公務員予備校

【LECの公務員講座体験談】地方上級コースの問題集のみで国家総合も突破

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回はLECの公務員講座について書いていきます。

本記事の内容

  • 僕がLECに通って出した実績
  • LECのメリットとデメリット
  • 大手予備校との比較
  • LECに関する質問集

僕は某県庁に2位で最終合格したのですが、まさにLECに通ったことによる成果です。

以下で当時の経験に基づきながら色々語っていきます。




僕がLECの公務員講座に通って出した実績など

僕のスペック

LECに通った当時の僕のスペックは以下の通りです。

  • 県庁第一志望。
  • 私大出身→私立文系のため、教養科目は国社英以外まるでダメ。(英語も弱い)
  • 学部は法・経済以外→専門は完全に0スタート。
  • 通い始めたタイミングは試験前年の4月→県庁試験の1年2ヶ月前

 

要は、ゼロスタートでショボかったですという話です。

 

LECで受講したコース

LECで受講したコースなどは以下の通りです。

  • LECの地方上級スペシャルコース(いわゆるスタンダードコース)を受講。
  • 受講形態はDVD通学→予備校に通学して、DVDで講義を見る。生講義は一度も出たことなし。
  • テキストと問題集はLECからもらったもの以外一切買っていない。
  • 面接は模擬面接を5〜6回受けた。(面接本は1冊だけ買いました)

 

成果

LECに通って出した成果は以下の通りです。

  • LECの地方上級模試で関東2位
  • 国家公務員1種行政区分(今は総合職なので当時の区分ですね)1次合格(2次は辞退)、1次突破倍率は50倍弱
    【得点】教養42点/45点、専門38点/50点

↓一応証拠です

  • 国家公務員2種試験行政・関東甲信越区分1次合格(2次は辞退)
  • 地方上級試験(県庁)行政職最終合格(合格順位2位
    得点率筆記84%、論文68%、面接合計82%(1回目討論88.2%、2回目79.0%)

 

【結論】ゼロスタートからでも、LECの講義を受け、LECでもらったテキストと問題集だけやれば合格できる

以上に書いた通り、

ほぼ0の状態からスタートして、

地方上級コースを受講してLECのテキストと問題集だけやっていたら(厳密には、テキストは講義を受けた時と復習の際に見るだけで、ベースは問題集)、

1ランク上の国家1種にもかなり高得点で合格でき、第一志望の県庁は2位で合格できた。

 

以上が僕がLECで経験した全てです。

ということで経験者としては、LECに通ってきちんと勉強してれば筆記は余裕で通るし、面接も大丈夫というのが結論です。

 

LECのメリットとデメリット

続いてLECのメリットとデメリットです。

メリット

  • もらえるテキストと問題集だけをやればOK
  • 配点の高い主要5科目の講義の質は十分
  • 模擬面接無制限、かつ遠方者へのフォローも充実

デメリット

  • 講師レベルのバラツキあり(教養の一部科目に弱さ)

 

メリット①:もらえるテキストと問題集だけをやればOK

入校したらもらえるテキストと問題集だけをやっていれば合格できます。

 

自分で余計な参考書とか問題集を探す必要がなくなるため、対策が非常にシンプルになります。

 

なお僕の勉強のやり方としては、

講義を受ける(予習はしない)→講義でアンダーラインなどを引いたところのテキストを見直す→講義箇所の問題集を解く→講義を受ける(以下繰り返し)

 

このやり方だと、例えば憲法の講義(計10時限)を受け終わった段階で問題集が一周する→そして次は行政法を受け・・・と同じ流れで繰り返す→主要5科目(数的処理・憲法・行政法・民法・経済原論)を優先的に片付けていく→主要5科目が終了後、他の専門科目や教養科目の講義を受け始めたタイミングで主要5科目の問題集2周目をちょこちょこスタートする。

という流れでやってました。

 

このやり方で間違い無いですが、不安ならLECで相談をしながら戦略を立てていくといいと思います。

 

