こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、特別区(I類)を目指す方にターゲットを絞り、公務員予備校の比較を行いました。
僕自身は特別区は受けていませんが、予備校に通ったことで、模試で関東2位を取り、某県庁に2位で最終合格しています。
そうした予備校経験者としての目線も活かしつつ、パンフレットの分析や予備校への問い合わせをしながらまとめてみました。
※高卒区分(Ⅲ類)で合格を目指す方は以下リンクをご覧ください。
【結論】僕ならTACにします!
以下で大手公務員予備校5校の費用や特徴を詳細に比較していきますが、まず最初にポイントと結論を書きます。
- TACの合格者実績が圧倒的
→特別区I類[事務]の合格者のうち34.3%がTAC生(2017年度) - 比較5校のうち、4校(TAC、LEC、大原、大栄)は通常の地方上級コース、1校(クレアール)は特別区I類合格コースあり
- 僕ならTACをチョイス
- 次点としてクレアール(価格面の優位性)
僕なら圧倒的な合格実績を残しているTACを第一候補とし、特化コースを持ち、かつ価格面で圧倒的優位に立つクレアールを第二候補とします。
予備校(地方上級or特別区コース)の費用や特徴比較
大手公務員予備校(5校)の比較結果は以下です。
費用 | 特徴 | |
TAC |
※大学生協で申込むと5%(約1万7千円)割引、無料講座説明会参加で1万円割引 |
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LEC |
※大学生協などの代理店で申込むと1万円割引、無料講座説明会参加で1万円割引 |
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資格の大原 |
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クレアール |
※実質価格としては以下例のように割引価格が適用される仕組み。 例)2019年1~3月申込の場合、1月割引価格168,000円、2月割引価格173,000円、3月割引価格178,000円 |
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資格スクール 大栄 |
※左のリンクから無料資料請求すると1万5千円割引クーポンが貰える |
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補足
- 地方上級スタンダードコース(TAC、LEC、大原、大栄)もしくは特別区I類コース(クレアール)の金額(税込・入学金込)を掲載しています(2019.3月時点)
- 割引に関してはオーソドックスなものを記載しています。
予備校によっては、早割、他予備校からの編入割引、離職者割引、学卒未就労者割引などが存在しますので、お得な割引を逃さないためにも必ずパンフレットを確認するのがオススメです。
それぞれの予備校について詳しく見ていこう
5校(①TAC、②LEC、③大原、④クレアール、⑤大栄)について以下で詳しく見ていきます。
①TAC
メリット | デメリット |
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特別区I類[事務]合格者の34.3%がTAC生
I類事務区分の合格者が計747名と、最終合格者2,176名のなんと34.3%に及びます。(2017年度)
正直、これが全てと言えるほど圧倒的な実績です。
僕ならば素直に成果に乗っかります(=TACを第一候補として考える)。
また、上位合格者もしっかり輩出しており、2018年度の特別区I類の2位と6位の合格者はTAC生です。
模擬面接無制限
模擬面接や模擬集団討論が無制限で受けられます。
公務員試験における面接の重要性は非常に高いため、この点は非常に大きなポイントです。
特別区は面接の配点を公開していませんが、県庁などの場合、面接を筆記の2倍以上の配点としているところが多く、おそらく特別区も同様の配点が想定されます。
そのため、筆記で得点を取っても面接で引っくり返される可能性は十分にあると言えます。
通学の方がWebフォローを受けたい場合、追加費用が発生してしまう
通学(教室講座もしくは個別ブースでのDVD講座)の方で、予定等があって通えない時に備えてWebでも講義を見たい場合、追加で費用を払う必要(プラス31,000円)があります。
LECや大原では通学者のWebフォローが標準なので、その点はデメリットですね。
TACの無料パンフレット請求リンクは以下です
②LEC
メリット | デメリット |
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模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!
