東京オリンピック後は経済が衰退し円安ドル高に?資産10億超の投資家が円を売ってドルを買う理由。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は投資について書きます。

具体的なテーマは、オリンピック後の為替変動です。

 

僕が投資を学んだ資産10億超の投資家の方が、東京オリンピックの少し前に手持ちの円は全てドルに変える(つまり、オリンピックにかけて円高ドル安が進んだ後、オリンピック後に円安ドル高になる可能性が高いと踏んでいる)といったお話をしていたため、実際に五輪前後の為替というのはどうなっているのかを調べてみました。

 

外貨預金などに興味のある方はもちろん、富裕層の投資判断に興味がある方も一つの参考としてもぜひご覧ください。

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投資家の視点

セル・ザ・ファクトの重視

そもそも、なぜこの投資家の方が、オリンピックに向けて円が上がり、その後下がると考えているかについての理由は以下の通りです。

  • オリンピックに向けて、開催国の景気は基本的に上向き傾向になっていく(施設整備が行われたり、関連する雇用が生まれるなどしてお金が回り出すため)
  • そこを狙って世界から各種投資マネーが入ってくるため、基本的には開催国通貨が高くなる方向に進む
  • バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト(噂で買い、事実で売る)により、開催後は開催国通貨が売られる

 

このセル・ザ・ファクト(東京オリンピックの場合、オリンピック開催がファクトにあたる)は非常に重要な考え方で、FXや株などでは実際にこの通り価格が動くケースが多いです。

 

過去のオリンピック前後の為替変動一覧

以下、過去20年のオリンピック前後の為替変動(対ドル)を一覧にしました。

(具体的なチャートも下で掲載しています)

 

表右端の結果の部分については、

  • オリンピック開催前に開催国の通貨高が進み、オリンピック後に開催国が通貨安になるというケースの場合は◎(投資家の先生の予想と同じ)
  • オリンピック開催前から開催後にかけて開催国が通貨安になっているケースは◯
  • オリンピック開催後に開催国が通貨高になっているケースは×

としました。

オリンピック 為替(対ドル) 結果
2018平昌(韓国) 五輪前ドル安ウォン高
五輪後ドル高ウォン安
2016リオ(ブラジル) 五輪前ドル安レアル高
五輪後ドル高レアル安
2014ソチ(ロシア) 五輪前ドル高ルーブル安
五輪後ドル高ルーブル安
2012ロンドン(イギリス) 五輪前ドル高ポンド安
五輪後ドル高ポンド安
2010バンクーバー(カナダ) 五輪前ドル安カナダドル高
五輪後ドル安カナダドル高
×
2008北京(中国) 五輪前ドル安人民元高
五輪後ドル安人民元高
×
2006トリノ(イタリア) 五輪前ドル高ユーロ安
五輪後ドル安ユーロ高
×
2004アテネ(ギリシャ) 五輪前ドル高ユーロ安
五輪後ドル安ユーロ高
×
2002ソルトレークシティ(アメリカ→為替は対円とした) 五輪前ドル高円安
五輪後ドル安円高
2000シドニー(オーストラリア) 五輪前ドル高オーストラリアドル安
五輪後ドル安オーストラリアドル高
×
1998長野(日本) 五輪前ドル高円安
五輪後ドル安円高
×

 

ということで、5勝6敗ですね(笑)

残念ながら、五輪後に単純に開催国の通貨が安くなるとは言い切れないようです。

(もちろん、通貨が高くなったり低くなったりするのは五輪以外の要素も大きいです。今回はその点を完全に無視しているという点はご了承ください)

 

ただ、直近の4回のオリンピックの場合、まさに今回の投資家の方が言われているように開催国通貨安に動いている点は注目すべきと考えます。

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過去のオリンピック前後の為替チャート

先ほどの表だけでは直感的に分かりづらいと思いますので、それぞれチャートについても掲載してみます。

2018 平昌(韓国)2018/2/9~2018/2/25

出典:investing.comより(https://jp.investing.com/charts/)以下同じ

 

2016 リオ(ブラジル)2016/8/5~2018/8/21

 

2014 ソチ(ロシア)2014/2/7~2014/2/23

 

