こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、高卒地方公務員(地方初級)を目指す方向けに、公務員予備校の徹底比較を行いました。
僕自身は大卒区分ですが、予備校に通ったことで「模試関東2位、国家総合職1次試験を上位突破、県庁に2位で最終合格」といった実績を達成しています。
自分自身が予備校に通った視点も踏まえながら、パンフレットの分析や予備校への問い合わせをして以下の通りまとめてみました。
高卒地方公務員(地方初級)対応の予備校の費用や特徴
公安職(警察官・消防士)の併願も目指せるのが2校(LEC・大栄)、事務職特化型が1校(クレアール)
以下の通り、高卒地方公務員(地方初級)受験用コースのある公務員予備校(3校)を比較しました。
費用 | 特徴 | |
LEC |
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クレアール |
※実質価格としては以下例のように割引価格が適用される仕組み。 例)2019年3月申込の場合、3月割引価格112,000円 |
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資格スクール 大栄 |
※左のリンクから無料資料請求すると1万5千円割引クーポンが貰える |
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補足
- 高卒公務員コースの金額(税込・入学金込)を掲載しています(2019.3月時点)
- 割引に関してはオーソドックスなものを記載しています。
予備校によっては、早割、他予備校からの編入割引、離職者割引、学卒未就労者割引などが存在しますので、お得な割引を逃さないためにも必ずパンフレットを確認するのがオススメです。
それぞれの予備校について詳しく見ていこう
3校(①LEC、②クレアール、③大栄)について以下で詳しく見ていきます。
①LEC
メリット | デメリット |
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警察官・消防士も狙える(⇔事務職対策に特化していない)
高卒地方公務員以外にも、国家公務員一般職(高卒)の事務職や、警察官・消防士といった公安職の併願にも対応できます。
一方で、事務職対策のみに特化していないという点が弱みである(=クレアールとの違い)とも言えるでしょう。
模擬面接無制限。本校が無い地域の場合はWebで模擬面接を受けられる!
模擬面接や模擬集団討論が無制限で受けられます。
高卒地方公務員(地方初級)を目指す上で、面接の重要性は非常に高いため、模擬面接無制限というのは大きなメリットです。
また、本校が無いところに住んでいる場合、Webでも模擬面接が受けられるというのも非常に画期的な仕組みです。
高卒地方公務員における面接の重要性
高卒地方公務員試験においては、1次筆記試験突破までの倍率も2~5倍程度と高いのですが、1次に合格してから最終合格に至るまでの倍率も2~3倍程度あります。
筆記対策ももちろん重要ですが、面接対策は最終的な合否を分ける上で非常に重要なポイントです。
(しかも、面接の配点は1次より大きいケースがほとんどなので、1次で点数を取ったから簡単に逃げ切れるというわけでもありません)
(参考)東京都III類事務(高卒) 受験者1001名、1次合格者190名、最終合格者85名(2017年度)
通学の場合、Webフォローが標準装備
通学コースを選んだ場合、どうしても都合が悪くて予備校に行けないといった際は、自宅でもWebで講義を見ることができます。(追加料金無し)
LECの無料パンフレット請求リンクは以下です
②クレアール
メリット | デメリット |
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費用が安い
クレアールの講義は完全にWeb通信に特化しています。
そのため、費用が安いというのが大きなポイントです。
割引価格をベースに考えると、今回比較した中では最安値ですね。
通信しかないのがデメリットでもある
通信に特化している分、予備校の物理環境を使えないのはデメリットです。
例えば僕の場合、県庁を受ける際にLECの通学DVDコースを取っていました。
生講義は一度も受けたことがありませんので、実質的には通信と全く同じです。
一方、講義の度に通学し、個別ブースで講義を受ける仕組みでしたので、物理環境を変えることによって集中することが出来ていました。
勉強慣れしていない人の場合、物理的な環境面の整備は非常に重要ですので、通信を選ぶのであればその点をよく検討する必要があります。
(図書館にPCを持ち込んで受講するといった工夫をするなど)
模擬面接は無制限だが水道橋校のみ
模擬面接は無制限なのですが、水道橋校に行かなければ受けられないという点はデメリットですね。
一方、遠方の方のために電話の模擬面接が用意されています。
しかし、面接は見た目や身振り手振りといった要素が非常に重要であるため、その点電話面接というのはどうなのかなというのはあります。
水道橋校に行けない方であれば、ジョブカフェなどを活用して模擬面接を行うといった対応をしていく必要があるでしょう。
安心保証プランあり
申込時に追加で費用(2万円)を支払うと、仮に目標とする年度の試験に不合格だった場合でも、翌年の講義を無料で受けることができます。
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なお、初年に受かれば2万円は返金されるため、つけておいても損はないかなと思います。(絶対受かるために退路を断つという意味で敢えてつけないという考え方もあると思いますが)