TACと同様に、模擬面接や模擬集団討論を無制限で受けることができます。
特徴的なのは、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるということですね。
これは非常に画期的な仕組みです。
通学の場合、Webフォローが標準装備
通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて講義に出れないといった際にはWebでも講義を見ることができます。(追加料金はありません)
特別区6位合格者輩出
LECは最終合格者数を、あえて(?)公開していません。
一方、上位合格者については公表しており、以下の実績を残しています。
- 福岡県1位、福岡市2位、東京都I類B・埼玉県・上越市3位、香川県4位、和歌山市5位、特別区I類6位、青森市7位、滋賀県・島根県8位、奈良県9位(2018年度)
※行政区分の合格者を抜粋
ということで特別区の6位合格者がいることが分かります。
LECの無料パンフレット請求リンクは以下です
③大原
メリット | デメリット |
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模擬面接無制限。追加費用はかかるがWeb面接指導もあり
TAC、LECと同様、模擬面接は無制限です。
なお、追加費用(25分3000円)を払えばWeb(スカイプ)で面接指導を受けられるサービスもあります。
無料で対応してくれるLECに比べれば劣りますが、それでもこうしたサービスがあるのは素晴らしいと思います。
通学の場合、Webフォローが標準装備
LECと同様、通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて講義に出れないといった際はWebで講義を見ることができます。(追加料金無し)
合格者実績を公開
特別区に限定した合格者数は不明ですが、「行政事務系採用試験(国家・地方上級・市役所など)」で合計1,161名(2017年度)の最終合格者実績を出しています。
パンフレットには合格者が顔写真付きで掲載されていますが、特別区や都にも多くの合格者を出していることが分かります。
大原の無料パンフレット請求リンクは以下です
④クレアール
メリット | デメリット |
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特別区I類コースあり
クレアールは、特別区I類対策に特化したコースを持っています。
特別区の専門試験は、他の地方上級試験に比べると科目数が少ない一方、それぞれの配点が高いという独特のものです。
クレアールでは、特別区で出題される科目に限定したカリキュラムが用意されています。
費用が安い
クレアールの講義はWeb通信に特化しています。
そのため、費用が安いというのが大きなポイントです。
今回比較した予備校の中では圧倒的最安値ですね。
安心保証プランあり
申込時に追加で費用(3万円)を支払うと、仮に目標とする年度の試験に不合格だった場合でも、翌年の講義を無料で受けることができます。
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なお、初年に受かれば3万円は返金されるため、つけておいても損はないかなと思います。(絶対受かるために退路を断つという意味で敢えてつけないという考え方もあると思いますが)
通信しかないのがデメリットでもある
通信に特化している分、予備校の物理環境を使えないのはデメリットです。
例えば僕の場合、県庁を受ける際にLECの通学DVDコースを取っていました。
生講義は一度も受けたことがありませんので、実質的には通信と全く同じです。
ただ、講義の度に通学し、個別ブースで講義を受ける仕組みでしたので、物理環境を変えることによって集中することが出来ていました。
勉強慣れしていない人の場合、物理的な環境面の整備は非常に重要ですので、通信を選ぶのであればその点をよく検討する必要があります。
(図書館にPCを持ち込んで受講するといった工夫をするなど)
模擬面接は無制限だが水道橋校のみ
模擬面接は無制限なのですが、水道橋校に行かなければ受けられないという点はデメリットですね。
遠方の方のために電話での模擬面接が用意されているのですが、面接は見た目や身振り手振りといった要素が非常に重要であるため、その点どうなのかなとは思います。
水道橋校に行けない方であれば、ジョブカフェや大学の就職課などを活用して模擬面接を行うといった対応をしていく必要があるでしょう。
クレアールの無料パンフレット請求リンクは以下です
⑤大栄
メリット | デメリット |
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2次試験対策が充実
カリキュラムの中では、集団面接や論文添削に関する集合セミナーが6回分予定されています。
(全国主要拠点校で実施→遠方で参加できない場合、各校でカウンセリング形式にて個別講義を実施)
集合セミナーの形式を取って面接対策を行うのは大栄だけです。
パンフレットにも2次試験対策を重視していることが大きく書いてあり、2次試験に不安がある方にとっては非常に心強い材料だと言えるでしょう。
国家総合職や国税専門官も狙える
大栄は細かなコース設定がなく、特別区だけでなく都道府県庁、国家総合職、国税専門官なども狙える「公務員上級講座」というコースを受講することになります。