2012 ロンドン(イギリス)2012/7/27~2012/8/12

 

2010 バンクーバー(カナダ)2010/2/12~2010/2/28

 

2008 北京(中国)2008/8/8~2008/8/24

 

2006 トリノ(イタリア)2006/2/10~2006/2/26

 

2004 アテネ(ギリシャ)2004/8/13~2004/8/29

 

2002 ソルトレークシティ(アメリカ)2002/2/8~2002/2/24

 

2000 シドニー(オーストラリア)2000/9/15~2000/10/1

 

1998 長野(日本)1998/2/7~1998/2/22

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東京オリンピック後に円安が進む要素について

直近4大会で見ればオリンピック後に開催国通貨安に動いているという点はあるにしても、過去20年まで広げると決してそのルール通りではないということが分かりました。

 

では、オリンピックが開催されるという要素以外に円が安くなる要因は無いのかを探ってみます。

 

その点を考える上で、個人的には以下の記事が非常に参考になると思っています。

BLOGOS 2019年から日本国は衰退へ。海外メディアも一斉に警告「少子高齢化という時限爆弾」

 

記事の内容を簡単に言えば、人口が減り、高齢者が増え続ける日本の経済は非常に厳しいということを、ほぼ全ての海外メディアが報じている」ということです。

 

これは経済の原則から考えれば非常に当たり前の話で、よっぽど特殊な政策(例えばドバイの無税政策など)でも打たない限り、基本的に人口が減れば経済は衰退していきます。

 

日本の人口減少は世界でも類を見ないレベルのものが想定されており(国連のサイトなどで簡単に見れます)、海外メディアの言う通り、経済的には期待できる要素がほとんど無いと考えるのが自然です。

 

つまり、ファンダメンタルズ上では、日本から投資資金が抜けていく、つまり、大きく円安の方向に動き得る要素は十分にあるとも言えるでしょう。

 

その一つのきっかけとしては、東京オリンピックというのは分かりやすいイベントだと言えると思います。

 

まとめ

  • 僕が投資を教わっていた資産10億オーバーの投資家の方の為替戦略として、東京オリンピック後に手持ちの日本円をほとんどドルに交換するというものがある(つまりオリンピック後に円安ドル高になるという想定)
  • その理由としては、オリンピックにかけて開催国に資金が流入し、その後流出するという基本的な考え方によるもの
  • 一方、過去20年のオリンピックを分析すると、オリンピック後に開催国の通貨が安くなるケースと高くなるケースは半々程度であり、決して高い確率であるとは言えない
  • しかし、日本経済に関する海外の目線を考えれば、東京オリンピックというビッグイベントを契機にして円売りが加速化するというケースも十分考えられる

以上です。

 

結局、確証を得るまでのデータ裏付けが無かったというのが結論になりますが、一方で、お金持ちにはお金持ち達の考え(情報網なども含め)があります。

 

もちろん投資や為替に絶対ということはあり得ませんが、10億を超えるような資産を持っている方が言っていることというのは、それだけで大きな参考とする余地はあるのかなと考えます。

(当然保証などはありませんのでもちろん自己責任の話ですが)

 

ポイントとしては、セル・ザ・ファクト、すなわち、東京五輪にかけて大きく円高が進んだ場合はその後円安に振れる可能性は大いにあると思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

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2 件のコメント

  • オリンピックの後は日本の景気が後退するっていうのはよく聞いていて、その実態を知りたかったのと、元々ドル預金に興味があったので読ませていただきました!
    またいろいろお話聞かせてほしいです!

    • 伊藤さま

      またまたコメントをありがとうございます!

      本当にお金を持っている富裕層というのは、リスクの高い資産としてドル、リスクの低い資産として金(ゴールド)を持ち、何かイベントが起こるたびにそれぞれを儲かるほうに転がしていたりもします。(つまりドルや円といった通貨よりも、ゴールドのほうがリスクの低い資産とみなしていたりします→この辺はお金の勉強をしていない多くの日本人が理解できない感覚だったりします)

      そうしたお話も別の記事で書いていければなと思います。

      引き続きよろしくお願いいたします。

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