こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、国立大学法人の事務職員を目指す方向けに、公務員予備校の徹底比較を行いました。
本記事の内容
- 予備校(国立大学法人コース)の費用と特徴【一覧】
- 各予備校のメリットやデメリットを詳しく比較
- 予備校のおすすめの選び方
- 費用が高いと思う方へ
僕自身も予備校に通ったことで、模試で関東2位を取り、国家1種の1次を高得点(得点率84%)で突破、県庁には2位で合格しています。
予備校経験者としての目線を活かしつつ、パンフレット分析や問い合わせをしながらまとめました。
予備校(国立大学法人コース)の費用と特徴
まずは、大手公務員予備校(5校)の国立大学法人スタンダードコース比較一覧です。
→国立大学法人は教養択一と面接試験が課されるため、対策としては一般的な市役所と同じものになります。そのため、以下は市役所教養コースを案内しています。(パンフレット請求時も市役所教養のパンフレットを取るようにしましょう)
費用 | 特徴 | |
TAC |
※大学生協で申込むと5%(約1万円)割引、無料講座説明会参加で1万円割引 |
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LEC |
※大学生協などの代理店で申込むと1万円割引、無料講座説明会参加で1万円割引 |
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資格の大原 |
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クレアール |
※実質価格としては以下例のように割引価格が適用される仕組み。 例)2019年1~3月申込の場合、1月割引価格98,000円、2月割引価格103,000円、3月割引価格108,000円 |
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資格スクール 大栄 |
※左のリンクから無料資料請求すると1万5千円割引クーポンが貰える |
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- 税込・入学金込の価格(2019.2月時点)。
- 割引はオーソドックスなものを記載。
予備校によって、早割、他予備校からの編入割引、離職者割引、学卒未就労者割引などが存在するため、お得な割引を逃さないためにも必ず無料パンフレットを確認するのがオススメ。
それぞれの予備校について詳しく見ていこう
5校(①TAC、②LEC、③大原、④クレアール、⑤大栄)をさらに詳しく見ていきます。
①TAC
メリット | デメリット |
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【メリット】模擬面接無制限
模擬面接や模擬集団討論が無制限で受けられます。
国立大学法人試験における面接の重要性は非常に高いため、この点は非常に大きなポイントです。
【デメリット】通学の方がWebフォローを受けたい場合、追加費用が発生してしまう
通学(教室講座もしくは個別ブースでのDVD講座)の方で、予定等があって通えない時に備えてWebでも講義を見たい場合、追加で費用を払う必要(プラス31,000円)があります。
LECや大原では通学者のWebフォローが標準なので、この点はデメリットですね。
TACの無料パンフレット請求リンクは以下です
②LEC
メリット | デメリット |
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【メリット】模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!
TACと同様に、模擬面接や模擬集団討論を無制限で受けることができます。
特徴的なのは、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるということですね。
これは非常に画期的な仕組みです。
【メリット】通学の場合、Webフォローが標準装備
通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて講義に出れないといった際にはWebでも講義を見ることができます。(追加料金はありません)
僕もLECに通って上位合格をしています
実は僕もLEC生でした!
地方上級コースを取り、LECの教材のみで国家1種(現在の総合職)の1次は合格最低点を大幅に上回って合格(得点率84%)、県庁にも2位で最終合格を果たすことができました。
LECの無料パンフレット請求リンクは以下です
③大原
メリット | デメリット |
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【メリット】模擬面接無制限。追加費用はかかるがWeb面接指導もあり
TAC、LECと同様、模擬面接は無制限です。
なお、追加費用(25分3000円)を払えばWeb(スカイプ)で面接指導を受けられるサービスもあります。
無料で対応してくれるLECに比べれば劣りますが、それでもこうしたサービスがあるのは素晴らしいと思います。
【メリット】通学の場合、Webフォローが標準装備
LECと同様、通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて講義に出れないといった際はWebで講義を見ることができます。(追加料金無し)
大原の無料パンフレット請求リンクは以下です
④クレアール
メリット | デメリット |
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【メリット】費用が圧倒的に安い
クレアールの講義はWeb通信に特化しています。
そのため、費用が安いというのが大きなポイントです。
今回比較した予備校の中では圧倒的最安値ですね。
【メリット】安心保証プランあり
申込時に追加で費用(2万円)を支払うと、仮に目標とする年度の試験に不合格だった場合でも、翌年の講義を無料で受けることができます。
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なお、初年に受かれば2万円は返金されるため、つけておいても損はないかなと思います。(絶対受かるために退路を断つという意味で敢えてつけないという考え方もあると思いますが)
【デメリット】通信しかない
通信に特化している分、予備校の物理環境を使えないのはデメリットです。
例えば僕の場合、県庁を受ける際にLECの通学DVDコースを取っていました。
生講義は一度も受けたことがありませんので、実質的には通信と全く同じです。
ただ、講義の度に通学し、個別ブースで講義を受ける仕組みでしたので、物理環境を変えることによって集中することが出来ていました。
