書評

「後悔しない生き方(堀江貴文著)」に学んだこと。成功者は即断・即決・即行動。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、ホリエモン著「後悔しない生き方」から学んだことについて書いてみます。

特に、成功者の共通項である「即断・即決・即行動」の点にスポットを当て、僕なりにまとめてみました。




本書の概要

シンプルだからこそ深い

本書の章立て構成は以下です。

序章 やるか、やらないか(5語録)
第1章 一歩踏み出す力(10語録)
第2章 時間とお金の戦略(10語録)
第3章 情報で勝つ仕事術(24語録)
第4章 グローバル時代を生き抜く(7語録)
第5章 「いま」を変えるマインド(20語録)
第6章 後悔しない人生(10語録)

 

構成としては、ホリエモンの語録が右のページにデカデカと載っており、左のページにその細かい解説が載っている形です。

つまり、1つの語録あたり見開き2ページの構成になっています。

 

文章は実質的に解説ページだけですから、時間もそんなにかからず簡単に読めます。

 

一方、シンプルな構成だからこそ、ホリエモンの考える成功の本質が簡潔にまとめられており、内容としては非常に「深い」ものです。

 

成功者は皆「即断・即決・即行動」

今回、成功者が全員と言っていいほど持っている行動パターンである「即断・即決・即行動」を切り口に、僕なりに本書をまとめてみました。

 

即断・即決・即行動に関するホリエモン語録

「即断・即決・即行動」に関連するホリエモンの語録として、本書では以下のようなものが取り上げられています。

  • 「自分に才能があるかどうかは、実際にやらないとわからない」
  • 「準備は時間のムダ。やりたいことは「なる早」で実現しよう」
  • 「アイデアに価値がなくなった時代に、試されるのは実行力とスピード」
  • 「経験は経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した数にかかっている」

 

迷ったり、準備する時間は無駄

ホリエモンの言わんとしていることをざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。

  • 才能があるかどうかなど、やってみなければ分からない
  • 準備にはキリがないので、まずやってみて、失敗したらどんどん修正していくのがその分野をマスターするためのコツ
  • やってみて全く向いていなければ(熱中できなければ)さっさと辞めて次に移る
  • そうした経験の繰り返しの中で、自分の才能、熱中できることに取り組むことができるようになる

 

そして、これらを包括する重要な大前提として「時間の有限性(=タイムイズライフ)」が述べられています。

 

「時間が有限であり、かつ、物事はやってみなければ分からない(経験が重要)」という点をベースに考えれば、

  • やるかやらないか迷っている時間
  • 準備に費やす時間(例えば起業したいから起業の本を何冊も読むとか、水泳を始めたいから水泳の本を読むとか)

は大いなるムダだということになります。

 

そんなことをやっている暇があれば、即断・即決・即行動。

これはやる、これはやらないと決め、やると決めたらすぐに行動する。

 

そうした能力が、自分の才能を活かして好きなことをして生きるために必要になってくるということです。




どうやって即断・即決・即行動の力を磨くのか?

夕食を決めるといった小さなことから始めよう

一旦本書から離れます。

 

ホリエモンと落合陽一氏の共著「10年後の仕事図鑑」の中で、落合氏は「決断と行動」に関し以下のようなことを語っています。

  • まずは夕飯を決めるような小さいことから練習を重ねる必要がある。
  • 「今日焼肉が食べたい」と思いついたら、「どこで食べようか」「誰を誘おうか」「お金はないけど誰か払ってくれる人はいないか」「逆に、おごってあげる誰かはいないか」と考え、その瞬間に携帯で誰かに連絡をとり、「じゃあ行こう」と決めるところまでいかないといけない。
  • 堀江さんもいつもこのような感じで動いていると思う。

 

そして、ホリエモンもこのように述べています。

  • 毎日やることを決めず、惰性で生きていることが多いのが実情
  • 講演の後に、「今日は今までと違った道で帰ってみよう」とよく言うが、そんな些細なことさえ実践できている人がどれだけいるか

 

二人が言わんとするポイントは、小さなことからでいいので、頭を使って決断し、すぐに行動するといった経験を積み重ねていくのが重要ということです。

 

レストランに入ってメニューを一瞬で決める、コンビニで買うものを一瞬で決めるといったトレーニングも非常に効果的でしょう。

 

実は脳にとってみると、仕事を辞めるか辞めないかといった大きな決断も、晩御飯をカレーにするかハンバーグにするかという決断も、あくまで同じ一つの決断に過ぎません。

 

つまり、普段の決断の習慣が、そのまま大きな決断時に直結しています。

普段から決断できない人は大きな物事においても決断できないということです。

 

逆に言えば、普段から即断・即決・即行動の癖をつけておけば、大きな判断の際にも即断・即決・即行動ができるようになります。

 

大きな判断の際に即断をするのはまずいと思われるかもしれませんが、ホリエモンの言っている通り、重要なのは経験であり、長い時間をかけて決断することではありません。

 

それに、普段から即断・即決・即行動を繰り返しているのであれば、当然に決断の精度も上がっていますし、しかも素早く決断できるということになります。

 

普段から全くトレーニングをしていないにもかかわらず、いざ大きな決断の際に時間をかければ精度の高い決断が出来るだろうというのは、残念ながら幻想です。

→結局決断が出来ず、色々と言い訳を先延ばしにして終わるケースが多いのもこのためです。




行動したからすぐに成功できるわけではない

挑戦してトライアンドエラーを繰り返し、イチを積み上げる

ホリエモンは本書の中で、小さな成功体験を積むことの重要性(体験を積むことで自信を得て、やがて大きな成長へ繋がる)について語っています。

 

そのためにはとにかく一歩を踏み出すべしと言っている一方で、踏み出したからと言って成功が約束されているわけではないとも述べています。

 

その上で、

  • 挑戦と成功をつなぐのは、努力だ
  • 「僕が人と違う部分を挙げるなら、挑戦し、トライアンドエラーを繰り返しながら、着実にイチを足していくというサイクルをとにかく高速で回してきた。

と述べています。

 

即断・即決・即行動は大前提として重要ですが、行動したから簡単に成功するわけがないということです。

 

むしろ、失敗することを前提に、行動しながらどんどんと修正していく。

そういったマインドが無ければ成功は難しいと言えるでしょう。

(結局世の中の多くの人が変われないのは、必要以上に失敗というものにとらわれ過ぎているということが言えると思います)

 

おわりに

僕自身、様々な自己啓発本を読み、年収で億以上を稼いでいるような成功者にも会ったりしてきましたが、成功している人で即断・即決・即行動が出来ていない人は皆無です。

 

レストランに行っていつまでもメニューを見て迷っているような人は絶対に成功しないと言うことです。

 

しかし、これは上でも書いたようにトレーニングでなんとかなります。

 

毎日のあらゆる場面で意識的に即断・即決・即行動を繰り返すこと。

 

それがまさにホリエモンの言う「後悔しない生き方」のための一歩となるでしょう。

 

ふーんと思って、今日コンビニに行って早速何を買うか迷い出す人は絶対に成功できませんので(笑)、ぜひこうした簡単なことから意識して始めてみることをお勧めします。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>ホリエモンと落合陽一氏の共著「10年後の仕事図鑑」についてまとめた記事も興味があればご覧ください。