こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
早速ですが、「公務員を辞めたい」というご相談をLINE@などで受ける機会が非常に多いです。
安定が売りの公務員も、潜在的にはかなり退職希望者がいるんだろうなというのを肌で実感しています。
そこで今回は、 僕にとって公務員という仕事はつまらなかったけど、公務員生活で得た大きなものもあるよということをテーマに書いてみます。
また、公務員を辞める前にぜひ身につけておくと良いことや、実践編として具体的な転職の流れ(→公務員より好条件の民間に合格した公務員にヒアリング)もあわせて書いていきます。
公務員はつまらないとか、辞めたいとか思っている方はぜひご覧ください。
公務員を辞めたい人の理由を突き詰めれば「仕事がつまらない」
つまらないから辞めるという感覚は非常に大切
公務員の仕事が面白いかつまらないか?
これはまさに個人の主観です。
つまらないと思う人もいれば当然楽しいと思う人もいるでしょう。
ただ、僕はもちろんつまらないと思ったから辞めたわけです。
↓具体的に何がつまらないかということはこの中の「向き不向き」とか「やりがい」の中で色々書いてあります。
LINE@でご相談をくださる方々のお話を聞いていると、「不毛な仕事が嫌だ」とか、「稼ぐ能力が身につかない」とか、「将来不透明だ」とか、「他にやりたいことがあるから」とか、要は皆さん、突き詰めればつまらないから辞めたいと思っているということだと思います。
この、「つまらないから辞める」という感覚は凄く大切です。
公務員を辞めて色々な世界を見て分かったのは、本当にたくさんの人々が、ありとあらゆる手段でお金を稼いでいる(中には年で億を超えるようなとんでもない額を稼いでいる人もたくさんいる)ということです。
どんな人においても、その人にとっての面白い稼ぎ方というのは確実に世の中に存在していると断言できます。
つまり、「辞めたらどうにもならない、生きていけない」みたいなイメージは完全に幻想だということです。(ただ、楽して稼げるとかはどの世界にも無いです。当たり前ですが念のため)
だとすれば、一度きりの人生でわざわざつまらないことを我慢するなどということほど無駄なことはないと個人的には思います。
公務員の仕事を「一生懸命」やることで得たもの
公務員を辞めたいと思っている人にとって、今の仕事はつまらないだけで何の役にも立たないように思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
以下では、公務員を辞めた後に役に立った公務員時代の経験について、具体的に挙げてみます。
元公務員ブログが運営できた(笑)
これは少し属人的な話になりますが、僕の場合、元公務員が書く給料ネタとかぶっちゃけネタのブログを運営しているわけですから、公務員の経験が無ければどうしようもなかったです(笑)
ただ、ポイントとして挙げたいのは、「つまらない」とか「不毛だ」とか思いつつも、一生懸命仕事をやったことが今に活きているということです。
→一生懸命やったからこそ、いわゆる花形みたいな部署を経験させてもらえましたし、そのことが、出向ネタや財政ネタなど、少し変わった視点での発信に繋がっています。
そのため、仕事をやってる最中に仕事がつまらないと感じることはそんなになかったです。
どちらかと言えば仕事から離れた一人の時間に、俺の人生これでいいのか?と考えることが多かったですね。
公務員として文章をたくさん作っていたことが、ブログ執筆に直結
とにかく公務員は文書が大好きです。
本質的には無駄なものが多いのですが(笑)、それでも文章力は鍛えられます。
僕自身は復命書(出張報告)を書くのが好きで、誰が見てもポイントがパッと分かるようにというのをかなりこだわって書いていました。
作成に時間はかかりますし、こだわって書いたところで1円の稼ぎにもならないわけで、今振り返ると僕の執筆時間の給料はまさに税金の無駄遣いなのですが(公務員の仕事ってそんなんばっかりですけどね)、それでも復命書をきっちり書いた経験は今に活きています。
また、僕は調整を行うポジションの経験が長く、例えばA課の言い分とB課の言い分を調整して妥協案を作っていくようなことをたくさんやっていました。
その際に、言葉だけでは漏れがあったり感情論になりがちなので、お互いの言い分を文書で簡潔に整理し、落としどころを提案していくといった作業を繰り返し丁寧にやるようにしていました。
そうした作業も、やはり文章をまとめるというブログ執筆にそのまま活かされています。
公務員は潰しが利かないと言いますが、フリーランスとして色々記事を執筆される方とか、ブロガーには凄く向いていると思います。
何が自分にとってつまらないことなのかが良く分かった
人生は消去法です。
どんな人にも必ず才能のある分野がありますが、それは消去法でしか見つかりません。
つまり、これは違う、これも違う、というのを繰り返す中で、自分の才能のある分野を見つけていくしかないということです。
僕の場合、公務員や銀行出向経験を通し、自分がやりたくない仕事はどういうものかというのがよく分かりました。
具体的には、以下のようなものです。
【公務員】前例踏襲、横並び、不毛(生産性が無い)、お金を稼ぐことにこだわらない、1位にこだわらない
【銀行】ノルマでガチガチに縛られる、体育会系
これらの逆として、
