こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は公務員試験の効果的な面接対策について、心理学面から書いていきます。
本記事の内容
- 公務員面接における心理面の重要性
- パフォーマンス低下を防ぐ具体的な対策【2点】
なお、僕自身の公務員試験実績は、国家総合職1次試験合格(2次辞退)、県庁2位最終合格(面接は得点率80%ほど)、LECの模試関東2位などです。
また、民間企業出向を経験したり財政課を経験したりとそれなりに県庁での仕事の経験も豊富(=採用側の意向も分かる)です。
この辺りも記事の信頼性担保につながるかなと思います。
公務員試験の面接対策における心理面の重要性
アウェーに行くと人間のパフォーマンスは低下する
まず、心理面がパフォーマンスに及ぼす影響について触れていきます。
例えばサッカーにおいて、地元のスタジアム(ホーム)と敵地のスタジアム(アウェー)では勝率に差が出るのは有名な話です。
この大きな要因の一つとして、コンフォートゾーンの問題があります。
コンフォートゾーンとは、慣れ親しんでいる居心地の良い空間のことを指します(自分の家、自分のサークルなど)。
人間はコンフォートゾーンの外に出ると急激にパフォーマンスを落とします。
これは、我々の先祖の時代、コンフォートゾーンを外れると死に直結する(例えば果実を取りに行っている森でいきなりクマに遭遇するなど)ということで、そういう時にはごちゃごちゃ考えずとりあえず逃亡するようにと進化してきた結果です。
つまり、コンフォートゾーンを外れたら、とにかく危険だと感じ、その場から逃げ出そうとする、頭は働かずIQは低下するということです。
これはまさに公務員の面接でも全く同じことが言えます。
初めての会場で、初めて面接官たちに会って話すという行為はコンフォートゾーンを大きく外れているため、何も対策をしなければパフォーマンスは大きく低下します。
パフォーマンス低下を防ぐ具体的な対策【2点】
パフォーマンスを落とさないための対策は以下2つです。
- 慣れる
- 事前にイメージする
1.慣れる
まず、慣れることによってパフォーマンス低下を下げることができます。
【慣れるための方策その1】模擬面接をやりまくる
公務員試験の筆記は難しいですから、1次を突破したとなればかなり勉強をされている方が多いです。
一方、それは面接対策時には悪い方向に出やすいです。
つまり、勉強することを重視してしまうということです。
→面接本を何冊も買って志望動機を練る、想定質問を検討する、予備校の座学の面接講座を受けるなどなど・・・。
こうしたことばかりに注意を払ってしまい肝心の模擬面接をほとんどこなさない方がいますが、これでは落ちるべくして落ちます。
先ほども書いた通り、パフォーマンス低下を防ぐ方法として「慣れ」があります。
慣れれば慣れるほどパフォーマンスは上がっていきます。
しかも、そもそも面接の本質が「相手とのコミュニケーション」です。
そういう意味でも模擬面接を最優先するのは必然です。
勉強を否定はしませんが、基本は模擬面接があって、その繰り返しの途中で勉強をしていくべきです。
要は、筆記の時の慣れ親しんだ勉強というやり方から出るのが怖いわけです。
合理的に考えれば面接対策は実践しかないのですが、合理的な判断ができなくなるのがコンフォートゾーンの怖さです。
模擬面接のやり方などは以下の記事で詳しく書いていますのでぜひ別途読んでみてください。
また、模擬面接とは少し異なりますが、アポを取って実際に役所に行き、職員の方と話をするという手法も非常に効果的です。
これは「役所の人間と話す」という点における慣れを作れるのもそうですし、単純に熱意アピールの意味でも高得点に繋がる秘策です。
こちらは以下を参考にしてみてください。
【慣れるための方策その2】下見をする
模擬面接に比べれば優先度はかなり下がりますが、会場の下見をすることでも慣れは作れます。
さすがに面接会場の中には入れないと思いますが、役所内の会議室で行われる予定であれば、何度も役所に行って、役所の雰囲気に慣れておくということだけでも大きなホームアドバンテージになります。
2.事前にイメージする
事前にイメージすることでもパフォーマンス低下を防ぐことができます。
要はイメージトレーニングですね。
一流のスポーツ選手ならまず間違いなくやっている手法です。
ポイントとしては、ドアをあけて席について質問に答えるところまで細かく臨場感を持って想像すること、また、自分がうまくいっているイメージを持つことです。
圧迫面接でやられてしまうイメージを想像してしまってはむしろマイナスです。
それをなんとか乗り切っていく自分をイメージしましょう。
また、うまく答えられない姿を想像するなど、悪いイメージを抱いてしまった際に、「やっぱり失敗しそうだ」と落ち込むのも最悪です。
そうではなく、「これは自分らしくない、自分ならもっとできる」と自己肯定をして自信を持つまで何度も繰り返してください。
これらによって、面接本番を限りなく居心地の良い環境に近づけることができます。
もちろん、イメージだけで勝てる話ではありません。
当然ながら、模擬面接などを繰り返して基礎能力をつけるのが大前提です。
おわりに
以上、心理学的な面から見た面接に勝つ方法でした。
最後にイメージトレーニングの手法も書きましたが、これは仕上げに近いです。
もっとも重要なのは模擬面接の繰り返しによる練習です。(→慣れの問題もそうですし、何度も指摘を受けて修正しながら模擬面接を繰り返せば話す中身も確実によくなっていきます)
この点はしっかりと押さえておきましょう。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!