受かっています。

しかも上でも書いた通り0スタートからです。

 

つまり、公務員試験対策においては色々と余計なことをやる必要などなく、シンプルに問題集を繰り返す、それが全てだということです。

 

いくつも問題集を買ったところで、そんなに問題集のパターンなど変わりませんし、やることが多くなって集中力が削がれるだけです。

 

参考書についても、例えば憲法の本質を知りたいからと「日本国憲法」の本を読む、それ自体は悪いことではありませんが、試験対策としては必要ありません。

 

少ないものを何度も繰り返すこと。

これが王道であり、余計なことをやればやるほど時間が分散して失敗に近づきます。

 

環境を整備しない

僕が予備校に通ったのは、色々と考える(どの問題集を使うかとか、どういう風に勉強を進めるのがいいかとか)のが面倒臭かったというのもありますが、それ以上に環境を変えることが重要だったということがあります。

 

予備校に行けば嫌でも勉強します。

 

大学入試時など、家で勉強することにめちゃくちゃ慣れていて、自力で集中できるから環境の整備など一切必要ないという人ならいいですが(それでもブランクがありますからそう簡単に戻せるとは思いませんが)、そうでもないのに気合・根性で大学入試より難しい試験に臨もうとするのは無謀です。

 

独学ももちろんアリですが、それなら勉強をやらざるを得ない環境整備(テレビを捨てる、ネット解約、図書館に行く、バイトを辞める、サークルを辞めるなど)をすべきです。

関連記事公務員試験合格者の大学偏差値から考える勉強法。環境整備が全て

 

情報収集に夢中になる

配点さえ知っていれば、筆記対策において他に収集する情報などありません。

 

予備校に通う方ならほぼ一切無い(試験日くらい)ですし、独学の方も、問題集と参考書を仕入れるために最初はネットを活用するかもしれませんが、いざ手元に揃ったらそれ以上調べることは何も無いです。

 

情報収集をしている時間に実力がアップすることは100%ありません。

しかも、単に時間を浪費するどころか、他の方の話を見たりして不安になるだけであって何らメリットはありません。

 

補足

一次試験対策ではありませんが、面接対策に向けてインターンシップ情報だけは掴んでおき、実際に応募することを強くオススメします。

関連記事公務員試験受けるならインターンシップは絶対オススメ。面接で有利!

関連記事公務員のインターンシップ応募期間と実施時期をまとめました!

 

まとめ

  • 予備校に通う場合、講義を受けた後にひたすら問題集を繰り返すだけで上位合格できる
  • 独学の場合であっても、問題集を繰り返すという点で言えば全く同様(解き方が分からない時などに参考書で自らフォローする必要はあり)
  • 重要(時間対効果が非常に高い)なのは憲法、行政法、民法、経済原論、数的処理の5科目。これらは3回は問題集を繰り返したいところ
  • 他の科目は配点をしっかり意識して、科目ごとに問題集を繰り返す回数を調整する
  • 勉強できる環境の整備は非常に重要(特に独学者)
  • 余計な情報は見ない、時間の無駄

 

以上です。

 

バッサバッサと書きましたが、情報収集に関しては僕もよくやってましたねー(笑)

そしてやっぱりビビってました。

やべぇ皆色んな参考書買ったりしてるよ。こんな単純なやり方じゃダメなのか?とかですね。

 

今思うと、実に無駄な時間でした。

その間、問題集を繰り返せば繰り返すほどもっともっと点数を取れていたと思います。

 

公務員試験突破に必要なことはひどくシンプルで単純であり、複雑なことを考える必要はないという点を押さえていただければと思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>面接も含めた公務員試験対策対策の全体像を知りたい方は、こちらの記事もオススメです。

POSTED COMMENT

  1. 萩野リコ より:

    初めてメールします。
    突然すみません。
    親の職業により優遇とかは
    ありますか?

    • シュン より:

      ご連絡感謝申し上げます。

      優遇はありません。少なくとも筆記では・・・。

      というのも、あくまで面接は人(職員)が実施します。

      面接の点数など結局は感情に左右されるものですから、例えば、議員の息子だったり、同じ役所の部長の息子だったり、地元地銀の頭取の息子だったりすれば、それが加点要素となる可能性もあります。(逆にその試験官がその親に悪印象を抱いていればマイナス要素になるでしょう)

      ちなみに僕の親は1ミリも公務員に関係ない職業でした。
      むしろそのほうが気楽でいい気がしますね。