超一流たちの考え方

諫山創(進撃の巨人作者)の成功哲学。情熱大陸から学ぶ5つのポイント。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

先日このブログでも紹介をしたのですが、進撃の巨人の作者である諫山創氏が18日(日)の情熱大陸に登場しました。

 

最終回の1コマが紹介されるなど、進撃の巨人ファンとしても大変に興味深い内容でした。

 

今回は、「進撃の巨人」という漫画を通して大きな成功を成し遂げている諫山氏の考え方(成功哲学)について、情熱大陸の内容から学んだことをテーマに記事を書いていきたいと思います。





情熱大陸で取り上げられた内容

執筆中の諫山氏の様子、アニメのアテレコでアドバイスをする様子、ご両親との飲み会など、数ヶ月間にわたって諫山氏に密着した模様が取り上げられていました。

 

特に執筆中のシーンでは、結構ギリギリ(苦悩している)の状況も描かれており、その様子や言葉から学べることが非常に多かったです。

 

情熱大陸の内容から学ぶ諫山氏の成功哲学

情熱大陸の内容を通して僕が学んだ諫山氏の考え方(成功哲学)として、以下の5点を取り上げてみます。

  1. 読者ニーズ(商品性)を意識する
  2. こなしている量(かけている時間)が膨大である
  3. やる気があろうがなかろうが前に進む(=習慣化の重要性)
  4. ドリームキラーを無視して夢に挑戦する
  5. 競争に勝つ

 

世に言われる様々な成功者との共通要素という観点に留意して抜粋してみました。(成功者は基本的に似た「考え方」を持っています)

 

以下でそれぞれを解説していきたいと思います。

 

読者ニーズ(商品性)を意識する

進撃の巨人の内容について、

  • 面白けりゃなんでもいい
  • 商品ということを意識してやっている

といったことを諫山氏は語っていました。

 

諫山氏の描写へのこだわりや想いなども番組内で触れられており、当たり前ですが漫画の描き手としてかなり職人的なこだわりを持っている一方、「自分の描きたいことだけを描いているわけではない」ということですね。

 

読者像もなく、ただ好き勝手に描いているだけでは自己満足に終わるという点を強く意識しているということが氏の発言から分かります。

 

ビジネスにおいては、職人型経営者と商人型経営者がいると言われます。

 

前者は、自分が作るものは世界最高レベルのものだから、いつか誰かが気づいてくれると考えています。

しかし、相手に届ける努力をしなければ誰も気づきませんし、そもそも買い手のニーズに全く合っていない自己満足の製品である可能性もあります。

 

この点については、商品を周りの方に伝えていく、また相手の方に合わせて改良していく商人的な発想が必要です。

その一方、商人的な発想ばかりでは差別化に繋がらないため、職人型と商人型を融合させる必要があるわけです。

 

まさに諫山氏は、職人型経営者と商人型経営者の両方を兼ね備えている(=ビジネス的にも成功する大きな要素を持っていた)ということが言えるでしょう。




こなしている量(かけている時間)が膨大である

番組の中で、連日徹夜を続けた後、午後4時に起きてご飯を食べているシーンがありました。

 

また、番組最後では進撃の巨人終了後また別の作品を書きたいかという問いに対し、「この生活をまたすることになると思うと・・・」と即答しませんでした。

(最後には、また書くんでしょうねと締めていましたが)

 

つまり、当たり前ですが、とんでもない量をこなし、とんでもない時間をかけているということです。

 

もちろん諫山氏の才能が超一流であるのは疑うまでもありませんが、いくら才能があっても、本物の方でこの部分が欠けている方は絶対にいません。

(ビルゲイツ然り、イチロー然り、羽生善治然り・・・)

 

やる気があろうがなかろうが前に進む(=習慣化の重要性)

番組の一つの見どころとして、諫山氏がネーム(漫画の設計図)を描くのに凄く苦しんでいるシーンが出てきます。

彼にとって、最も苦しいのがネームを描く時だそうです。

 

そこで諫山氏はこんな発言をします。

眠くなったら、このままじゃいいネームを描けないと寝る。

寝て起きたら腹が減る。

飯を食ったら眠くなる。

眠くなったらいいネームを描けないと考えて・・・。

 

一流漫画家でも全く普通の人と同じ思考をするんだなというのは非常に興味深かったです。

おそらくこの話を聞いた時に、「私も、俺も」と共感する方は多いのではないでしょうか。

 

しかし、重要なのはここからで、もちろん彼は普通の人ではありません。

上の発言をした日は結局寝ることを選んでいましたが、翌日には一気にネームを描き上げていました。

(つまり、自分で口にしていた、「翌日腹が減ったら飯を食って、飯を食ったらまた眠くなって・・・」というパターンには陥っていないということです)

 

