こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、公務員栄養士を狙う方にターゲットを絞って予備校の比較をしていきます。
公務員栄養士は、民間の栄養士に比べて圧倒的に待遇が良く、生涯年収ベースでは8千万円以上の差が出てきます。
そんな好待遇の公務員栄養士を狙うのであれば、公務員試験(=筆記試験と面接試験)を突破する必要があります。
倍率は自治体によってバラバラですが、1次試験(筆記)の段階で切られる人数もかなり多いです。
<2017栄養士採用試験の例>
受験者 | 1次試験合格 | 最終合格 | 倍率 | |
東京都I類B(大卒) | 157人 | 24人 | 15人 | 10.5 |
東京都II類(短大卒) | 222人 | 96人 | 41人 | 5.4 |
埼玉県(管理栄養士) | 33人 | 9人 | 2人 | 16.5 |
東京都町田市(栄養士) | 25人 | 14人 | 3人 | 8.3 |
千葉県千葉市(栄養士) | 26人 | 11人 | 1人 | 26.0 |
千葉県千葉市(学校栄養職員) | 33人 | 14人 | 5人 | 6.6 |
神奈川県川崎市(栄養士) | 47人 | 12人 | 4人 | 11.8 |
神奈川県川崎市(学校栄養職員) | 98人 | 34人 | 11人 | 8.9 |
競争率が高いからこそ予備校に通えば優位性を築けます。
僕自身は栄養士ではありませんが、予備校に通ったことで某県庁に2位で最終合格しています。
そうした予備校経験者としての目線も活かしつつ、パンフレットの分析や予備校への問い合わせをしながらまとめてみました。
【結論】僕ならクレアールにします!
以下で大手公務員予備校3校の費用や特徴を詳細に比較していきますが、まず最初にポイントと結論を書きます。
- 栄養士に特化したコースがあるのはクレアールのみ
- その他、教養試験対策(初級レベル)を行っている2校(LEC、大栄)も加えて比較
- 僕ならクレアールをチョイス
専門試験対策も含めた栄養士特化コースがあるのがクレアールのみということで、僕はシンプルにクレアールを推します。
なお、栄養士の試験科目は以下のような感じです。(某自治体の試験案内より抜粋)
教養試験 | 社会科学、人文科学、自然科学、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈 |
専門試験 | 社会生活と健康、人体の構造と機能、食品と衛生、栄養と健康、栄養の指導、給食の運営 |
このうち、専門試験は栄養士を取得する課程の中で対応できるものも多いです。
そのため、クレアール以外では、LECと大栄の地方初級試験対応コース(→専門試験対策無し)を比較対象とします。
専門試験に自信がある場合であれば、クレアール以外の予備校の選択もあり(面接対策はLECや大栄のほうが手厚い面もある)だと思います。
予備校の費用や特徴比較
大手公務員予備校(3校)の比較結果は以下です。
費用 | 特徴 | |
LEC |
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クレアール |
※実質価格としては以下例のように割引価格が適用される仕組み。 例)2019年1~4月申込の場合、1月割引価格108,000円、2月割引価格110,000円、3月割引価格112,000円、4月割引価格114,000円 |
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資格スクール 大栄 |
※左のリンクから無料資料請求すると1万5千円割引クーポンが貰える |
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補足
- クレアールは栄養士コース(専門試験対策あり)、LECと大栄は地方初級コース(専門試験対策なし)の金額(税込・入学金込)を掲載(2019.1月時点)
- 割引に関してはオーソドックスなものを記載しています。
予備校によっては、早割、他予備校からの編入割引、離職者割引、学卒未就労者割引などが存在しますので、お得な割引を逃さないためにも必ずパンフレットを確認するのがオススメです。
それぞれの予備校について詳しく見ていこう
3校(①LEC、②クレアール、③大栄)について以下で詳しく見ていきます。
①LEC
メリット | デメリット |
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模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!