事務職試験対策に特化(⇔警察官・消防士を併願したい場合には向いていない)
クレアールは、「高卒地方公務員・高卒国家公務員(事務)コース」と、「高卒警察官・高卒消防士コース」がそれぞれ別に設けられています。
(LECと大栄は、全てがひとくくりになったコースとなっています)
その分、事務職試験対策に特化していると言えますが、公安職も含めた幅広い職種を併願をしたい方にはあまり向いていないとも言えます。
クレアールの無料パンフレット請求リンクは以下です
③大栄
メリット | デメリット |
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2次試験対策が充実
カリキュラムの中では、集団面接や論文添削に関する集合セミナーが6回分予定されています。
(全国主要拠点校で実施→遠方で参加できない場合、各校でカウンセリング形式にて個別講義を実施)
集合セミナーの形式を取って面接対策を行うのは大栄だけです。
パンフレットにも2次試験対策を重視していることが大きく書いてあり、この点は官庁訪問に向けても非常に心強い材料だと言えるでしょう。
警察官・消防士も狙える(⇔事務職対策に特化していない)
高卒地方公務員以外にも、高卒国家公務員(事務職)や、警察官・消防士といった公安職の併願にも対応できます。
一方、事務職対策のみに特化していないという点は弱みである(=クレアールとの違い)とも言えるでしょう。
全国100以上の拠点あり
今回比較している予備校の中では最も多い拠点数を誇ります。
費用が高い
今回比較している予備校の中では圧倒的に高額です。
2次対策の手厚さが影響していると考えられます。
大栄の無料パンフレット請求リンクは以下です
公務員予備校の選び方
直感で選ぶ
予備校ごとに色々と特徴はありますが、どこに通った場合でも、きちんと集中して学ぶことができれば1次試験は必ず突破できます。
条件面以上に、選んだ予備校を信頼し、他の余計な情報を断ち切って集中して学べるかという点が重要だと言えます。
そのためには、予備校との相性、つまり直感的な要素がとても大切になります。
この相性を見極めるためにオススメなのは、片っ端からパンフレットを請求して見比べることです。
当たり前ですが、予備校ごとにパンフレットの作りは全く違います。
まさに予備校ごとの性格が出ています。
それぞれのパンフレットを見比べてみて、ここは良さそうだな、ここは向いてなさそうだなと思ったのであれば、その感覚を大切にして選ぶのがオススメ(僕もこの方法で決めて間違いありませんでした)です。
※各予備校の無料パンフレット請求用リンクは以下です。
体験講座や無料相談会へ参加して選ぶ
各予備校とも体験講座や無料相談会を開催しています。
百聞は一見にしかずという言葉がある通り、経験に勝るものはありません。
僕自身はパンフレットを見て直感で決めたため、体験講座には行きませんでしたが、万全を期したいのであれば体験講座や無料相談会へ行ってみて選ぶことをオススメします。
(→体験講座や無料相談会などの案内は、パンフレットに掲載されています)
なお以下の通り、読者さんが実際に無料相談会に行って予備校を比較した結果をご報告してくれました。
このように、行ってみたからこそ分かる情報があるということは押さえておきたいですね。
※読者さんの印象に引っ張られてしまう可能性があるため、予備校名にはモザイクをかけています
面接対策の実施箇所をよく確認する
高卒地方公務員試験は、1次筆記試験突破までの倍率も2~5倍程度と高いですが、1次に合格してから最終合格に至るまでの倍率も2~3倍程度あります。
つまり、面接対策は最終的な合否を分ける上で非常に重要なポイントです。
(しかも、面接の配点は1次より大きいケースがほとんどなので、1次で多く点数を取ったから簡単に逃げ切れるというわけでもありません)
そして、面接対策の肝は模擬面接、つまり実際に相手を置いて練習することです。
各予備校とも、模擬面接はそれなりに大きな都市の校舎に限って実施しているケースが多く、地方の提携校では模擬面接を受けられないケースが多いです。
都内の人などであれば問題はありませんが、地方在住の方は、模擬面接を受ける場合はどの校舎に通う必要があるかといった点を必ず押さえておく必要があります。
費用が高いと思われる方へ
費用の安い単価講座も設置されています
だいたいどの予備校においても単価講座(数的処理だけとか、論文講座だけとか)が設置されています。
価格も1万円〜数万円程度といったところですので、配点の高いところだけピンポイントで受講したいという場合は単価講座を検討するのもアリでしょう。
地方公務員になれば1年目のボーナスで余裕で回収できます
高卒地方公務員の場合、初年のボーナスが50万円以上は貰えます。
つまり、どの予備校に通ったとしても、その費用は軽く回収できます。
どんな物事もそうですが、環境を変え、既に結果を成し遂げている人に直接習うのが成功するための最短最速の方法です。
費用対効果を考えた際に、このように長期で物事を見る観点は非常に重要です。
おわりに
色々と比較をしておいてなんですが、やはり最後は相性です。
ここなら信頼して任せられる!というところを見つけさえすれば、あとは余計な情報を遮断し、その予備校のテキスト・問題集や面接対策に集中して学べば合格できます。
上の比較情報は一つの参考としていただき、最後はパンフレットを眺めたり、実際に予備校に行ってみての直感的要素を大切にして決めていただければと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>予備校のメリットや予備校に通った際の勉強の仕方などが気になる方はこちらの記事もご覧ください。