こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、「男性の結婚相手として女性公務員は超オススメですよ」という点をテーマに書いていきます。
本記事の内容
- 女性公務員と結婚する大きなメリット【給料面・休暇面】
- 女性公務員が結婚相手に求めているもの
元県庁職員の経験と、県庁時代民間に2年間出向していた経験、また、妻が公務員であるという経験を踏まえて書いていきます。
女性公務員と結婚する大きなメリット
まず結論から。
女性公務員と結婚する場合の大きなメリットは次の通りです。
- 給料が民間女性平均に比べ圧倒的に高水準
- 子育てに関する休暇や時短制度が充実
以下で詳しく解説します。
給料が民間女性平均に比べ圧倒的に高水準
公務員と民間の生涯年収(22〜59歳まで働いた場合)を比較したものは以下です。(退職金は除く)
地方公務員男女:2億3624万円
国家公務員男女:2億6104万円
民間正社員女性(企業規模1000人以上):1億9977万円
(参考)民間正社員男性(企業規模1000人以上):2億7199万円
民間正社員女性(企業規模100〜999人):1億5995万円
(参考)民間正社員男性(企業規模100〜999人):2億1139万円
民間正社員女性(企業規模10〜99人):1億3405万円
(参考)民間正社員男性(企業規模10〜99人):1億7155万円
民間正社員女性(企業規模5〜9人):1億2293万円
(参考)民間正社員男性(企業規模5〜9人):1億6037万円
厚労省「H30賃金構造基本統計調査」、総務省「平成29年地方公務員給与実態調査」、人事院「H30国家公務員給与等実態調査」を用いて推計
見ての通り、生涯年収は公務員が圧倒していることが分かります。
(ちなみに女性労働者数が最も多いラインが規模100〜999人のところなので、ここと比べると8000万〜1億程度の差が出ます)
一点、補足です。
上記の数字について、公務員は「男女」となっていることに気づいた方がいると思います。
実は、公務員は性別ごとの統計データが存在していないため、男女平均の数字しか出ません。
「公務員男女」と「民間女性」を比べるのは正確でないと思われるかもしれませんが、結論として、公務員にはほとんど男女差がありませんからこのやり方で問題ないと考えます。
男女差がないという点について、もう少し細かく解説します。
まず、公務員の出世は40代半ばくらいまでは男女ともにほぼ横並びです。
つまり、それまで男女の給与差はほぼつきません。
その後の出世を見ると、女性公務員の管理職(課長級以上)割合は10%程度と少なく、男女格差が存在する傾向にあるのは事実です。
一方で、ほぼ全ての女性公務員が課長補佐級に上がる上、課長級と課長補佐級ではそこまで大きな年収差はありません。
(部長級と比べると差が出てきますが、部長級となると男性でもなれる人は限られてきます)
そんなわけで、トータルで見て男女差がつく余地がそもそもあまり無いというのが実態です。
子育てに関する休暇や時短制度が充実
公務員は、制度を担っている側ということもあり、子育てをする職員へのフォローはかなり手厚いです。
以下で詳しく見ていきます。
育児休暇
まず育児休暇についてです。
法律上、公務員は育児休暇を3年取得できるのに対し、民間は原則1年となっています。
民間も2017年の法改正で、保育園に入れない時などは2歳まで延長ができるようになっていますが、これはあくまで「保育園等に入れない場合」という条件付です。
公務員の場合は保育園に入れようが入れまいが2年でも3年でも育休を取れるということです。
※なお、あくまで法律の縛りですので、企業独自でもっと長く設定してもOKですが、大半は法律通りかと思います。
次に有給休暇の取得実態ですが、
公務員女性の育休取得率は99.1%とほぼ100%に近いです。
取得期間は、半年超1年以下が30%、1年超1年半以下が22.7%、1年半超2年以下が15.1%、2年超2年半以下が9.2%、2年半超が18.5%となっています。
2年半超(つまりほぼ3年)取っている方も20%近くいるという点は非常に注目に値します。
なお、僕の妻は1年2ヶ月取得した上で職場復帰しています。
短時間勤務
次に、短時間勤務制度についてです。
例えば、保育園の送迎対応をするために、朝1時間遅く出勤し、夕方は1時間早く帰るなどですね。
こちらも希望すればきっちりと認められます。
その分給料は減りますが、育児と仕事の両立がしっかりできる組織体制になっています。
異動面も配慮?
