仕事術

仕事のできない公務員の特徴は?県庁の財政課経験も踏まえ書いてみました。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は少しストレートですが、仕事の出来ない公務員がテーマです。

 

僕自身、財政課での経験をはじめ、部内や全庁のとりまとめを行うポジションの経験が多かった(全都道府県の意見を集約しての国への要望取りまとめや、部内・庁内の予算とりまとめなど)ということもあり、その分様々な職員の方と接点を持つ機会があったと思っています。

 

色んな人を見てきた経験を踏まえて、仕事が出来ない公務員の例をあげてみます。

(僕自身も当時そう思われてたかもしれませんが(笑))

 

ぜひ日々の業務の参考などにしていただければ幸いです。




単純にやる気がない人

本当に、全く仕事のやる気がない人というのが存在します。

そういう人は、仕事をやらないことを自分の中で完全に割り切っています。

実際、ろくな仕事をしません。

 

これは仕事が出来る出来ない以前の問題で、ただの給料泥棒ですね(笑)

 

県庁の場合だと、出先の中堅〜課長クラスの男性に結構いました。

 

こんなに仕事をしないのに、一体業務時間何してんだろうと不思議になるような感じです。

おそらくyahooニュースでも見ているんでしょう。

 

仕事をしないから大した仕事も振られないのですが、問題は、そういう人であってもそれなりのポジションに就いていて、若手公務員の1.5倍とか2倍とかの給料を貰っているということです。

これは本当に公務員の悪しき慣例ですね。

 

減給・降格が必要であると強く思います。

 

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周りと調整をしない人

何でもかんでも自分で進めようとして(コミュニケーション力不足、プライドが高い)、全然周りと調整をしないで物事を進める人がいます。

 

予算のヒアリングなんかをしていると、その場で上司と担当の言ってることが食い違って議論が始まったりして、「いやいやそれをここでガチャガチャやられても困るわ・・・」といった場面もたまにですがありましたね。

 

公務員の場合、業務が個人ごとにかなり細かく分かれており、ほぼ一人だけで完結できる仕事も多いというのがあるからなのか、調整力が弱い人はそれなりにいました。

 

当たり前ですが、上司の意思決定の判断の肝になる部分とか、周りの人に依頼をしないと進まないような案件などは意識して事前に調整をしておく必要があります。

 

調整というのは凄く難しい話ではなく、一言連絡をしておくだけでもいいんですよね。

(話を聞いてないと言って機嫌を損ねる人はめちゃくちゃたくさんいます。そういうこと、マジで多かったですね)

 

確かに面倒であるし気を使うかもしれませんが、これを怠るだけで、かなり時間をかけて作り込んだ資料などが全て無駄になる可能性があります。

 

関連記事出世する公務員が持つ3つの特徴!タフで汗をかいて調整が出来る人が最強だ。

 

ただ横流しするだけの人

例えば、「A課が全庁各課の回答をまとめてそれを集約する」といった案件があったとします。

その場合、まずA課から各課の取りまとめ担当者に依頼が行き、その担当者がさらに課内の担当者に依頼をし、課内の回答をまとめてA課にバックするという流れになるのですが、「こんな照会が来ましたのでよろしくお願いします」とただ横流しをするだけの取りまとめ担当者がいます(結構多いんですよね)。

 

もちろん軽易な案件はそれでいいのですが、例えば例年モノであれば、去年の資料を添付しますのでそれを参考に記載してくださいとか、何かしら回答を容易にするためのヒントを流すのがとりまとめ担当者の役割でもあります。

 

だいたいそういう横流し屋は、集まった回答も大してチェックせず、ただエクセルをコピペしてそのまま回答したりします。

それ、小学生でも出来る仕事ですよね。




各論から入る人

枝葉にこだわるというか、各論ばかり話す人がいます。

 

予算関係の仕事が長かったため、色々な事業についてヒアリングを受ける機会が多かったのですが、目的・ポイントを無視してダラダラと各論から入る人の話というのは全く頭に入りません。

