公務員の出世・学歴

【動画解説】出世する公務員の特徴3つとは?【民間出向・財政課経験ありの元公務員が語ります】

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、公務員の出世する人の特徴をテーマに解説します。

県庁に10年勤務し、全国知事会の仕事、民間出向(国の出向は断った)、財政課という結構花形のとこを歩ませてもらった経験を踏まえて解説していきます。

本記事の内容

  • 出世する人の3つの特徴
  • 成果主義者は出世できない?




出世する公務員の特徴をシュンが動画で解説!

動画編集中のため、追ってアップします。

 

公務員で出世する人の3つの特徴

結論として、以下3つの特徴がある人は出世傾向にあります。

  1. 自ら汗をかく人【最重要】
  2. 調整力が高い人
  3. 豪腕派

詳しく解説します。

 

出世する人その1:自ら汗をかく人

当たり前ですが、汗っかきという意味ではありません(笑)

 

要は、自分から相手のことを考えて動ける人のことです。

 

公務員に限らずですが、仕事というものは個人で完結するものばかりではありません。

公務員であれば、もちろん住民の方相手の仕事もそうですし、公務員同士でも、同じ課の別の担当者、各課、各部といったところでの調整が随時求められます。

 

その際、自分が主体となって何か依頼をする時の対応の仕方がキーです。

 

例えば、依頼文とともに、メールだけでよろしくと依頼するケースが多く見受けられますが、これは完全に普通です。

出世する人はここで工夫を行います。

 

何らかの依頼を受けるというのは、基本的に相手からすれば面倒な話です。

だからこそ自分から進んで面倒を引き受けるわけです。

 

例えば、回答がスムーズになるよう前年の参考資料を添付したり、場合によっては自分で一部記入をした上で依頼したり、趣旨を直接説明しに行ったり、口頭で色々打合せをした後ならゴールまでの段取りを整理したペーパーを提供したり、要は相手が欲しい一手間を加えます。

 

つまり、相手の立場に立って、どうさばいて貰えれば助かるかということを突き詰めて考え行動できる人、こういう人は一目置かれますし、当然ながら人事課などからも目をつけてもらいやすくなります。




出世する人その2:調整力がある

公務員は、「何かを思い切って辞める」「新しく事業を始める」といった決断力よりも、落としどころを探っていく調整力のほうが強く求められる傾向にあります。

 

そのこと自体が良いか悪いかは別にして、うまく落としどころを見つけながら、敵を作らず無難に調整しながらやっていける人は出世する人が多いです。

 

ただし調整力というのは、単にのらりくらりかわすのとは異なります。

口だけで自分は何も動かない人に調整力があるとは言えませんし、さして評価もされません。

 

例えば、予め意思決定権者である上司とゴールの方向性をすりあわせした上で、同僚や他の課と丁寧に交渉・説得をしながら落としどころを探っていく

こういった段取りをできる力こそが調整力であり、これができる公務員の方は出世するケースが多いです。

 

出世する人その3:豪腕派

人数としては多くないのですが、豪腕で出世する人もいます。

親分肌で、決断力と行動力に長け、ガンガンと自分の主張をおし進めるタイプです。

前例打破の改革派みたいな方も豪腕であるケースが多いです。

 

ただし、保守的な公務員環境下においてこれを続けるのは相当のエネルギーがいりますから、共通してかなり強い信念を持っているというのが特徴です。(気も強い方が多い

 

なお、豪腕=独りよがりで強引な人、ではありません。

出世する豪腕派は、例えば自分の部下に対し、俺が最後は責任取るから好きにやれみたいな親分肌の人が多いです。

その上で自らも仕事を猛烈にやり、圧倒的な結果を残す人が多いですね。

 

結局のところ、これも人一倍汗をかくということに繋がります。




成果主義者は出世できない?

公務員だろうと何だろうと、仕事で求められるのは「成果」です。

 

かけた費用に関してどれだけのリターン(例えば税収)があったのか、リターンが発生しないものであっても、限られた財源の中で与えたインパクトを検証し、その施策は適切だったのかといった点を細かく見ていく必要があります。

 

ただ、公務員はこの観点が甘いです。

実際無駄な事業もかなり多いため、成果を突き詰めると、「これは効果がないのですぐにやめて、この事業に集中しましょう」みたいな話に行き着くことになります。

それは確かに正論かもしれませんが、前例踏襲・現状維持傾向が強い公務員組織においては疎まれるケースが多くなるでしょう。

 

では、公務員は成果を求めると出世ができないのか?と言えば決してそんなことはありません。

 

ここで押さえておきたいのは、結局他人や組織は変わらないという前提です。

だったら何をすべきか?

もちろん、強引に主張をすることではありません。

そんな事をしても相手の反発を招くだけで、それこそ求める成果などには1ミリも繋がりません。

 

つまり、自分が変わるしかないわけです。

 

例えば、事業を廃止したほうが明らかにいいケースであっても、上司からすれば利害関係者である業界団体とのしがらみがあったりします。

だとすれば、その上司の立場をしっかり理解した上で、積極的にコミュニケーションをとって人間関係を作り、やれるところから少しずつ改革をしていく必要があります。

まだるっこしいかもしれませんが、結果的に「成果」に繋がるのはこっちです。

そして結局のところ、こういったことを丁寧にやって成果を出したのであれば、当然出世にも繋がります。

 

本筋の正論を主張し、結果的に動かない上司が悪い!と言いたい気持ちはよーく分かります。

分かりますが、結局それを主張したところで、同期たちの共感は得られたとしても、一切成果には近づきません。

「成果に一歩も近づかなかった成果主義者」が評価されるかと言えば、当然評価されません。

 

よく民間から公務員に転職した方が、「民間ではこうだ」という事を主張して総スカンを食らうという話を聞きますが、これも全く同じですね。

もし民間にいた際のやり方のほうが効果的だと思うなら、自分で汗をかきながらその仕組みを構築したりして、実際にやって見せて周りを感心させればいいわけです。

そうすれば必ずそれを試してみたいと思う方が出てきます。

 

まさに自分が変わることによってしか周りは変わりません。

 

「民間ではこうだ」とばかり語っている方が人間心理を理解しているとは到底思えませんし、人間心理を理解していないなら結局たいして仕事ができない人だと言えます。

 

周りくどいと感じても、与えられた現状の中で、成果に少しでも近づく道を考え抜いて行動すること。

これが真の成果主義者と言えると思います。

 

それが嫌なら転職するか起業するしかないということですね。

 

まとめ

  • 出世する公務員の特徴3つは以下。
    1. 自ら汗をかく人(相手のことを考えて動ける人)
    2. 調整力に優れている人
    3. 豪腕
  • 「成果」について、いくら正論を言っても意味はない。現状を受け入れた上で、少しでも成果に近づくための方策を周りくどいと考えながらもやれるかどうかが肝。またそれができる人こそが成果を出す人であり、結局は出世にも繋がる。

以上です。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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