異動についても、子育てを優先したいということを強く匂わせれば比較的暇な部署に異動させてもらえる可能性が高いです。
→また時短勤務を取っているのであれば、時短勤務を取っていても十分に仕事が回せる部署に異動する可能性が高くなります。(公務員は前例を重んじますので、過去に時短勤務をしていた人が所属していた部署に異動させるという傾向が非常に強いです)
民間と比較したリアル
民間も希望すれば法律上育児休暇は取得できます。(先に書いた通り、期間は公務員より短いですが)
ただ、実態と法律は別です。
法律でいくら義務づけられていようと、周りの状況などを鑑みると到底取得できないような職場というのはいまだにたくさんあります。
なお、国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」によると、2010〜2014年における第一子出産に際する退職率は46.9%、就業継続率は53.1%となっています。
就業継続率はこれでも過去最高を記録しているのですが、46.9%が辞めるというのは凄まじい数字です。
公務員の場合、出産を契機に辞めるという人は本当に少ないです。(僕の同期の女性でそのような形で退職した方はほとんどいません)
もちろん辞める方もいますが、そういう場合は本当に辞めたくて(子育てや家事に専念したくて)辞める方であり、本当は働き続けたいけど辞めざるを得ないという方はほぼ皆無です。
なお、僕は2年間銀行に出向していたのですが、銀行の幹部の方が、現場では育児休暇を1年取られるのはかなり厳しいと認識している企業トップ(特に中小)が多いというお話をしていました。
(当然そういう企業であれば、育休が取りづらかったり、なんとなく出産とともに辞めざるを得ないような環境にあるということでしょう)
もちろん、それはトップの力量であり、やりようだと思いますが、そういう認識のトップが多いという現実があるということは押さえておく必要があるでしょう。
女性公務員が結婚相手に求めているものは?
安定を求めている方は多い
女性公務員がハイスペックなのは分かったけど、女性公務員と結婚するにはどうすればいいの?という点について、女性公務員が結婚相手に求めているものは何かという観点から書いていきます。
まず、さすがに公務員を選んでいるだけあって安定志向の方が非常に多いというのは冷徹なる(笑)事実です。
そのため、女性公務員と結婚したいのであれば、ステータスというのはそれなりに重要な価値を持つと言えます。
例えば、公務員であるとか、東証一部の企業勤務であるとか、医師・弁護士・公認会計士であるとか・・・。
この辺はシビアっちゃシビアですが、ぶっちゃけのリアルはそんな感じです。
一方で、自分のキャリアをガッツリ伸ばしたいと考えている女性公務員の方も、僕の印象ではそこまで多くはありませんが、確実に一定数存在しています。
そういう方は姉御肌っぽいタイプの方が多かったので、裏方として優しく支えてくれる男性は非常に好まれるように思いますね。
→給与面から見ても、女性公務員がバリバリ働けば、仮に男性が専業主夫でも十分豊かな生活が営めます。
そんなわけで、相手の個性を見極めてアプローチすれば、どんな方でも女性公務員に取り入る(表現悪い笑)チャンスはあるでしょう。
おわりに
トータルのスペックという観点で見れば、男性公務員よりもずっと女性公務員のほうが価値が高いというのは僕がずっと持っている持論です。
それは既に書いてきた通り、日本的な男尊女卑傾向がかなりの部分排除されているという点にあります。
実際、公務員として仕事をしていて、待遇面での男女格差というのを一切感じたことはありませんでした。
(女性管理職比率が低いのは事実なので、とにかく上を目指している女性は何か感じるものがあるかもしれませんが)
一方で銀行出向時には、女性で出世している方の割合は目立って少なく、圧倒的に男性中心の職場という印象を受けました。
→管理職というレベルでなくとも、支店長代理級(公務員で言えば主任〜係長の間くらい)の女性もかなり少なかったですね。
公務員は、仕事のやり方や効率性は正直どうなのよと思う部分は多々ありますが、男女格差を是正する仕組みについてはかなり高いレベルで構築されていると思います。
そんなわけで、女性公務員、結婚相手としては本当にオススメですよ。
ぜひ狙ってみてください(笑)
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!