勉強慣れしていない人の場合、物理的な環境面の整備は非常に重要ですので、通信を選ぶのであればその点をよく検討する必要があります。
(図書館にPCを持ち込んで受講するといった工夫をするなど)
【デメリット】模擬面接は無制限だが水道橋校のみ
模擬面接は無制限なのですが、水道橋校に行かなければ受けられないという点はデメリットですね。
遠方の方のために電話での模擬面接が用意されているのですが、面接は見た目や身振り手振りといった要素が非常に重要であるため、その点どうなのかなとは思います。
水道橋校に行けない方であれば、ジョブカフェや大学の就職課などを活用して模擬面接を行うといった対応をしていく必要があるでしょう。
クレアールの無料パンフレット請求リンクは以下です
⑤大栄
メリット | デメリット |
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【メリット】2次試験対策が充実
カリキュラムの中では、集団面接や論文添削に関する集合セミナーが6回分予定されています。
(全国主要拠点校で実施→遠方で参加できない場合、各校でカウンセリング形式にて個別講義を実施)
集合セミナーの形式を取って面接対策を行うのは大栄だけです。
パンフレットにも2次試験対策を重視していることが大きく書いてあり、この点は2次試験が肝である地方上級を受ける方にとって心強い材料だと言えるでしょう。
警察や消防などの公安職も狙える
大栄の場合、「大卒教養コース」という警察官や消防士なども幅広く対応することを目的にしているコースを受講することになります。
公安職を狙う場合は別途コースが設けられているのが普通ですので、そこも網羅的に狙えるというのはメリットです。
【メリット】全国100以上の拠点あり
今回比較している予備校の中では最も多い拠点数を誇ります。
【デメリット】費用が高い
今回比較している予備校の中では最も高額です。
2次対策の手厚さと、先ほども書いた通り「大卒教養コース」として公安職も含めて幅広い併願に対応できるという点が影響していると考えられます。
大栄の無料パンフレット請求リンクは以下です
予備校のおすすめの選び方
直感で選ぶ
予備校ごとに色々と特徴はありますが、どこに通った場合でも、きちんと集中して学ぶことができれば1次試験は必ず突破できます。
条件面以上に、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点が重要です。
そのためには、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。
この相性を見極めるためにオススメなのは、片っ端からパンフレットを請求して見比べることです。
当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。
まさに予備校ごとの性格が出ています。
それぞれのパンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。
無料パンフレット請求用リンクはこちら
※国立大学法人は教養択一と面接試験が課されるため、対策としては一般的な市役所と同じです。そのため、市役所教養型のパンフレットを選択してください。
体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ
各予備校とも体験講座や無料相談会を開催しています。
百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。
僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため、体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。
(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)
なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。
このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。
※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています
面接対策の実施箇所をよく確認する
国立大学法人は、受験者→1次合格者の倍率も8倍程度と結構高いのですが、
さらに、1次合格者→最終合格者の倍率は何と10倍を超えることもザラです(受験する大学にもよります)。
つまり、面接対策は合否を分ける非常に重要なポイントになります。
そして、面接対策の肝は模擬面接、つまり実際に相手を置いて練習することです。
各予備校とも、模擬面接はそれなりに大きな都市の校舎に限って実施しているケースが多く、地方の提携校では模擬面接を受けられないケースが多いです。
都市部であれば問題はありませんが、地方在住の方は、模擬面接を受ける場合はどの校舎に通う必要があるかといった点を必ず押さえておく必要があります。
なお、クレアール(模擬面接は水道橋校のみ)を選ぶ場合、費用が安く済む分、面接対策はジョブカフェなどで補うといった判断もありだと思います。
費用が高いと思う方へ
国立大学法人に受かれば1年目のボーナスで余裕で回収できます
国立大学法人の場合、初年のボーナスは60万円程度貰えます。
つまり、どの予備校に通ったとしても、その費用は1年目で軽く回収できるということです。
どんな物事もそうですが、環境を変え、既に結果を成し遂げている人に直接習うのが成功するための最短最速の方法です。
短期目線で考えてしまうと、結局は大きな損をし得るということは押さえておきましょう。
また、費用捻出方法としては親に借りる、バイト捻出などが一般的ですが、比較的稼ぎやすい方法として僕自身が実際に試したものも以下で紹介してますので参考にしてみてください。
おわりに
「予備校の選び方」のところで書いた通り、最後に重要となる決め手は相性です。
「ここなら信頼して任せられる!」というところが見つかれば、余計な情報を遮断し、その予備校のテキスト・問題集や面接対策に集中して学ぶことで合格できます。
上の比較情報も参考にしつつ、最後はパンフレットを眺めたりしての直感的要素を大切にして決めていただければと思います。
今回比較した予備校
TAC、LEC、資格の大原:模擬面接無制限で2次対策万全。僕はLECに通って県庁上位合格。
クレアール:Web通信のみ。費用が圧倒的に安い。
大栄:集合セミナーを開催するなど2次対策に力を入れている。
※国立大学法人は教養択一と面接試験が課されるため、対策としては一般的な市役所と同じです。そのため、市役所教養型のパンフレットを選択してください。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などを詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。