メリット②:配点の高い主要5科目の講義の質は十分

当時LECからは、まず配点の高い主要5科目(数的処理・憲法・行政法・民法・経済原論)から受講せよという指示がありました。

(教養試験のみの対策の場合、数的処理・社会科学・文章理解あたりがメインになると思います)

 

この5科目は配点もすごく高いです。

ここを押さえればほぼ勝ちだと言っても過言ではないです。

 

というわけで、LECもさすがにレベルの高い講師陣を用意しており、この5科目の講義は本当に分かりやすかったですね。

(デメリットのところでも述べますが、一部の教養試験対策の講師に比べるとレベルが数段違う印象を受けました)

 

メリット③:模擬面接無制限かつ遠方者へのフォローも充実

これは他の予備校も概ねやっているのですが、面接対策として模擬面接が無制限です。

 

公務員試験というと、筆記対策をイメージしがち(それもやむを得ないのですが)ですが、実は面接もめちゃくちゃ重要です。

 

例えば僕の受けた県庁であれば、1次合格してから最終合格までの倍率は2倍程度と結構高い上に(つまり1次合格者のうち2人に1人落ちる)、面接の配点は筆記の2倍以上でした。

つまり、1次でどれだけ点数取ってても面接で容赦なく落とされるということです。

 

地方上級なら、面接配点2倍以上というのはオーソドックスですし、中にはリセット式といって、2次以降は筆記の点数が無視されて、面接のみで勝負するというところもあります。

↓以下で詳しく書いています。

 

ということで、模擬面接が受けられるのは合否を左右する超重要な要素です。

僕も5〜6回受けましたがこれが合格に直結したと断言できます。

(1回は入室から退室まで一連の流れをおこなう練習。残りは講師1人と対面で練習。)

 

なお、LECの模擬面接で特に優位な点として、遠方に住んでいる場合はWebで模擬面接を受けられるというものがあります。

もちろん現地に行って練習するのに越したことはないですが、遠方でどうしようもない場合などはこのWebでの面接は非常に有効です。

→なお、Webの面接をやっているのは大手だと大原がありますが、こちらは別途有料です。

 

デメリット:講師レベルのバラツキあり

先ほどメリットのところで主要5科目の講師のレベルが非常に高いという話をしましたが、中には決してそうは言えない講師の方もいます。

 

僕が講義を受けた時は、主要科目と専門科目の方々は分かりやすかったですが、一部教養科目の講師はお世辞にもレベルが高いとは言えなかったです。

 

ただ、科目が専門と教養で30近くもある中で、全員が全員とも教えるのが上手な講師を揃えるのは事実上無理だと思いますし、微妙だった講師の講義は全て配点が低い科目でした。

 

実際僕は最初に書いた得点で受かってますし、満点を取る必要などありません。(また、試験区分によっては、選択回答として切れる問題もあります)

正直、枝葉の問題として無視できるレベルです。

 

大手予備校との比較

各大手予備校についてざっくりと比較した一覧が以下です。

名称 特徴 費用 面接対策
LEC ・合格者実績十分(上位合格者多数)
・心理職・福祉職・技術職にも強み
地方上級・国家一般:約32万円
教養対策のみ:約20万円
模擬面接・集団討論無制限。
校舎に遠い場合はWebで模擬面接できる仕組みもあり。
座学講義3回。
公務員【資格の大原】 ・公安系(警察・消防)に特に強い 地方上級・国家一般:約35万円
教養対策のみ:約20万円

模擬面接無制限。
プレゼンテーション指導・集団討論練習会あり。
座学講義2回。

TAC ・合格者実績十分(合格者総数多い+上位合格者多数) 地方上級・国家一般:約35万円
教養対策のみ:約20万円
模擬面接・集団討論無制限。
座学講義2回。
大栄 ・個別対策に強み(特に論文・面接) 地方上級・国家一般:約45万円
教養対策のみ:約27万円
個別カウンセリング5回(自己分析・エントリーシート添削、論文添削、模擬面接)、集合セミナー6回(集団面接・集団討論・論文添削)、座学講義6回。
クレアール ・Web通信のみ
・値段が圧倒的に安い
・心理職・福祉職・社会人対策に強み(社会人向けのハンドブックは内容が超充実)
地方上級・国家一般:約18万円
教養対策のみ:約10万円
模擬面接無制限だが、水道橋校に限定。座学講義18回(別途エントリーシート添削もあり)。

