超一流たちの考え方

米津玄師のツイッター名言に学ぶ成功哲学。捨てて、新しいものを探せ。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、2018年末の紅白歌合戦でも印象的なパフォーマンスを披露した、米津玄師さんの名言に学ぶ成功哲学という切り口で記事を書きました。

 

音・詩・絵のどれを取っても彼の才能は一流であり、また、「Lemon」のYoutube再生回数はなんと2.5億回を超えていて、商業的にも大きな成功を収めています。

 

「成功者」という言葉はなんとなく彼のイメージに合わないのかもしれませんが、彼がツイッターで残した名言について、僕が学んできた成功法則の観点から分析してみます。




何かを手に入れたきゃ何かを捨てろ

「捨てることの重要性」は、非常に多くの成功者が口にしています。

「革新の鍵は捨てることにある」ドラッカー

「大事なことは、君の頭の中に巣くっている常識という理性を綺麗さっぱり捨てることだ」エジソン

「もったいないようだけど、捨てることが一番巧妙な方法だね。捨てることを惜しんでいるヤツはいつまでたってもできないね」本田宗一郎

「読書のコツは拾い読みにある。したがって、賢明になるコツは何を捨てるかを知る術にある」ウィリアム・ジェームズ

また、僕の大好きな漫画「進撃の巨人」の主要キャラのアルミンもこんなことを言っていたりします。

「何も捨てることができない人には 何も変えることはできないだろう」

アルミン・アルレルト(進撃の巨人7巻より)

 

人は現状(現状の人間関係、現状の時間の使い方(テレビやネット・趣味に時間を費やすことなど))を保ったままで、新たに何かを加えていこうとする傾向にありますが、それは絶対にできません。

 

その理由は、時間と思考の両面から挙げられます。

  • 【時間面】新たなものに取り組むためには時間の絶対量が必要なため、時間を捻出する必要がある→現状の付き合いや時間の使い方を見直すしかない
  • 【思考面】古い考え方の環境にいれば、現状維持の方向に思考が引っ張られる(人は100%環境の影響を受ける)→人間関係を含めた環境を見直すしかない

 

まさに米津さんのいう通り、現状の何かを捨てなければ新しいものは手に入らないわけです。

 

そうは言っても、何かを捨てるというのはなかなかにシビアです。

 

何かを捨てて新しいものに入っていくというのは居心地の悪さを伴います。

その際、人の本能は居心地の良かった過去の環境に戻りたいと思います。

そして、人の意思の力は本能の力に比べて弱くもろいため、ほとんどの人は(多少の振れ幅はあったとしても)現状維持の人生を歩み続けるということになります。

 

もし、なんとしてでも今を変えたいということであれば、環境と人間関係を変えるしかありません。

人は関係性に依存する生き物であり、自分の意思の力で何かを変えようとしても失敗します。

それよりもやるべきは、環境の力に頼ってしまうことです。

 

「新たなものを得るために、新たな環境(→以前の居心地良い環境を捨てざるを得ないような環境)と人間関係の中に飛び込む」

これが進化の極意であり、自己啓発の全てと言っても過言ではありません。

 

【余談】箱根駅伝5連覇を逃した青山学院大の原駅伝監督のコメント

米津さんの「停滞は衰退とほぼ同じこと」という言葉に関する余談です。

 

先日行われた2019年箱根駅伝で、青山学院大は5連覇を逃しましたが、原監督が以下のコメントを出しました。

連覇を重ねるごとに進化を恐れてしまった。現状維持は退化でしかありません。常にチャレンジ精神がないと勝ち続けられません。

 

米津さんと全く同じことを言っています。

 

現状維持は退化、衰退につながる

世界は変化し続けるという真理から導き出されるこの命題に気づけないから、また、気付けても居心地が良くてそう簡単に変えられないからこそ、まさに栄枯盛衰が起こります。

 

一方、原監督はその事実をきっちり認識して、また前に進もうとしています。

このコメントを聞く限り、来年以降青山学院はさらに強くなる可能性があるのではないかというのを感じたところです。

 

一度あったことは忘れない、思い出せないだけ

「一度あったことは忘れない、思い出せないだけ」

これはどちらかと言えば銭婆の名言ということになりますね(笑)

 

実際、人の記憶構造として、過去の情報は全て脳に蓄積されています。

 

(米津さんの意図とは少し外れるかもしれませんが、)成功という観点で見れば、脳に蓄積されてしまうからこそ、触れる情報(見る言葉、聞く言葉、発する言葉、書く言葉、映像、画像など)には最大限気をつかう必要があります。

 

つまり、自分の成功や夢に近づくための映像や言葉を聞くようにする一方、自分を不安にするような言葉や映像は聞いたり見たりしないことが大切だということです。

→ある意味で自分をマインドコントロールする必要があります。

 

期限を設けろ

「期限の重要性」について考える良い材料として、「パーキンソンの法則」というものがあります。

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

ここで重要なのは、時間に応じて膨張する割に、時間をいくらかけてもたいして質は上がらないということです。

 

締め切りや数値のない目標を立てても意味がないというのはまさにこの法則が示す通りです。

 

これは人生でも全く同じことが言えます。

 

つまり、限られた時間を意識して必死に取り組むからこそ、その人ならではの何かが生み出せるのであり、時間が無限にあるような意識で生きていれば、人生はボンヤリとしたまま終焉を迎えるでしょう。

 

「幸せかどうか」という観点から見れば、どういった人生がいいのかはその人次第ですが、「せっかく生命を得たからにはこの人生で何かを成し遂げたい」と思っている場合、期限の考えは非常に重要になります。

 

毎日の期限、月単位の期限、年単位の期限、10年単位の期限・・・。

 

自分の中で期限を決めた目標を持ち、しかし目標にとらわれすぎることなく「今」を懸命に生きながら日々成長を続けていくことで、必ず大きな何かを成し遂げることができます。

 

おわりに

以上、米津玄師さんの名言から学ぶ成功哲学をテーマに書いてきました。

 

余談ですが、僕は年末まで米津さんについてほとんど知らず、妙な芸名だなぁと思っていた(大変失礼しました)くらいでした。

 

それが、紅白に出るということで話題になっていたのでざっと調べたところ、これはとんでもない天才だということで今回取り上げてみました。

 

以下の米津さんの固定ツイートも、室生犀星読んでるのか!と結構衝撃的というか、彼の言葉の美しさの根源を見た気がしました。

(ちなみに、僕も室生犀星は読みましたが、全然興味が持てませんでした。中原中也が好きです。はい、全然どうでもいいですね笑)

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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