こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、公務員への転職をテーマに、民間から公務員に転職した方たちから聞いた真の転職理由について取り上げます。
おそらく転職する際には、皆さん色々と理由を作って面接を突破しているのだとは思いますが、その本音やいかに?
民間から公務員へ転職したホントの理由は?
「ぶっちゃけ楽になりたい!」ということだと思います(笑)
民間から公務員に転職した方の真の転職理由は、、、まさに見出し通りですね。
「楽になりたい」
綺麗事言っても仕方ないので、これがリアルな理由だと思います。
民間からの転職組は結構多くて、銀行だとか、証券だとか、信金だとか、富士通だとか、丸紅だとか、IBMだとか、本当に色々いました。
そして、僕が直接もしくは噂で聞いた理由はほぼ全て「疲れた」とか「ノルマ厳しい」とか「病んだ」とか「楽になりたい」とか「地元に戻りたい」とかでしたね。
少なくとも、「民間で培った能力を活かして地元を変えたい」みたいな熱い人には会った事がありません(笑)
もちろんそういう方もいるのかもしれませんが、かなりの少数派でしょう。
皆さん、色々と理由を作って面接に臨まれているのだと思います。
ただ、新規採用枠で試験を受けるならともかく、社会人採用枠の場合、辛くて、、、みたいな人の場合、倍率もかなり高いようですし、相当にうまくやらないと厳しいのではないのかなと思います。
(というか人事のスタンスに立てば、民間でもかなりの実績を残したやり手を取りたいと思うのが心情でしょう)
ちなみに、当時僕がいた県庁では社会人採用枠がなく、転職組は皆通常の試験を受けて入っていた方たちでした。
実際、楽になれるのか?
楽になれるのか?と聞かれれば、基本的にはなれますね(笑)
以下で書きますが、特に金融系などで厳しいノルマに晒された人にとっては天国と感じる人も多いでしょう。
転職1年目で財政課とかだとちょっと嫌になるかもしれませんが、多分そんな異動はないでしょうから、「楽になりたい」という目的で入った人にはそれが達成できるケースが多いように思います。
一方、本当に住民のためになりたくて、みたいな人は幻滅するかもしれませんが・・・。
金融機関からの転職組が多かった
体育会系のノリに耐えられず?
民間からの転職者については、地銀、信金、信託銀行、証券からの転職組がかなり多かったです。
僕自身も銀行に出向していて分かったのですが、銀行の人はイケイケドンドンの体育会系人種と、どちらかと言えば文化系のコツコツ型人種にくっきり分かれます。(県庁はコツコツ型人種が多数)
そして、銀行ではイケイケドンドン派が主流です。
そういう人たちは、常に自分たちの利益に目を光らせていて、あらゆる機会を捉えてガンガンセールスをします。
逆に、コツコツ型のタイプを見ていて感じたのは、企業に自らアプローチをして数字を取ってくるのはあんまり得意ではないんだろうなという事です。
実際、銀行から県庁への転職組もやはりコツコツタイプの方が多かったです。
なお、出向中リアルタイムでも、市役所試験に受かったんで辞めるんですという27~28歳の支店所属の男性銀行員に会いました。
どう見てもイケイケドンドンじゃない感じでしたね(笑)
辞める理由は、銀行ノルマ厳しいっす・・・という話でした。
なお、銀行の人たちが公務員になった場合、
「つまらない」「ここじゃ稼げない」
と思うことはあっても、病んでしまうことはほぼ無いような気がします。
逆に、公務員が銀行員に転職して支店でバシバシやられたら病む人は相当多いと思います。
もちろん銀行のスタンス次第でしょうが、ノルマの世界は本当に厳しいと思いました。
公務員はいくら残業が多い部署であっても、最後の最後はやれば終わる、努力・気合い・根性でどうにかなるみたいなところがありますが、数字を上げるとなれば、当然そんな根性論ではどうにもなりません。
数字に出るというのは大きなやりがいに繋がる部分もあると思いますが、そう思える人と思えない人がくっきり分かれるんだろうな(だから転職者も多い)というのは出向して強く感じたところです。
転職理由について思うこと
「辛いから」「楽したいから」→いいじゃないっすか!
転職した人から話を聞いていて思ったのは、絶対今の方が幸せなんだろうなということです。
まずは自分自身の幸せを追求する、それこそが人生において最も重要なこと(でないと周りも幸せに出来ない)だと思います。
転職理由が「辛い」だろうが「ノルマ厳しい」だろうが何だろうが、自分自身を尊重し、決断をして転職をされたということは本当に素晴らしいことだなと思います。
民間は利益中心だから公益のために?うーん・・・
一方で、民間は利益中心だから、やっぱり広く住民のために働きたいという理由の人がいるとしたら、個人的には共感出来ませんし、それは理想主義です。
→また、こういう類のことを面接で言う方がいれば、僕が面接官なら相当に疑いの目で見ます。
もちろん民間の場合、利益追及に徹するあまり、本当にこのサービスはお客様のためになっているのか?と疑問に思うようなケースもあることは承知しています。(銀行の投資信託などには凄くそれを感じましたね)
しかし、公務員と民間両者を経験したことで身にしみて感じたのは、接客の質はもちろん、お客様目線で決断をするスピードは比べ物にならないほど民間の方が早いということです。
民間の場合、担当者裁量も非常に大きいし、お客様にメリットがあると思ったら自然に身体と頭が動くという感じがありました。
一方で公務員の場合、公平さという言葉の元に、スピード感や価値あるサービスの提供という部分がかなり疎かになっている点は否めません。
つまり、直接的にお客様のお役に立っているということを実感したり、それを自発的にできる機会は民間のほうが絶対に多いし、評価などを含めた組織の仕組みもそうなっている。
それにもかかわらず、民間で営業ナンバー1とかの実績を残した人ならともかく、公務員で今まで以上に人々のためになれるかと言ったら、厳しいようですがまず無理でしょう。
公務員への転職を目指すならこれを読んでおこう
公務員に転職したいと考えている場合、何から始めたらいいのかの全体像を把握するために以下の記事がオススメです。
また、具体的な試験対策や予備校比較などは以下の記事でまとめています。
まとめ
- 公務員に転職した人から直接もしくは噂で聞いた理由のほぼ全てが「疲れた」とか「ノルマ厳しい」とか「病んだ」とか「楽になりたい」とか「地元に戻りたい」といったもの
- つまり、楽になりたいというのが本音の人が多い
- そして、その目的は公務員になれば達成できる可能性が高い
以上、公務員に転職した方たちから聞いたリアルな転職理由でした。
もし転職を目指されている方がいれば、一つの参考(?)にしていただくのと、あとはうまく理由を考えて面接を突破されることを祈っております。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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