模擬面接や模擬集団討論が無制限で受けられます。
最初にいくつかの自治体の倍率例を挙げた通り、1次試験が重要なのは間違いありませんが、1次合格から最終合格の間でもかなりの人数が落とされます。
つまり、面接の重要性が非常に高いため、模擬面接無制限というのは大きなメリットです。
また、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるというのも非常に画期的な仕組みです。
通学の場合、Webフォローが標準装備
通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて予備校に行けないといった際は、自宅でもWebで講義を見ることができます。(追加料金無し)
LECの無料パンフレット請求リンクは以下です
②クレアール
メリット | デメリット |
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栄養士コースがある
既に書いた通り、今回比較している中で栄養士コースが存在するのはクレアールだけです。
教養試験対策のみならず、志望先別対策として「栄養士専門特講」が4回設けられています。
また、対策ノウハウが蓄積されているという観点から見ても大きな強みを持っていると言えます。
費用が安い
クレアールの講義は完全にWeb通信に特化しています。
そのため、費用が安いというのが大きなポイントです。
今回比較した中でも最安値ですね。
通信しかないのがデメリットでもある
通信に特化している分、予備校の物理環境を使えないのはデメリットです。
例えば僕の場合、県庁を受ける際にLECの通学DVDコースを取っていました。
生講義は一度も受けたことがありませんので、実質的には通信と全く同じです。
一方、講義の度に通学し、個別ブースで講義を受ける仕組みでしたので、物理環境を変えることによって集中することが出来ていました。
勉強慣れしていない人の場合、物理的な環境面の整備は非常に重要ですので、通信を選ぶのであればその点をよく検討する必要があります。
(図書館にPCを持ち込んで受講するといった工夫をするなど)
模擬面接は無制限だが水道橋校のみ
模擬面接は無制限なのですが、水道橋校に行かなければ受けられないという点はデメリットですね。
一方、遠方の方のために電話の模擬面接が用意されています。
しかし、面接は見た目や身振り手振りといった要素が非常に重要であるため、その点電話面接というのはどうなのかなというのはあります。
LECのところでも書いた通り、面接対策も非常に重要です。
水道橋校に行けない方であれば、ジョブカフェなどを活用して模擬面接を行うといった対応をしていく必要があるでしょう。
安心保証プランあり
申込時に追加で費用(2万円)を支払うと、仮に目標とする年度の試験に不合格だった場合でも、翌年の講義を無料で受けることができます。
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なお、初年に受かれば2万円は返金されるため、つけておいても損はないかなと思います。(絶対受かるために退路を断つという意味で敢えてつけないという考え方もあると思いますが)
クレアールの無料パンフレット請求リンクは以下です
③大栄
メリット | デメリット |
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2次試験対策が充実
カリキュラムの中で、集団面接や論文添削に関する集合セミナーが6回分予定されています。
(全国主要拠点校で実施→遠方で参加できない場合、各校でカウンセリング形式にて個別講義を実施)
集合セミナーの形式を取って面接対策を行うのは大栄だけです。
パンフレットにも2次試験対策を重視していることが大きく書いてあり、この点は面接に不安を持つ方にとっては非常に心強い材料だと言えるでしょう。
全国100以上の拠点あり
今回比較している予備校の中では最も多い拠点数を誇ります。
費用が高い
今回比較している予備校の中では圧倒的に高額です。
2次対策の手厚さが影響していると考えられます。
大栄の無料パンフレット請求リンクは以下です
公務員予備校の選び方(僕はクレアールを推しますが・・・)
直感も重視しよう
最初に書いた通り、僕であれば栄養士コースがあるクレアールを選びます。
ただ、これを言ったら元も子も無いですが、どこに通った場合であっても、きちんと集中して学ぶことさえできれば1次試験は必ず突破できます。
予備校の特徴以上に、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点が重要です。
そのためには、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。
この相性を見極めるためにオススメなのは、片っ端からパンフレットを請求して見比べることです。
当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。
まさに予備校ごとの性格が出ています。
それぞれのパンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。
※各予備校の無料パンフレット請求用リンクは以下です。
体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ
各予備校とも体験講座や無料相談会を開催しています。
百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。
僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。
(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)
なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。
このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。
※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています
面接対策の実施箇所をよく確認する
公務員栄養士試験における面接対策は非常に重要です。
1次筆記と2次面接の合計点で採用可否が判断される自治体が多いですが、面接の配点が非常に高いことが想定されます。
つまり、面接の配点が筆記の2倍以上です。
面接がダメなら容赦無く落とされると考えておきましょう。
そのため、面接対策は合否を分ける非常に重要なポイントになります。
そして、面接対策の肝は模擬面接、つまり実際に相手を置いて練習することです。
各予備校とも、模擬面接はそれなりに大きな都市の校舎に限って実施しているケースが多く、地方の提携校では模擬面接を受けられないケースが多いです。
都内の人などであれば問題はありませんが、地方在住の方は、模擬面接を受ける場合はどの校舎に通う必要があるかといった点を必ず押さえておく必要があります。
クレアールの場合、模擬面接の実施場所が水道橋校のみですので、面接対策はジョブカフェなどで補うといった判断も必要です。
費用が高いと思われる方へ
費用の安い単価講座も設置されています
だいたいどの予備校においても単価講座(数的処理だけとか、作文講座だけとか)が設置されています。
価格もかなり安く抑えられますので、配点の高いところだけピンポイントで受講したいという場合、単価講座を検討するのもアリでしょう。
保育士になれば1年目のボーナスで余裕で回収できます
公務員栄養士になれば、初年のボーナスは60万円を超えてきます。
つまり、どの予備校に通ったとしても、その費用は1年目で簡単に回収できます。
また、以下の記事でも取り上げていますが、生涯年収ベースで見ると民間の栄養士に比べ8000万円もの差が出てきます。
長期でのこれだけのメリットを考えれば、合格確率を高めるために、初期投資として予備校に通うというのはむしろ当然かなと僕は思います。
どんな物事もそうですが、環境を変え、既に結果を成し遂げている人に直接習うのが成功するための最短最速の方法です。
おわりに
繰り返しになりますが、僕なら栄養士コースを持つクレアールをチョイスします。
一方、「公務員予備校の選び方」の中で書いた通り、相性もかなり重要です。
また、クレアールの場合は模擬面接の点で不便があるのも事実です。
最後はパンフレットを眺めたり、実際に予備校に行ってみての直感的要素を大切にして決めていただければと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。