こんにちは、シュンです!
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今回は、栄養士の給料や年収がテーマです。
厚労省の最新の統計資料(賃金構造基本統計調査)を元にして、
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といった点を企業規模別にまとめました。
なお、以下で取り扱うのは民間企業のデータですので、公務員栄養士について気になる場合は別途以下もご覧ください。
栄養士の給料・ボーナス・年収
栄養士(女性)の平均年収は35歳で約340万
企業規模(平均年齢) | 給料年額(手当含) | ボーナス年額 | 年収 |
10人以上(34.9歳) | 2,857,200円 | 575,300円 | 3,432,500円 |
1000人以上(32.5歳) | 3,098,400円 | 560,100円 | 3,658,500円 |
100~999人(35.4歳) | 2,821,200円 | 589,900円 | 3,411,100円 |
10~99人(36.0歳) | 2,712,000円 | 564,000円 | 3,276,000円 |
厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」より。
10人以上の企業規模の栄養士の平均年収は、35歳時で約340万円です。
企業規模ごとに年収差が綺麗についている感じですね。
ちなみに同統計の労働者人数の割合は、1000人以上が24%、100~999人が47%、10~99人が29%となっており、100~999人が最も労働者数が多い層です。
栄養士の手取り月収・手取り年収
栄養士(女性)の平均手取り月収は約18~20万
栄養士の手取り月収は以下です。
企業規模 | 月収(手当含) | 手取り月収 |
1000人以上の事業所 | 258,200円 | 約204,000円 |
100~999人の事業所 | 235,100円 | 約188,000円 |
10~99人の事業所 | 226,000円 | 約181,000円 |
手取りはざっくりと算出していますが、18~20万円(年齢35歳前後)ですね。
栄養士(女性)の平均手取り年収
同じく、ボーナスを含めた手取り年収は以下です。
企業規模 | 手取り年収 |
1000人以上の事業所 | 約2,900,000円 |
100~999人の事業所 | 約2,730,000円 |
10~99人の事業所 | 約2,620,000円 |
栄養士の年齢別年収について
栄養士の年齢別年収は以下の通りです。
こちらは、公務員栄養士の数値も掲載してみます。
栄養士(企業規模1000人以上、女)の年齢別年収
20~24歳 | 2,944,100円 |
25~29歳 | 3,367,600円 |
30~34歳 | 3,803,500円 |
35~39歳 | 4,005,100円 |
40~44歳 | 4,182,700円 |
45~49歳 | 4,897,100円 |
50~54歳 | 5,090,400円 |
55~59歳 | 4,718,900円 |
厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」より。
栄養士(企業規模100~999人、女)の年齢別年収
20~24歳 | 2,721,600円 |
25~29歳 | 3,161,100円 |
30~34歳 | 3,466,500円 |
35~39歳 | 3,447,700円 |
40~44歳 | 3,878,900円 |
45~49歳 | 3,976,700円 |
50~54歳 | 4,058,300円 |
55~59歳 | 4,238,900円 |
栄養士(企業規模10~99人、女)の年齢別年収
20~24歳 | 2,650,500円 |
25~29歳 | 2,934,900円 |
30~34歳 | 3,262,800円 |
35~39歳 | 3,505,000円 |
40~44歳 | 3,520,400円 |
45~49歳 | 3,803,700円 |
50~54歳 | 3,230,500円 |
55~59歳 | 4,366,600円 |
栄養士(公務員、男女)の年齢別年収
22~26歳 | 4,307,604円 |
27~31歳 | 4,756,963円 |
32~36歳 | 5,460,157円 |
37~41歳 | 5,953,417円 |
42~46歳 | 6,437,119円 |
47~51歳 | 6,663,002円 |
52~56歳 | 7,017,956円 |
57~59歳 | 7,129,434円 |
総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査」より推計
最も年収の高い企業規模1000人以上のところでも、50歳でようやく500万円行くか行かないかです。
また、最も人数の多い企業規模100~999人のところだと、40歳以降で概ね400万円程度、その後はあまり伸びないという感じですね。
なお、見て分かる通り公務員との差はかなり著しいです。
公務員はほぼ管理栄養士なのですが、その点を加味してもかなりの差があります。
栄養士の年収を民間企業全体の年収と比較
栄養士の年収は、民間企業全体の平均年収と比べるとどうなのかを比較してみます。
以下が民間企業(全産業)の平均年収です。
厚労省「平成29年賃金構造基本統計調査」より算出 |
既に算出した通り、10人以上の栄養士の年収は3,432,500円(34.9歳)です。
民間平均(女性)の41.1歳と同列に比較するため、栄養士の42歳時の年収を算出してみると380万円程度となります。
つまり、概ね民間平均(女性)の年収とほぼ同等であるということになります。
まとめ
- 栄養士の年収について
- 規模1000人以上の事業所勤務の場合は約370万円(平均年齢32.5歳)
- 規模100~999人の事業所勤務の場合は約340万円(平均年齢35.4歳)
- 規模10~99人の事業所勤務の場合は約330万円(平均年齢36.0歳)
- 栄養士の手取り収入について(平均年齢は上記と同じ)
- 規模1000人以上の事業所勤務の手取り月収は約20万円
- 同じく手取り年収は約290万円
- 規模100~999人の事業所勤務の手取り月収は約19万円
- 同じく手取り年収は約273万円
- 規模10~99人の事業所勤務の手取り月収は約18万円
- 同じく手取り年収は約262万円
- 労働者割合としては、規模1000人以上が24%、100~999人が47%、10~99人が29%(10人未満のところは調査対象外)
- 栄養士(女性)の年収は民間全体(女性)の平均年収とほぼ同じ
以上、栄養士のお金に関するデータについてまとめてみました。
年齢別年収のところでも分かると思いますが、何より公務員との差がでかいですね。
公務員をまとめた記事(記事下リンク参照)も別途ご覧いただきたいのですが、生涯年収では9000万円近い差が出てくると推計されます。
公務員の場合、食育の計画策定や給食施設への指導等、頭脳労働的要素がより強くなる(栄養士という仕事の醍醐味からズレる?)的なところはありますが、その点を加味しても公務員は狙う価値があるのかなと思ったりします。
(個人的には完全にタニタに行きたいですが)
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員の栄養士に特化して、詳しく給料データについて分析したこちらの記事もオススメです。