超一流たちの考え方

落合博満・山川穂高の対談に学ぶ超一流思考。好きなことをやりたいようにやるべし。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、日本野球史に残る大天才である落合博満氏と、西武ライオンズ山川穂高選手の対談動画をベースに、超一流の考え方について書いていきます。

 

本記事の内容

  • 落合氏が山川選手に最も感心したこととは?
  • 落合氏が考える上達の秘訣
  • 好きでなければ圧倒的な成果を出すのは無理

落合氏は三冠王を三回獲得(落合氏のみ。王貞治氏ですら二回)、監督としても日本一を何度も経験しているなどまさに球界を代表する天才であり、山川氏は日本人史上最速で100号ホームランを達成するなど今後の球界を担っていく選手です。

彼らの対談から、超一流の秘訣について探ります。




落合博満氏と山川穂高選手の会話に学ぶ成功の秘訣

落合氏が山川選手に最も感心したこととは?

落合氏が山川選手について一番感心したと語ったのが以下です。

結婚し、練習したいから西武ドームの近くに住居を構え、グラウンドに出る前にそこで打ってくると。

これは、野球の中で大成するんだろうなと思った。

全てのサイクルを野球に回した数少ない選手だと思う。

生き残るためには人が寝てる時にバットを振って、隠れてるところでどれだけ練習量積んでいくかってだけのこと。

 

時間の絶対量の大切さを述べた上で、そこに対し覚悟を決めた山川選手の決断を評価しています。

 

落合氏が考える上達の秘訣

さらに落合氏は、野球の上達法について以下のように言及しています。

どうやれば打てるかを創意工夫すれば楽しい。

周りからアレしろコレしろ言われ、自分が違うんじゃないかなと思ってやっても上手くならない。

コレをやったら絶対上手くなりますなんてのはない。

答えはない。

もちろん、俺なりの答えは持っている。

ただし、それは俺の答えであって人の答えではない。

人は、自分で答えを見つけなければならない。

 

落合氏の語る成功するための秘訣

つまり落合氏は、成功するための秘訣は、

  • 圧倒的な時間をかけられたかどうか、
  • その中で、自分なりに楽しく創意工夫できたかどうか、
  • 最後の答えは自分で見つけるしかない

だと述べているわけです。




好きでないと圧倒的な成果を出すのは無理

結局のところ、超一流かそれ以外かを分ける切れ目は「好きかどうか」にあることが分かります。

 

なぜなら、好きでもないのに、家を職場の近くに移せるか、誰よりも練習に時間をかけられるかと言えば難しいでしょうし、また、楽しんで創意工夫できるかと言えば無理でしょう。

 

ハーバードビジネススクールのデータで、

アメリカのフォーチュン500(日本で言えば東証一部)の企業を対象に、「have to(しなければならない)」のカルチャーがあるところと、「want to(したい)」のカルチャーがあるところについて10年間の追跡調査をしたところ、純利益で最大750倍の差が出た。

というものがあります。

 

つまり、やりたいベースとやらされるベースではまるで生産性が異なるということです。

(→通常、やりたいことと好きはリンクするはずですが、仮に好きな仕事であっても、やらされる場合には生産性が大きく低下するという点も注目ポイントです。これは落合氏の、「人にああだこうだ言われて納得いかずにやっても上手くならない」という発言ともリンクしています)

 

結論

以上、落合氏の話と上記のハーバードの話をトータルでまとめると以下の結論が導き出せます。

  • 根本的なところでは好きなこと、やりたいことをやるということ
  • 人にやらされるのではなく、自分のやりたいようにやるということ
  • やりたいようにやるというのは手抜きをすることではなく、本当に好きだからこそ最大限に時間をかけ、自分なりの創意工夫をして楽しむということ

 

おわりに

以上、落合氏と山川選手の対談から学ぶ成果を出す秘訣でした。

 

動画を見ていて落合氏がすごいなと思ったのは、落合氏と山川選手のスイングがまるで異なったのですが、山川選手のスイングについてどうしたほうがいいというアドバイスをしなかったことです。

まさに以下の発言を地で行っています。

周りからアレしろコレしろ言われてやっても上手くならない。

コレやったら絶対上手くなりますなんてのはない。

答えはない。

ただ俺なりの答えはある。

もちろん、俺なりの答えは持っている。

ただし、それは俺の答えであって人の答えではない。

人は、自分で答えを見つけなければならない。

 

やりたいことを学ぶ過程では、誰かに教わり、真似から入るというのも必要だったりします。

(→ただし、自分から真似をしようというスタンスでないと意味がないですし、真似をしなさいと言われてやっているようでは大きなパフォーマンスに繋がらないということも押さえておく必要があります)

 

しかし一定のレベルを超えてきたら、突き抜けるために必要なのは自分自身の創意工夫次第。

 

何かをスタートするに当たり、絶対的な答え(失敗しない方法)を探そうとする人は多いですが、「どこかに答えなど置いてないし、それは自分でしか見つけられない」という落合氏の言葉は、どんな分野にも応用できる名言だと思います。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!