他の予備校も国家総合職や国税専門官を狙えるコースは存在する(費用は基本的に上乗せになる)のですが、大栄の場合は自動的にこれらが狙えるということです。
→コース構成が非常にシンプルなため、コースの選択に全く悩まなくて良いということも言えます。
全国100以上の拠点あり
今回比較している予備校の中では最も多い拠点数を誇ります。
費用が高い
今回比較している予備校の中では最も高額です。
2次対策の手厚さと、先ほど書いた通りコースが「公務員上級講座」として各試験を網羅しているという点が影響していると考えられます。
大栄の無料パンフレット請求リンクは以下です
公務員予備校の選び方(僕はTACを推しますが・・・)
直感も重視しよう
最初に書いた通り、僕であれば特別区の合格実績が圧倒的なTACを選びます。(次点として価格面優位のクレアール)
ただ、これを言ったら元も子も無いですが、どこに通った場合であっても、きちんと集中して学ぶことさえできれば1次試験は必ず突破できます。
予備校の特徴以上に、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点が重要です。
そのためには、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。
この相性を見極めるためにオススメなのは、片っ端からパンフレットを請求して見比べることです。
当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。
まさに予備校ごとの性格が出ています。
それぞれのパンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。
※各予備校の無料パンフレット請求用リンクは以下です。
体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ
各予備校とも体験講座や無料相談会を開催しています。
百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。
僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため、体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。
(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)
なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。
このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。
※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています
面接対策の実施箇所をよく確認する
公務員試験において面接は非常に重要です。
特別区の場合、筆記合格から最終合格までの倍率が2倍弱あります。
面接の配点も高いことが予想され(おそらく筆記の2倍程度の配点。公開されていないため、他の県庁の配点から推測)、面接がダメなら容赦無く落とされると考えておきましょう。
つまり、面接対策は合否を分ける非常に重要なポイントになります。
そして、面接対策の肝は模擬面接、つまり実際に相手を置いて練習することです。
各予備校とも、模擬面接はそれなりに大きな都市の校舎に限って実施しているケースが多く、地方の提携校では模擬面接を受けられないケースが多いです。
都内の人などであれば問題はありませんが、地方在住の方は、模擬面接を受ける場合はどの校舎に通う必要があるかといった点を必ず押さえておく必要があります。
クレアール(模擬面接は水道橋校のみ)を選ぶ場合、費用が安く済む分、面接対策はジョブカフェなどで補うといった判断もありだと思います。
しかし、模擬面接が無制限の予備校にしたのにもかかわらず、模擬面接を受けないというのはあまりにももったいないです。
費用が高いと思われる方へ
費用の安い単価講座も設置されています
だいたいどの予備校においても単価講座(数的処理だけとか、論文講座だけとか)が設置されています。
価格も数万円〜10万円程度に抑えられますので、配点の高いところだけピンポイントで受講したいという場合、単価講座を検討するのもアリでしょう。
特別区に受かれば1年目のボーナスで余裕で回収できます
特別区の場合、初年のボーナスは70万円程度貰えます。
つまり、どの予備校に通ったとしても、その費用は公務員1年目で軽く回収できるということです。
どんな物事もそうですが、環境を変え、既に結果を成し遂げている人に直接習うのが成功するための最短最速の方法です。
費用対効果を考えた際に、このように長期で物事を見る観点は非常に重要です。
おわりに
繰り返しになりますが、僕ならTACをチョイスします。
合格者実績が圧倒的であり、勝つためには成果を残しているところに乗っかるのが一番確実だからです。
とは言え、「公務員予備校の選び方」の中で書いた通り、相性もかなり重要です。
いくらTACの実績が凄いと言っても、人によっては講義の進め方が合わないとか、校舎の雰囲気が合わないといったことはありえます。
上の比較情報は一つの参考としていただき、最後はパンフレットを眺めたり、実際に予備校に行ってみての直感的要素を大切にして決めていただければと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。