「人に管理されず、自己責任の元で試行錯誤をしながら新たなことにチャレンジしていくことや、競争・数字にこだわる環境の中で生きるのが好きだ」
ということが腑に落ちて分かったということがあります。
仕事がつまらないと思っている方は、どうしてつまらないのか、何が嫌なのかというのを徹底して分析しておくと、今後の人生(しかも有意義な人生)に必ず繋がりますよ。
辞める前、もしくは辞めた後にこれだけはやっておいたほうがいいということ
成功者の考え方を学んだほうがいい
次に、辞める前、辞めた後にかかわらず、ぜひやっておいた方がいいことを書いてみます。
それは、「成功者」の考え方をしっかり学んでおく(学ぶというよりも日常で実践できるよう習慣化しておく)ということです。
成功者と言っても色々いますよね。
松下幸之助でも孫正義でも大前研一でもホリエモンでもドラッカーでも7つの習慣のコヴィーでもウォーレン・バフェットでも何でもいいと思います。
また、今の時代、インターネットサロンなどで直接成功者の方から学ぶことのできる機会も増えていますから、そういった場所を活用するのも非常に有効です。
あとは、僕がメンターから学んだことをまとめた以下の記事も参考になると思います。
とにかく、成功者は共通の考え方を持っています。
「考え方」というのはなんだか即効性が無いように思えますが、考え方が行動につながり、行動が習慣につながり、そして、習慣こそが人生です。
重要なのは、「考え方→行動→習慣→人生」の流れはエスカレーターのようなものであり、途中を飛ばして果実だけを得るというのはあり得ないということです。
(つまり、考え方を変えずに人生を変えるのは無理です)
そのため、考え方の部分が変わらなければ、転職した場合も結局同じような問題に悩まされて辞める可能性が高くなります。
せっかく(?)辞めるという転機なのですから、思い切って自分の中の基礎工事をし直すことを強くオススメします。
考え方さえ身につけてしまえば、あとは時間だけの問題です。
将来的には必ず大きな成果を得ることができます。
【実践編】もし転職の覚悟が決まっているなら
もし公務員を転職する覚悟がほぼ決まっていることであれば、公務員時代に比べて好条件(給与面も、時間のゆとり面も)の企業への転職を成功させた元公務員たちにインタビューした以下の記事がおすすめです。
内定までの流れや、彼らが使用したおすすめ転職サイトなどについて解説しています。
なお、転職ではなく、フリーランスも視野に入れている方の場合は、フリーランスになった元同僚にインタビューした以下の記事が非常に参考になると思います。
おわりに
ぶっちゃけ、3ヶ月一生懸命やって自分に向いてないと思えば、そこに才能は無い可能性が高いです。
そのため、本気で辞めたいというのであれば辞めればいいというのが僕の意見です。
そして、それが自在にできるのが今の時代です。
誰かに反対されるかもしれませんが、自分の人生に責任を取れるのは自分だけですし、周りの人は何を言おうが(それは善意かもしれませんが)、責任は取ってくれません。
逆に、自分の人生には自分で責任を負うというのがスタート地点になりますね。
どうしても公務員を辞めたいとか、つまらなくて仕方がないという方は、ぜひ今回の内容を一つの参考としていただければ幸いです。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>転職・退職関連記事をまとめた以下の記事もよろしければご覧ください。
初めまして。みくと申します。
公務員を続けるかやめるか迷っているときに、こちらのサイトにたどり着きました。
拝読し、やはり辞めよう!と決断しました。
私自身が聴覚障害を持っており、障害採用枠(一般事務)で採用され、現在、7年目です。当時は親が喜ぶ!と入庁しましたが、現実は障害への配慮がない、病休者が多い部署に配属され現場に余裕がなく、電話のお願いがしづらい(電話代行はしてくれるんですが、イヤイヤながらやってるのが丸わかり)、業務のしわ寄せがくる…などで自身もメンタル面で調子を崩しました。
なんというか、こんなに障害に配慮されないもんなんだなと思いました。。(電話代行は配慮ではありますが、業務上外部への電話が必要な業務を割り振る時点で「???」です。しかも専門知識がないとできないしら怒鳴られたり、電話してくるななどが想定される電話ですので、お願いする側も心理的負担が…f^_^;))
他に聴覚障害を持つ方はおらず、聞こえる身近な人に相談しても精神論(聞こえる人間の方が色々あってきついんだからとか…)で返されるので、もう辞めたいなと。
しかし、障害持ちが民間に転職したら、年収がかなり下がる、しかも聴覚障害者は電話業務ができない点からかなり下がると転職エージェントに言われ、やめるのに躊躇いが…。
ですが、こちらのサイトで、人事の話や公務員を辞めたい人への記事で、辞めよう、と決断できました。時期は相談しないといけないと思いますが…。(4月から今持っている仕事にさらに仕事が増えるので…&親の反対受けそう…)
ちょっとだけ愚痴も入ってしまいましたが、こんな人が決断しましたよ、というお知らせでした!
色々と大変な状況にある中で、このように多くの読者さんにとっても参考になるコメントをありがとうございました。
今回の決断により、みく様の人生がさらに素晴らしい方向に転換をしていくことを心からお祈りしております。
[…] 【公務員はつまらない?】辞めてから役に立った経験と、辞める前にぜひ知っておきたいこと。 […]