※LEC、大原、TAC、大栄は生協申込割引等で上記から5%程度(1〜2万円ほど)割引になるケースが多い

 

なお、以下では目指す職種別(コース別)に予備校を比較していますので、気になる場合は別途ご覧ください。

 

LECに関する質問集

どのくらい前から勉強すべき?1日の勉強量は?

どれくらい勉強すべきか(要はいつからLECに通うべきか)という点は誰もが気になる点ですね。

以下、LECオフィシャルの回答を引用します。

【期間】

試験の種類によって異なります。

一般的には国家総合職レベルでは10~15ヶ月、地方上級・国家一般職レベルでは7~12ヶ月、教養試験のみの市役所、警察官・消防官レベルでは4~10ヶ月、高卒公務員では4~10ヶ月

ほどの勉強期間を考えておくと良いでしょう。しかしもちろん、これよりももっと短い期間で合格する人もいます。

【1日の勉強量】

試験の種類や受験生によって異なるため、一概には言えません。量より質が重要です。

合格者の多くは本試験日の3ヶ月くらい前から急激に1日の勉強量を増やした方が多いようです。

 

なお僕の場合は期間1年2ヶ月、量は平均して1日4〜5時間程度(講義受講含む)ですね。

なお、合格ラインを明らかに突破したと感じたのは7〜8ヶ月地点くらいです。(残り何してたの?と聞かれれば、ひたすら点数をあげることに注力してましたね。今考えるとあんまり意味なかったです(笑))

 

費用が高い

これはLECというより、独学か予備校かで迷う上でよくありがちな質問ですね。

 

20〜30万円の金額をどう考えるかということですが、その後の公務員としての地位やら収入を考えればめちゃくちゃ安いと思います。

(なお、1年目のボーナス(60〜70万円ほど)で余裕で回収できます)

 

また、大学入学を目指して通う予備校費用は、夏期講習なども全て入れれば100万を超えることもザラです。

たった4年通うだけの大学入試に比べ、就職試験のほうがずっと優先すべき課題だと個人的には思います。

 

さらに、現実問題として県庁の同期は予備校に通った人が圧倒的多数でしたし、面接対策が最終合格する上で非常に重要で、かつ予備校は模擬面接対策が充実しているという点を考えれば、予備校に通うというのは必然的に有力な選択肢になると個人的に考えます。

(そのため、費用がもったいないという視点よりも、費用をどうやって捻出すべきかという視点のほうがずっと大切かなと思います)

 

※ちなみに、実際に僕自身が試した稼ぎやすい方法として、いくつか以下にアイデアも載せているので参考にしてください。

 

模擬面接対策だけを受けられない?

LECも他の大手予備校もそうですが、模擬面接対策だけを受けることのできる予備校は基本的にないです。

座学の面接対策講座を単科講座として受けることは可能ですが、面接は実践ありきなのでぶっちゃけ意味ないです。

 

なおLECに問い合わせたところ、関東エリアは模擬面接のみ受けることは不可、関西は校舎によっては単科講座として模擬面接を対応するところもあり(校舎に要問い合わせ)とのことでした。

 

基本的には厳しいと考えておきましょう。

 

おわりに

以上、LECの公務員講座についてまとめてみました。

 

すでに書いた通り、僕はLECに通ったからこそ上位合格の成果を出せました。

また僕の経験上で言えば、仮にゼロスタートであっても、LECに通って普通に講義を受け、もらった問題集だけをしっかり解いてれば合格できます。

 

ということで、経験者としてもLECの講義は自信を持っておすすめできます。

 

資料請求はもちろん無料ですので、まだ入手していない方はそこからスタートすることをおすすめします。

 

LECオンライン(東京リーガルマインド)

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今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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