 

そして、得てしてそういう人は話が長い。

ヒアリングが30分あるとして25分くらい無駄な話をしているような人もいます。

理念とか想いばかり話す人は要注意ですね。それは確かに重要かもしれませんが、何の成果を求めるかという点を置き去りにしています。例えば「予算をつけてもらう」という成果を求めるのであれば、相手はどんな情報が欲しいのか、そこを想像し、場合によっては直接聞いて、ニーズに沿った説明を行うべきです)

 

基本的には、全体像を話した上で肝の部分さえ伝えれば、枝葉の部分は資料読んでくださいで済むことが多いです。

聞きたいところはどうせ質問されます。

 

予算の説明であれば、既存事業の場合は昨年との大きな変更点を話せば事は済みます。

(新規事業について精査する必要があるので、既存事業について長々と話を聞くのは財政課や課の予算担当者にとって大きなタイムロスになります)

 

要は、相手の立場を想像し(もしくは直接聞き)、成果を出すための最短ルートを取りましょうということですね。

これはめちゃくちゃ重要です。

 

融通が全く効かない(裁量が出来ない)人

なんでもかんでもルール通り厳密にやろうとする人がいますが、これは仕事の出来ない典型です。

 

どんな案件であっても、担当者の裁量というのは非常に重要です。

外部の人が関わる案件で、裁量をしたら法令違反になってしまうようなものはもちろんまずいですが、内部の人間だけが関わるようなやり取りの場合、「うまくやること」が仕事をスムーズに進めるポイントになります。

 

「こっそりやっちゃってくださいよ」とか「まぁこの程度なら上にも言わないでおきますが、うまくやってくださいね」とか「聞かなかったことにします」とかのキーワードが一切出ない人は要注意です。

 

また、何でもかんでも課内で相談してみますとか、上司に確認してみますという人がいますが、時間ばかりかかるし、上司もかしこまって聞かれるとできないと言うしかないといった類の案件は多々あります。

 

担当裁量が全く出来ない人というのは、色んな職員から嫌われます。

(その人としては、自分は完璧に職務を遂行しているとか、絶対に自分が責任を負うような仕事のやり方はしないというところに美学を感じているのだと思いますが)




評論家

評論をして結局動かない、やらない理屈を作るのが得意という人がいます。

 

役所にはこういう人がかなりたくさんおり、「仕事ができない」と言い切るかは少し迷うところです。

というのも、組織として決して評価されないわけでもないからです。

余計なことをしないから大きな失敗もしないですし、そして、だいたい理屈が通っているので、頭も凄く良さそうに見えます。実際良いのでしょうが)

 

しかし、明らかに無駄なものをやらないならまだしも、全てを否定から入ってしまうのでは何も前に進みません。

前に進まなければジリ貧で後退します。

少なくとも進歩をすることは無いでしょう。

 

そういう意味で、「役所にとっての成果(付加価値)」を出すのが職員の本来の役割であるという点を考えれば、仕事ができないと言っていいと思います。

 

一方、無駄なものはやらない、しかしこれに絞って徹底的にやるというのは素晴らしいです。

が、この評論家タイプの人は得てして何もやりません。

 

おわりに

ここまで読んできて、ホントにそうだよなーと共感した方もいれば、耳が痛かった方もいるのではないでしょうか?

 

偉そうに書いてますが、僕自身が説明側に回る時は、話が枝葉に行ってしまうことがよくありました。

なので、説明を受ける上司からは、コイツ分かりづれーなと思われていたかもしれません(笑)

 

ただ、僕もその点は認識していたので、簡単な論点ペーパーを事前に用意して、話をしていてポイントがズレないように工夫をするようにはしていました。

(そういうまとめを作るのは好きだったので)

 

そんなわけで、今回の記事を読んで耳が痛いことがあった方は、工夫をする(苦手を無理矢理克服するよりも、上で僕がやったような「強み」を活かした工夫の方が楽しいと思います)などして補っていただければと思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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