こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、公務員試験の面接対策秘策がテーマです。
以下の記事で「面接3つの必勝法」というものを解説していますが、そのうち、アポを取って役所に訪問するという非常に効果的な策(僕が実施したのもそうですが、真似をして高得点を出している読者さん多数)についてより詳しく解説していきます。
本記事の内容
- 公務員の面接はコレで受かる【3つの方法】
- 合格した読者さんの声紹介
なお、僕自身の公務員試験実績は、国家総合職1次試験合格(2次辞退)、県庁2位最終合格(面接は得点率80%ほど)、LECの模試関東2位などです。
また、民間企業出向を経験したり、(花形と言われる)財政課を経験したりと県庁時代には良質な人間関係を築いてきたほうです。(=採用側の人間の性格も分かる)
この辺りも記事の信頼性担保につながるかなと思います。
シュンが動画で解説!
面接秘策=役所にアポを取って訪問せよ!
行動力と情熱を示す簡単で効果の高い方法
秘策の内容としては、冒頭でも紹介しましたが、興味がある課(自分が将来やりたいと思っている事業をやっている課)にアポを取って訪問するというものです。
これは、読者さんにもめちゃくちゃ好評で、実践して良い手応えがあったという報告をたくさんいただいています。(以下の記事は特に大きな成果を出した例)
僕の場合も、実際これが面接で高得点を取る決定打になった(→面接官の雰囲気が一気に弾んだ)と考えています。
では、どうしてこれが面接効果として効果的なのかと言えば、要は面接官に対し「情熱・行動力」面でかなり大きなアピールできるからです。
「こういう施策がやりたい」というのがあって、調べても分からない・もしくはもっと詳しく知りたいから、「実際に現場で聞いてみる」というのは書いてみると至極真っ当なのですが、実はほとんどの受験生がやりません。
実際の仕事の中でも、何か分からないことがあるなら直接現場に行ったり、内部の仕事でも電話だけでなく相手の方のところに直接説明に伺う力などは非常に重要なものになってきますから、この行動力は大いに評価されます。
また、役所までアポを取ってきたなんて人は少ないですから、そこまでやったのか!ということで情熱・熱意の面でも大きな印象を与えます。
結局面接は競争です。
他に対しどれだけ「優位性」を作れるか「差別化」できるかが全てです。
誰もが見てるような面接本を見て、横並びで無難なことを発言したところで、評価は上がりようがありません。
そういう意味でも、やらないよりやったほうが間違いなくポイントは高くなりますので非常にオススメです。
本番でのアピールだけは忘れるな!
せっかくアポを取って役所に行っても、それを本番の面接時にアピールしなければ意味がありません。
例えば志望動機の中で自分がやりたい事業について話す際に絡めてもいいかもしれませんし、もしくは自分の強みについてアピールする際に、「行動力がある」ことの具体事例として話すのもありでしょう。
とにかく本番では忘れずにアピールするということだけは覚えておいてください。
アポを取る際の注意点【皆さんから多い質問】
訪問する課はどこがいい?
自分のやりたいことが決まってるならその課がいいです。
明確に決まっておらず、とにかく役所の行政全般で貢献したいんだ!というのであれば、企画課・総合政策課という総合計画を管理している(=要は庁内の施策をコントロールしている部署)ところに訪問するのが良いでしょう。(僕もこの課に行きました)
何を聞くといい?
単に面接において有利になりそうだからと、下調べもせずに行くというのはあり得ません。
相手は貴重な時間を割いて会ってくれるわけですから、こちらとしても最善を尽くすのは当然です。
その課に関連する計画や施策をHPでしっかり調べていき、それでも不明な点などを聞くようにしてください。
アポって電話?メール?
電話がオススメです。
役所は文章というものに対しかなり慎重になります。
メールで送った場合、メールの返信もいちいち慎重になります。
多分、何が聞きたいんだのなんだかんだと聞かれて時間がかかること請け合いです(笑)
なので、シンプルに電話で、
「今受験生で役所を目指している、そちらの課の仕事にとても興味があり、色々と調べているのだが、分からない点も含めてぜひお話をお伺いしたい」
と誠実に伝えればOKです。
なお、忙しい時期等もありますから、ある程度余裕を見てアポを取ったほうが無難ですね。(面接の2日前とかに、いきなり明日行きたいと言われても断られる可能性が高いです)
僕の場合、1次受け終わってすぐに(1次突破は確信してたので)アポ入れました。
その後面接までは1ヶ月以上ありましたので、期間は余裕を持って提案できたと思います。
断られたら?
組織として受け付けてない役所がたまーにあります。この場合はどうしようもありません。
そうでない場合で断られた場合、他の課に電話するのが手です。
正直、課ごと(というか人ごと)でまるで対応が違います。
役所はぶっちゃけ縦割りですから、ある課で断られてもある課では大いに歓迎されたなんてことは十分あり得る話です。
なお、仮に組織的にダメだという役所の場合でも、例えば自分が興味ある施策の現場に行ってみるといったことは泥臭くやってください。
それは面接時における強力なアピールネタになりますし、場合によってはそこに職員がいて色々教えてくれるかもしれません。
また、知り合いのツテを辿ってなんとか話が聞けないかアプローチするという方法だってあります。
どうしても受かりたいなら、これくらいの粘りが必要です。
服装は?
スーツで行きましょう。
お礼は?
アポ後には必ずお礼を書いてください。(名刺をもらっておくようにしましょう)
なお、メールでもいいのですが、手書きのほうが印象には残ります(→その方は面接官ではないでしょうが、合格して同僚になった際に好印象を与えておくことは役に立ちます)。
ポイントは、手書きかメールかではなく、スピードです。
さっさと書きましょう。
誰にでもできる普通のことをやれる人間が勝つ!
途中でも少し触れましたが、
「自分がやりたい施策がある→調べて分からないことを、現場のプロに聞く」
なんてのは、聞けばごく当たり前の話だと思います。
なのに、多くの受験生は、
「自分がやりたい施策がある→専門家でもないのに、HPで色んな計画などを読んで分かった気になって、自分ならこんな施策ができますと場違いな提案をする」
というパターンに陥ります。(聞くことの気恥ずかしさもあるのでしょうし、筆記で勉強ばかりしてきたので、面接と勉強をうまく切り替えられない、面接が勉強の延長になってしまっているというのもあるでしょう)
何事もそうですが、本質とはシンプルで当たり前のことです。
しかし、それを突き詰めてやれる人はかなり少ないです。(人は複雑なものに価値を見出す傾向にあります)
そのため、当たり前のことを当たり前にやっているとそれが優位性となり、勝ちに繋がります。
今回の話で言えば、必要なのはちょっとした勇気だけ。
どうしても合格したいのであれば、ぜひ勇気を持って実践してみてください。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>公務員の面接対策についてまとめた記事はこちらです。