こんにちは、shunです!
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今回は公務員試験と大学の学部との関係性をテーマに取り上げます。
「将来公務員になりたいけれど大学の学部はどこにした方がいいのか?」とか、大学に入ってから、「自分の学部だと公務員は難しいのか?」といった悩みを持つ方もいらっしゃると思います。
公務員時代、周りの人はどういった学部の人が多かったのかという話や、僕自身はぶっちゃけ公務員試験とは全く無関係な学部なので、その経験を踏まえたお話などをしていきたいと思います。
地方上級・国家公務員か市役所かで異なる
地方上級や国家公務員は法学部・経済学部が有利
まず、地方上級(都道府県庁や指定都市市役所)試験の配点から見ていきましょう。
1次試験に当たる筆記試験は、教養試験と専門試験から成り立ちます。
教養試験はセンター試験レベルの国社数理英の問題、専門試験は大学で習う分野の問題です。
そして、以下が地方上級試験のうち、最も多い「全国型」と言われるタイプの専門試験の配点です。
行政系 | 政治学2、行政学2、国際関係2、社会政策3 |
法律系 | 憲法4、行政法5、民法4、刑法2、労働法2 |
経済系 | 経済原論9、財政学3 |
商学系 | 経営学2 |
計 | 40問必須回答 |
これを見れば分かる通り、法律と経済の配点が高いことが分かります。
実際、「憲法・行政法・民法・経済原論」は超重要科目ですので、事前に法学部や経済学部で学んでいる人には有利に働くと言えるでしょう。
もちろん、大学の講義の内容と公務員試験対策では、学ぶ視点が全く違いますが、それでも全く初耳の人よりは理解を深めやすいと言えます。
さらに、国立か私立かで言えば、国立の方が有利ではあります。
なぜなら、最初にも言った通り、教養試験は国社数理英(センター試験レベル)の問題だからです。
国家公務員の場合もほぼ上で書いたことと同様のことが言えます。
なお、国家総合職で出世して上に上り詰める人には法学部とか経済学部が多いのは間違いないです。
これは地方の場合そこまで強くありません。
市役所は学部はあまり関係無いところが多い
市役所の場合は少し毛色が異なります。
多くの市役所は「教養試験のみ」で試験が行われます。
要は「国社数理英」を解くことになるので、あんまり学部は関係ありません。
地方上級・国家公務員と同様、国立大の人は有利と言えるでしょう。
なお、市役所でも専門試験を課すところもあります。
そういうところは、地方上級・国家公務員と同様、法学部や経済学部が有利だと言えます。
県庁の周りの人はどんな学部だったか
やっぱり法・経済学部出身者は多かったですね。
6割〜7割くらいでしょうか。
ただ全く関係無い学部もそれなりにいました。
僕もそうです。
これはまた下で詳細を触れていきます。
技術系職員は理系多し
土木なら工学部、薬剤師なら薬学部
今まで書いてきたのは事務系の職員の話ですが、公務員には技術系の職員もいます。
土木、建築、農業、化学、薬剤師、保健師などですね。
イメージとしてパッと分かると思いますが、さすがにこれらの職種は学部がリンクしているケースが多いです。
文系学部出身の土木技師とか聞いたことないですね。
実際、技術系の方の専門試験はその職にかかわるマニアックな問題が出題されるわけですので、これは関連学部の人が圧倒的に有利だと言えるでしょう。
なお、薬剤師のある同期は専門試験を0勉強で突破していました。
→当然薬剤師の国家資格を取るために勉強をしているので、それで事足りたということですね。
ぶっちゃけ事務系において大学の学部は関係ない
僕は全く関係無い学部から県庁に上位合格
まず僕の話から。(詳細はプロフィールから)
僕は私立大出身ですし、国立も受けてません。
学部はまるっきり試験と関係無い学部です。
つまりほぼ0の状態から勉強をスタートしました。
それで、国家1種(今の総合)は1次合格、県庁はトータルで2位合格、予備校の模試では関東2位でした。
つまり、学部は関係無いと自分の経験から自信を持って断言できます。
理系学部の事務系職員も結構いた
技術職の場合は理系の関連学部出身者がほとんどだろうという話をしましたが、逆に、理系学部出身の事務職員はいました。
僕の知っている範囲でさえ、工学部出身ながら行政区分で入った人が2人もいたので、理系出身の人は結構埋れているのだと思います。
繰り返しますが、つまり、学部は関係ありません。
まとめ
もちろん、国立なら教養試験に有利だとか、法学部・経済学部なら専門試験に有利だとかいうのはありますが、ものすごく重要な理由ではないということですね。
最後に書いた通り、どの学部であってもチャンスは開かれているので、あまり気にせずに、本気で公務員になりたいのならば国立大とか法学部・経済学部の人以上に勉強しましょうということです。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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