【地方銀行の年収】2年出向した元公務員が語る【格差がでかい】

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は地方銀行の年収のリアルがテーマです。

 

本記事の内容

  • 地方銀行の年収のリアル【能力次第で大きく変わる】
  • 実質的な定年は短いが、役員級になれば別【ここでも差が出る】
  • 出世すれば稼げるが、競争はハード

僕は公務員時代に2年間地方銀行に出向していたため、その際に銀行員の方から色々聞いた話をベースに書いていきます。

地方銀行の年収のリアル

能力次第で大きく変わる

銀行の年収というと高いイメージがあるかもしれませんが、まさに人によります。

 

出世できるかどうかによって、貰える年収の額はまるで変わってきます。

 

銀行にもよりますが、基本的には一般行員→係長→部長代理→・・・みたいな感じで出世していきます。

 

ここで年収にとって特に重要な役職が以下の4つです。

  • 支店長代理(1/3がここ止まり)
  • 次長(1/3がここ止まり)
  • 支店長(1/3がここまで出世→最も上まで出世した形)
  • 役員(別次元。同期で1〜2名程度)

 

( )内に書いた通り、上記各役職が出世を止める大きな壁です。

成績がイマイチであれば支店長代理止まり、そこそこであれば次長まで進む、特に優秀な方たちは支店長になる、選ばれし者が役員になるといった感じです。

 

また、優秀な方は早いうちに次長や支店長になりますが(早い人は42〜43歳くらいで次長になる感じでした)、50歳頃に次長になってそこで終わる人もいますので様々です。

 

当然ながら、早いうちに上に出世できるか、また、最終的にどこまで進むかで、年収や生涯年収はまるで変わってくるということです。

 

具体的な年収

あくまで僕が行っていた地銀の場合ですが、具体的な年収は概ね以下のような感じでした。(なお、平均より若干上くらいのレベルの地銀です)

  • 支店長代理(500〜800万程度)
  • 次長(1000万程度)
  • 支店長(1200〜1500万程度)
  • 役員(1700万〜2000万程度)

 

当然ながらメガバンクであればずっと高い額になります。

 

定年までずっと700〜800万なのか、40歳くらいから1000万以上を取り、さらに上を狙えるかではまるで生涯年収が変わってきますね。

 

実質的な定年は短いが、役員級になれば別【ここでも差が出る】

以上、出世で大きく年収に違いが出るということを書いてきました。

 

銀行の場合は、もう一点年収(生涯年収)に影響を及ぼす重要なポイントがあります。

 

それは、実質的に55歳付近が定年であるということです。

その年になると、通常は関連会社に出向させられ(片道切符)、給料も大きく下がることになります。

 

僕は公務員だったわけですが、銀行時代上司と話をしていた際に、この最後のところで公務員と一気に差が縮まるんだよみたいなことを語ってましたね。

 

一方で、役員クラスになるとこの実質定年が取っ払われて60歳とか、場合によってはもっと先まで働けることになります。

 

つまり、支店長代理や次長で最後は出向して終わるか、役員クラスまで上り詰めて60歳以降まで働くかで、それこそ生涯年収は軽く1〜2億以上は異なってくるということになりますね。

出世すれば稼げるが、競争はハード

すでに書いた通り、次長なら1000万、支店長なら1200〜1500万、役員まで行けば2000万円も狙えます。

 

これは普通の地方公務員よりかなり高い額です。(例えば県庁の部長(銀行で言えば役員)でもせいぜい1000万〜1200万円です)

 

その一方で、競争はかなりハードです。

 

ノルマは非常に厳しいですし、また、結果は全て数字として突きつけられます。

当然ながら、数字が出せない人は出世できません。

 

さらに、たまたまその支店に勤務した時に大口の倒産が出たとか、逆に大口の担当になったという運の要素にも大きく左右されます。(そうは言っても能力の高い方はまず間違いなく支店長にはなる感じがありました)

 

一方で公務員の場合、はっきり言って仕事をしない堕落公務員であっても出先課長(本庁の課長補佐級)くらいまでは出世します。

→課長補佐と言えば、銀行に当てはめれば次長クラスです。

 

年収に関して言えば、出先課長と部長でも100〜300万円程度の年収差といったところにとどまります。

→銀行の場合は1/3が支店長代理止まりと書きましたが、支店長代理の年収と役員の年収では1000万円くらいの格差が出ます。

 

しかも公務員は数字に追われませんので、精神衛生上もかなりゆとりがあると思います。(ただ、公務員も病む方は結構います。病む理由は結局人間関係が主ですからね)

 

適性を見極めるべし

あくまで公務員と比べた場合の話ですが、上記のようにかなり大きな違いがあります。

また、他の民間と比べた場合でも、銀行は直接数字を扱っている以上、より競争はシビアだと思います。

 

よって、年収という数字のみにこだわって選択をすると後悔する可能性が高いです。

 

重要なのは自分の気質と組織の気質とのマッチングです。

 

例えば公務員と銀行員の比較でいけば、

 

【銀行員向きの方】

  • 数字で成果を出したりお金儲けるのに興味がある
  • 出世は実力主義でならないと我慢ならない
  • 体育会系だ

 

【公務員向きの方】

  • 数字に追われるのは嫌だ、営業はしたくない
  • 出世は実力で差がついてもいいけど、あんまり極端な差は好まない
  • 文化系だ

 

という感じです。

 

あくまで傾向ですが、自分のカラーと組織のカラーがマッチングするかどうかについては慎重に検討すべきというのは出向してみて強く感じたことです。

→ちなみに体育会系的な人が公務員になっても、これはこれで強いです。大きく出世する人はそういう方が多かったりします。

 

おわりに

上で銀行員と公務員の気質の違いを書きましたが、僕が銀行に出向してとにかく驚いたのは、同年代の銀行員と県庁職員の雰囲気がまるで違ったことです。

→スーツや髪型などの見た目が違うというのも大きいですが(銀行員のほうがかなりビシッとしてスタイリッシュです)、考え方もかなり異なっていました。

 

要は、公務員はおっとり慎重派、ザ・文化系みたいな方が多いのに対し、銀行員はイケイケどんどん、ザ・体育会系みたいな方が多かったです。

 

もちろん、これは入社後の環境の影響が大きいと思いますが、一方で、銀行は若くしてやめる方も多かったです。

環境に適応しながら自分を変えられる人もいるでしょうが、それができずに辞めるしかないという状況に追い込まれる方も一定数いるということです。

(公務員の場合、銀行に比べ、辞めないと耐えられないという環境にさらされることはほぼありませんので、仮に合ってないと感じたとしてもやめる人は圧倒的に少ないです→ある意味惰性で続けることに転換できるのが公務員です。それがいいか悪いかは分かりませんが)

 

繰り返しになりますが、自分の気質と組織の気質のマッチングというのは本当に重要です。

 

特に大きく出世を狙いたいという方であれば、ある程度自分のカラーに合ったところに勤めるのは必須です。

→結局は好きこそ物の上手なれです。やりたいとか好きだという気持ちがなければ、最後の最後突き抜けることはできません。

 

今後就職予定の方はぜひ上で書いてきたことを参考にしていただき、後悔のない選択ができることを祈っています。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!