この一連の流れから学べるのは、やる気が無い中でも、習慣としていかにやるべきことを継続できるかどうかが全てだということです。

どんなに苦しい作業であっても、淡々と行動し、とにかく書き上げる。

 

よく、やる気が無いからやれないとか、やる気を出す方法を必死に見つけようとする人がいますが、やる気が無いから出来ないというのはただの言い訳です。

そもそも、常にやる気のある人間などはこの世に存在しません。

 

やる気がなくてもやる。

やる気がなくてもやるために、習慣化するための工夫をする。

(諫山氏で言えば、締め切りというのはその一つなのかもしれませんし、環境(物理環境や教わる人)を変えるとか、簡単なことから3週間継続して習慣化するといった手法が存在しています)

 

その上で、才能というのは本当に大きな成功を成し遂げられるかどうかの一つの分かれ目になりますが、そもそもその段階(習慣化)まで到達できない人が大半です。

何か成功を目指すに当たっての「習慣化」は非常に大きなキーポイントであると言えます。

 

※当たり前ですが、前提として全く好きで無い分野であれば、習慣化ができませんので大きな成功は難しいです。




ドリームキラーを無視して夢に挑戦する

番組の途中で諫山氏のご両親が登場します。

その中で、諫山氏の高校時代に漫画の原稿を見たお父さんが「お前は漫画家にはなれん」と言ったというエピソードが出てきます。

 

それに対し諫山氏は、「全く響かなかったし、何を根拠に言ってるんだと思った」と語っていました。

 

お父さんは本気で、また息子のためを思ってそう言ったのかもしれませんが、そもそもお父さんは成功した漫画家ではありません。

まさに、そこに根拠はありません。

 

成功する人の共通点として、そもそも夢を語らない(身近な人に相談しても無理だと言われるから)か、自分の叶えたい夢を既に叶えている人たちにだけそれを語るといった点があります。

 

つまり、これから成功をしたり夢を叶えようとしている際に、成功していない人の意見を聞くのは全く無意味だということです。

(実際諫山氏も厳重に隠していたものが見つかってしまっただけのようです)

 

この点は非常に重要な点です。

 

ちなみに、この例えだとお父さんが悪者っぽくなっていますが、夢を潰す人(ドリームキラー)たちは全然悪い人ではなく、むしろ善意であるケースがほとんどです。

しかし、その善意は夢を叶えるという点にとっては邪魔でしかありません。

 

ちなみに、諫山氏が「何を根拠に」とお父さんの意見を跳ね除けたその「自信」は一つのポイントです。

それは両親の教育の影響であったからなのかもしれませんし、学校で友人から絵を褒められたような経験に基づくものかもしれません。

 

どちらにしても、諫山氏のように何を言われても自信を持って意思を貫く覚悟があればともかく、あまり自信の無い方は、周りの方(成功していない方)に夢に相談をするというのはご法度であるという点は押さえておくと良いです。

 

競争に勝つ

諫山氏は大分県日田市の出身です。

番組内で高台から市を見渡すシーンがあるのですが、その風景はまさに壁(山)に囲まれた進撃の巨人の舞台そのものです。

 

諫山氏はこの壁から早く出たいということを考えていたという話をします。

 

彼の物語のモチーフ的が語られたわけですが、その後、

壁の外に出たら戦わなければ生きていけない

と呟きます。

 

よく、成功するためには頑張らないほうが良いみたいな本が出ていたりしますが、ハッキリ言って嘘です。

その著者は、本気で頑張って競争に勝ち抜いて、サポートをしてくれるような人たち(教え子など)が出来たから頑張らなくて済むようになっただけの話です。

 

競争に勝たなければ絶対に成功はできません。

 

諫山氏の呟きからは、彼が成功をした理由(覚悟)が見て取れて非常に印象的でした。

 

おわりに

最初にも書きましたが、成功者は基本的に似た「考え方」を持っています。

当然諫山氏も例外ではありません。

 

成功したい、夢を叶えたい、と思う方々にとって、諫山氏から学べるものは大きいと思います。

 

ぜひ何かピンと来たものがあれば意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

なお、僕は諫山氏と同年代なのですが、大きな実績・成功を成し遂げている自信や落ち着きが画面から伝わってきて、当たり前ですが大きな差を感じたというところがあります。

 

一方で、そんな大きな成功を成し遂げている氏ですら、ネーム作りに苦慮し、寝たいという欲求に葛藤し、それでも前に進み続ける姿に共感と刺激を受け、自分も毎日一歩ずつ進んでいこうと気持ちを新たにしました。

 

特に、氏と年齢の近い20代中盤〜30代くらいの方にとっては、非常に刺激になる面白い番組だと思いますので、興味がある方はぜひ録画された方などを探してご覧になっていただくのをオススメします。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

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