【獣医師(公務員)の給料】年収・ボーナス・民間との比較など全てまとめました。

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、地方公務員獣医士のお給料がテーマです。

 

公務員の獣医師は、BSE対策や動物愛護対策などを行います。

一方で、獣医師っぽくない、いわゆる行政的な事務仕事も結構多いです。

例えば僕がいた県庁は、獣医師を1人、部内の総合調整的なポジションに置いてました。

その方は、それこそ獣医師に全然関係ない障害福祉とか子ども施策にかかわったりする感じでした(大変そうでした)。

 

そんな地方公務員獣医師の給料について、総務省の最新の統計資料(H29地方公務員給与実態調査)を元にして

  • 平均給料月額
  • 平均給与月額
  • 平均ボーナス
  • 平均年収
  • 退職金
  • 生涯年収

を全てまとめました。

 

それぞれ年齢別にも算出してありますので、以下を見れば主要な給料データは全て分かるという形にしました!

また、民間の獣医師のデータも掲載し、比較ができるようにしています。

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公務員獣医士の平均給料月額

平均給料月額

307,695円(平均年齢40.9歳)

(総務省:平成29年4月1日地方公務員給与実態調査より。以下同じ)

 

ここに各種手当が加わったものが給与(月収)ですので、正直あんまり意味のない数字です。

主に退職金の算定基礎としての意味合いが強いものです。

 

年齢別の平均給料月額(推計)

給料を年齢別に推計してみると以下の通りです。

24~26歳204,682円
27~30歳232,650円
31~33歳245,128円
34~38歳276,026円
39~43歳304,338円
44~48歳331,398円
49~53歳342,889円
54~59歳368,138円

 

公務員獣医師の平均給与月額(=月収)

平均給与月額

376,645円(平均年齢40.9歳)

参考 民間獣医師(企業規模10人以上):371,600円(平均年齢37.9歳)(厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」より。以下同じ)

 

いわゆる月収です。

毎月の手取りに関連してくるのはこっちです。

→なお、手取りはざっくり80%くらいと考えておけばOKです。

 

先ほどの給料との差額68,750円が手当額ということになります。

 

手当のうち額の多いのは、

  • 時間外勤務手当(残業代) 18,938円
  • 地域手当 16,757円
  • 通勤手当 9,563円

です。

 

民間と比較した場合、見た目の数字はあまり変わりませんが、民間獣医師のほうが年齢が3歳若いです。

そのため、実質的な給与は民間のほうが上だと言えます。

 

年齢別の平均給与月額(推計)

給与を年齢別に推計してみると以下の通りです。

24~26歳255,881円
27~30歳292,577円
31~33歳311,534円
34~38歳346,439円
39~43歳377,045円
44~48歳407,319円
49~53歳421,882円
54~59歳446,743円
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公務員獣医師の平均ボーナス額

平均ボーナス年額

1,443,811円(平均年齢40.9歳)

※(給料(平均額307,695円)+地域手当(平均額16,757円)+扶養手当(0円と仮定))×4.45月(2018年の支給基準)で算出。以下年齢別も同様。なお、扶養手当を貰っている職員の場合、平均で3万円程度加算される。

参考 民間獣医師(企業規模10人以上):795,700円(平均年齢37.9歳)

 

給与は民間が上回っていましたが、ボーナスに関しては完全に公務員が逆転します。

 

年齢別の平均ボーナス年額(推計)

年齢別のボーナス推計額は以下です。

24~26歳985,404円
27~30歳1,109,861円
31~33歳1,165,390円
34~38歳1,302,886円
39~43歳1,428,872円
44~48歳1,549,288円
49~53歳1,600,423円
54~59歳1,712,784円

 

公務員獣医師の平均年収

平均年収額

5,961,151円(平均年齢40.9歳)

※平均給与×12+ボーナス額で算出。以下の年齢別も同様。

参考 民間獣医師(企業規模10人以上):5,254,900円(平均年齢37.9歳)

 

公務員獣医師のほうが70万円ほど高いですが、その分公務員獣医師の平均年齢は3歳上です。

 

この年代での3歳差が与える給与への影響は大きいため、一概にどちらが高いとは言えないところです。

(以下の生涯年収ベースで見ていただくほうが良いと思います)

 

年齢別の平均年収額(推計)

年齢別の年収推計額は以下です。

24~26歳4,055,971円
27~30歳4,620,787円
31~33歳4,903,799円
34~38歳5,460,157円
39~43歳5,953,417円
44~48歳6,437,199円
49~53歳6,663,002円
54~59歳7,073,695円
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公務員獣医師の平均退職金

定年退職者の平均退職金額

約22,013,000円

※「獣医師」の額は不明のため、「一般職員(→獣医師はこれに含まれる)」の区分を採用

 

公務員獣医師の生涯年収

生涯年収額(大卒)

232,386,100円(給与収入210,373,100円、退職金22,013,000円)

※給与収入は、年齢別の推計平均年収を累積(24〜59歳)して算出した。

 

生涯年収を民間獣医師と比較

  • 地方公務員(獣医師)の生涯年収(24〜59歳):232,386,100円(給与収入210,373,100円、退職金22,013,000円)

  • 民間獣医師(大卒:男性)の生涯年収(24〜59歳):248,721,000円(給与収入229,921,000円、退職金18,800,000円)
    女性はデータ不足のため算出不可(→約2億2500万円と推計される)
  • 民間企業(大卒:男性)の生涯年収(22〜59歳):288,000,000円(給与収入270,000,000円、退職金18,800,000円)
  • 民間企業(女性:大卒)の生涯年収(22〜59歳):231,800,000円(給与収入216,700,000円、退職金15,100,000円)

※民間獣医師の生涯年収は、厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」を用いて算出(企業規模10人以上)

※民間企業生涯年収の出典は労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2017』より
→女性退職金は不明だったため、生涯賃金の男女比を活用して推計

 

公務員獣医師と民間獣医師を比較すると、男性の場合は民間のほうが高く、女性の場合は公務員と同等ということが言えそうです。

 

おわりに

以上、地方公務員獣医師のお金に関するデータについてまとめてみました。

 

獣医師の場合、給料表は基本的に薬剤師や栄養士と同じもの(もしくは行政職と同じもの)が使われます。

 

医師・歯科医師の給料表とは異なるため、そこと比較すると正直とんでもなく給料差は大きい(低い)です。

 

そうしたことも影響し、特に地方公務員獣医師の成り手がおらず、不足問題が起きていたりします。

(国家公務員獣医師の場合は総合職=官僚と同等の待遇のため、地方より圧倒的に待遇が良いです)

 

福岡県が2017年4月から「特定獣医師職給料表」というのを新たに設けて待遇改善を行なっていますが、全国的にはまだまだですね。

 

大学の合格難易度は高く、かつ6年間も大学に行かなければならない割には、正直給与面は恵まれていないというのが率直な印象です。

(一部のやり手の動物病院長は稼いでいるのでしょうが)

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>民間の獣医師に関して、企業規模別に給料を分析したこちらの記事もオススメです。

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2018年12月12日

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